LGBTの次は「ポリアモリー」?! ポリアモリーがホットワードだよ!! - Togetterまとめ http://togetter.com/li/908777
その元と成ったのが
http://wotopi.jp/archives/25144
恋愛における誠実とはひとりの人を愛し続けること――少なくとも現代の日本では、そうした価値観を信じて生活しているものです。ですが、はたしてそれは絶対的に正しいといえる恋愛スタイルなのでしょうか? 恋愛は1対1で行われるべきものという私たちの価値観に一石を投じるのが、複数の人と合意の上で性愛関係を築く“ポリアモリー”という概念。
http://wotopi.jp/archives/25144
深海菊絵さん(以下、深海):ポリアモリーという言葉はギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)に由来し、アメリカで造られた造語です。1990年代初頭から「責任あるノンモノガミー(非一夫一婦制)」に代わる語として用いられるようになりました。「ノンモノガミー」とは、「同時に二人以上の性的パートナーをもつこと」を指します。たとえば、お互いに恋人をもつ自由のある結婚のかたちである「オープン・マリッジ」がその例です。
うーとぴなんてニュースサイト、存在すら知らなかったけど、LGBTや同性婚の問題が論じられたら「論理的必然」として「複数婚(ポリガミー)」や「近親婚」の問題が出てくるだろう、とはずっとこのブログで語っておりましたし、SNSで見かけた法律関係者と何度も対話したりして、このブログ内を探すと片手じゃ余る記事が出てくるだろう。
その一端を、http://togetter.com/li/908777 のコメント欄では披露したので、それを再録。使えなかった画像なども追加して
ryphonjapan @gryphonjapan 18時間前
やっと日本でも話題になったか…アメリカではすでに裁判問題になってるのですよ。【「同性婚がOKなら一夫多妻(複数婚)もOKの筈」http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150705/p2】
アメリカで出された同性婚を認める最高裁判決をきっかけに、一夫多妻の生活を送っている家族が裁判所に結婚届を提出しました。 モンタナ州に住むネイサン・コリアーさん(46)は、宗教上の理由で、2人の妻と5人の子どもと生活を…(後略)
gryphonjapan @gryphonjapan 18時間前
そして1丁目1番地が同性婚、1丁目2番地がポリアモリーなら、1丁目3番地ぐらいに「じゃあ、きょうだいの結婚だってみとめられるべきでしょ」というのがある。現に、2015年12月号アフタヌーンに掲載された読み切り漫画「冬の海」は、そういう近親間の愛情関係をLGBTとパラレルに描き、どちらも社会が認めないのは理不尽だ、ということを暗喩していた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151026/p1
gryphonjapan @gryphonjapan 18時間前
法哲学者の見解@gryphonjapan その上で言うと、ポリガミーについては両性の平等や尊厳を持ちだした議論、近親婚については子の福祉を根拠にした議論があり得ますが、合意に基づく成人間で否定する根拠は十分とは言えないと私自身は考えております。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 7月 9
憲法学者の見解@gryphonjapan 何年か前に学会でも議論になった記憶がありますが、さしあたり、それらの結合をどの程度保護するかは立法裁量の問題であって、禁止しても許容しても合憲だから、あとは立法府の判断だ的な議論に落ち着くと思います。
— 木村草太 (@SotaKimura) 2014, 6月 8
(ともに http://togetter.com/li/531566 で前後も含めて読めます)
また、
自分の意見とは違うが、漫画「弟の夫」作者田亀源五郎氏は「LGBTと複数婚は原理的に一緒に出来ない」と主張しています。https://twitter.com/tagagen/status/619804629488922624 からツリー状に進んでいくエントリー。同性婚を合法化するなら一夫多妻などのポリガミーは…という論をときおり見かけるけど、これ、その二つを接続すること自体が間違い。同性婚は結婚のシステム(1対1の契約)はそのままで組み合わせだけを広げようという話ですが、対してポリガミーはシステムの形そのものを変えようという話。(続く
— 田亀源五郎 (@tagagen) 2015, 7月 11
(ここから返信がツリー状に続いています)
gryphonjapan @gryphonjapan 5時間前
http://www.afpbb.com/articles/-/2851971【1月20日 AFP】2012年米大統領選の共和党候補指名争いで重要なサウスカロライナ(South Carolina)州予備選を2日後に控えた19日、同党の指名獲得を目指すニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長の元妻が、同氏からオープンマリッジ(夫婦が互いに婚姻外の性的関係を持つことを認める結婚)を要求されたと語ったインタビューが米ABCテレビで放送され、大きな波紋を広げている。
(略)
■「拘束のない結婚」を要求された
ギングリッチ氏と18年間にわたる結婚生活を送った2番目の妻、マリアン・ギングリッチ(Marianne Gingrich)さんはこのインタビューで、「彼からオープンマリッジを求められたが、私は拒否した」と述べた。その時点でギングリッチ氏は、当時議員秘書だったカリスタ(Callista)さんと6年の間、不倫関係にあったことをマリアンさんに認めていた。カリスタさんはその後ギングリッチ氏の3番目の妻となった。
gryphonjapan @gryphonjapan 27分前
さて、この「ポリアモリー」が市民権を得るとして、この時、この関係を夫婦関係と同様に「法的・公的」に保護する必要はないのか。そうされないというなら、それは「差別」ではないのか。当事者は法的保護を求めるのか。渋谷区や世田谷区は証明書を発行するのか。携帯電話の割引はあるのか…(笑)
今後の予想 「不倫」という言葉は生き残るのだろうか/政治家の「浮気」は失点になるのか。
さて、基本的にはこれらの動きは「家族のあり方は/愛のあり方は 多様多彩であっていいじゃないか」という話であります。
そしたら、夫がいる女性が、妻がいる男性が…ほかに交際相手がいようといまいと、民法上は「不貞行為」ということになるのでしょうけど、それは当事者の配偶者が言えばいい話で、周囲が「結婚している人が、ほかに交際相手がいるのはよろしくない」と言える根拠が出てくるか、ということになるのデス。
ギングリッチが批判されたのは、共和党保守派であることとの首尾一貫性が問われたという点もあるだろうが、今後、こういうはなしが進んでいけば「別の話」になって、あまり騒がれなくなるかもしれない。この場合は一回転してむかしみたいになってきた、ともいえる(笑)。しかし北欧やフランスと、アメリカはまた違う。
で。
そういう状況のことをいま、「不倫関係」といいますね。
ニュースでも使われている。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150915/dms1509151202010-n1.htm
埼玉県朝霞市で無職、寺尾俊治さん(58)が殺害された事件で、殺人と住居侵入の疑いで逮捕された県警浦和署地域課の巡査部長、中野翔太容疑者(31)が、過去の捜査で知り合った女性と不倫関係になり、その交際費欲しさで寺尾さん方の現金を狙った疑いがあることが分かった。
こう、一般用語、ニュース用語になっている。
いままでの旧道徳?なら、結婚している人が、そういう関係を別に持つなら「不倫」でいいのだろうけど、もしポリアモリーやらオープンマリッジが進んだら、こういう関係を「不倫」と外から呼んでいいのか、となっていくでしょう。