昨日、宮崎駿「風立ちぬ」がテレビ放送されましたね。
やはりなんだかんだとテレビは娯楽の王様で、映画よりさらに多くの人が見たでしょう。
このタイミングで再論するんだが
芦辺 拓 @ashibetaku 12 時間12 時間前
「風立ちぬ」のように、実在の人物を主人公にして、史実と当人の抱いたビジョンと作り手の妄想をないまぜにした作品を作れそうなのは――江戸川乱歩、西條八十、ヴェルヌ、ウェルズ……あと誰がいるかな。 #風立ちぬgryphonjapan @gryphonjapan
この「同じ夢を持つものは、時代や場所を越えて夢の中で逢うことができる」というのは耳長エルフやタイムパラドックスのような共有設定にしたい。どうこじつけても会えない人間を共演させられる素晴らしいアイディア。 @ashibetaku芦辺 拓 @ashibetaku · 12時間 12時間前
「夢の共有」!ですね。
映画を見た年にもこれ、書いてたんだよな。
gryphonjapan @gryphonjapan 2013-08-07 22:39:03
「風立ちぬ」を見ての追記。「同時代で、同じ方向性の夢や情熱を持つもの同士は、ひとつの夢の中で距離や言語を超えて交流することができる(たぶん同一の夢を共に寝ながら見ている)」という設定、これはすごく使い勝手がよくて、この設定だけ独立させるといろんなことができるなあと思いました。
なんといっても、時代や空間の制約を超えてキャラクターを競演させるというのは、苦労しつつも楽しいが、やはり難しい。
せいぜい「クローン技術によって、現代の格闘技チャンピオンと江戸時代の剣豪が対戦可能になる」とか「キリシタン妖術によって転生し、全盛期の違う剣豪が五分の条件で対決できる」がギリギリの線だ(笑)。
だが、この宮崎駿の「風立ちぬドリーム設定」を一つのスタンダードにするなら
・時代の制約ナシ(両者の年齢設定だって、「共に全盛期」とか自由にできる)
・空間の制約ナシ
・言語の違いも乗り越え可能
・ガンダムやゴジラ、ライダーのように「全部が同じ世界だとすると矛盾が出てしまう」話も、夢の中だから乗り越え可能
・創作者が競演させたいのは大体、似たジャンルや似たキャラクターだから、『同じ夢を持っているんだね』は彼らが逢う条件としてごく自然
と、いいこと尽くめなんだよね。
しかしまぁ、タイムマシンとかゾンビとか、パイロットが乗り込む巨大ロボとか、魔法の学校とか……
誰かが思いついた、いい設定を、こっそり?さりげなく?パクッて共有化するって、どうやればいいんだろうね(笑)。いやアイデア、設定自体には著作権がないので、堂々と借用すればいいのだが…って、この話だな。
漫画「ゾンビ取りガール」の”アイデア”部分を使い「オリジナル」ドラマを製作?するのかどうか。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140812/p3
「福満しげゆき」先生の漫画「ゾンビ取りガール」が無断でドラマ化された可能性について - Togetterまとめ http://togetter.com/li/704965
「ゾンビ取りドラマ」問題、その後をご存知ですか…作者が四コマで激白。/そして「アイデアと模倣」をまた考える。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141112/p3
まあ、ありがたいことに「うーん、Aが全盛の時はBは65歳、Cはまだ11歳か…」とガッカリすることの多いアスリート、ファイター、剣豪、戦士…たちも「共有する夢の中で闘う」なら全然可能ね。千葉周作vs塚原ト伝。雷電vsフランク・ゴッチ。ブルーザー・ブロディvsスティーブ・ウィリアムス(これ本当にみたかったなあ)
まあ、まず隗より始めよで、今度何かでやってみますわ…(というかやりたいの、既に多少決まってる)
ただ、「夢の中」で実在人物を自由に遊ばせると、↓のような問題点もあるとは思うけどね(笑)
「夢」や「霊の談話」で実在人物に発言させる、点はO川隆法も「風立ちぬ」も変わらんような - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130819/p3