最近共同通信の記事で読んだ話。あ、これだ。
■漫画「陽のあたる家」に反響
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/scramble/scramble2013/20130914.html
普通の家族が夫の病気をきっかけに生活保護を受ける―。こんな物語の漫画が大きな反響を呼んでいる。暮らしにひそむ「落とし穴」の恐ろしさ。どうしようもなくなった時の命綱の大切さ。「人ごとじゃない」と読者の声も切実だ。8月からは保護費が引き下げられ、秋の臨時国会では自立支援や不正受給対策が議論される見通し。当事者の立場を身近に感じることができる、と関係者も注目している。「陽のあたる家」は、生活保護を主題にした異色の漫画。40〜50代の女性向けコミック誌「フォアミセス」で8月号から3回続きで連載された。
主人公の主婦は夫と2人の子どもに囲まれ、パートで働きながら幸せに暮らしていた。ところがある日、夫が病気で倒れる。長期療養が続き、まもなく解雇されてしまう。収入は激減。パートを掛け持ちするが生活費に足りない。娘は部費が払えず部活を辞める。息子の底の抜けたスニーカーも買い替えてやれない。夫は退院したが働けず、家で看病を始める。そして自分も過労で倒れてしまう。家賃も光熱費も払えない。
「死」を意識し、知人にも励まされて生活保護を受けることを決める。だが周囲からは「税金で好き放題しやがって!」と心ない言葉を浴びる。主人公は心の中で叫ぶ。「生きていたいって思うことが、そんなに悪いことなの?」
出版元の秋田書店(東京)には読者からの声が続々と…(略)
いまこの書名で検索したら、こんな記事があった
■読めば貧困・生活保護が他人事ではなくなる!?マンガで生活保護を描く、さいきまこ氏の思い
――政策ウォッチ編・第35回|生活保護のリアル みわよしこ|
ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/39981 @dol_editorsさんから――では、「陽のあたる家 生活保護に支えられて」について質問させてください。まず、なぜ、生活保護に関心を持たれたのでしょうか?
生活保護に対しては、「いつか自分も受けるかも」と思っていました。私は、余裕のない生活の中で、国民年金保険料はずっと支払い続けてきているんです。でも、今までのところ、老後に備えた貯蓄は全くできていなくて。私の老後を経済的に支えるものは、老齢基礎年金だけです。それでは生活できません。すると、生活保護しかないんですよね。
3回の連載じゃ、単行本になるかならないか微妙かな??ページで言うと150〜200Pぐらいらしい。いま、読める方法があるかどうかはわからない。こういう作品が分量的に未単行本になるなら、それこそ電子書籍の出番かと思うのだが…。
写真は新聞記事からの孫引き。