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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

大阪出直し市長選、反橋下陣営の「選挙に行くなとは言えない」つう苦悩にワラタ。

投票行くなと言えず…野党は街宣で出直し選批判
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140221-OYT1T00271.htm

橋下徹大阪市長大阪維新の会代表)の辞職に伴う出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)で、異例の「不戦敗」戦術をとる市議会野党が、「大義なき選挙」と市民にアピールする活動を始めた。
 メディアへの露出度が高い橋下氏の主張が一方的に浸透することを危惧し、選挙経費に約6億円かかることなどを訴えている。ただ対立候補を擁立しない中での橋下氏批判は説得力を欠くうえ、告示後は活動が制限され、功を奏するかは未知数だ。
(略)
 自民、民主、公明、共産は候補を擁立しない方針で一致している。ただ、橋下氏は記者会見やタウンミーティングなどの度に出直し選に関する持論を繰り返し主張しており、各党は「何もしなければ、橋下氏のペースになる」と神経をとがらせている。

 さらに、野党を悩ませているのが支持者への説明だ。各府連などには、支持者から「なぜ候補を立てないのか」「選挙になれば、投票はどうすればいいのか」といった問い合わせが多く寄せられているという。

 公職選挙法で、市長選の告示後、候補を支援する確認団体以外は街頭活動やビラ配りなどが制限される。大阪市選挙管理委員会によると、白票や棄権を呼びかけただけでは公選法違反にはならないという。だが、自民党府連幹部は「選挙で選ばれる政治家が、おおっぴらに『投票に行くな』とも、白票を投じてとも、訴えることは出来ない」と話す…

日本ではいくつかの地方の住民投票が、投票率が低いと無効になるという規定を利用してボイコットを呼びかけたことなかったかな?
あったあった。
http://togetter.com/li/492192
http://www.local.co.jp/news-drift/highlight99-4.html

しかし、逆にそういう規定があるから、「ある政策目標のためにボイコット、不投票をしようという政治運動は成立し得る」またさらに「民主主義の政治の中で『投票しないようにしよう!』という主張をするとは何事だ!」という批判も見聞きしたからな。


要は選挙は、自己の損得や計算を超えた『神聖』なものであるのか、ということだ。
そのへんは以前書いたっす。

「選挙に行く・行かない」の是非に関する、原理的な議論 - 見えない道場本舗
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090902/p5
「A/投票とは、自分の望むよりましな候補者に議会の権力を握らせるための政治行動(にすぎない)か?」
 それとも
「B/そんな政治的な意味を超える神聖なものがあり、投票自体に美しい意味が存在するのか?」


「選挙は神聖、棄権はルドルフを生む白紙委任、民主主義の放棄…」と今まで言われてたら、今回も「投票に行こう」が正解…になる(笑)

今、上の過去記事を読んだら思い出したよ。2009年、生活で未来なおじさんはこう言ったのだ。

今の与党に投票した人は政治に文句を言えない。投票しなかった人も文句を言えない

投票しなかったものも文句を言えない
投票しなかったものも文句を言えない
投票しなかったものも文句を言えない
投票しなかったものも文句を言えない
投票しなかったものも文句を言えない

んなこともねーだろうと思うが、文句は発言者に頼む。


あと今回のナニワ出直し選挙に関しては「直近の民意」がらみでこの前書いた。

橋下徹の「難波出直し選挙」、以前流行した「直近の民意」論から考えるとOKか?政治、議会的な「べき論」について
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140205/p2


この選挙に、大阪市民でもなく、たこ焼きも、お好み焼きもきらいな僕がなんとなーく興味があるのは、あそこが都になるかどーかとかではなく、今回の選挙は、実のところ普通はあんまり論じられることのない「正統性」(legitimacy)を廻る論議のいい材料になるからだ。
今回の「こういう選挙にもいくのが民主主義者のあるべき姿なのか?棄権は悪であり、白紙委任なのか?」という問いも含め。


よそのまちでやってもらう分には、そういう点ではおもしろし。