INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

名曲「マッコウクジラはせんすいキング」を讃える。

このまえ、
みんなのうた、みんなのおすすめ」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090112#p3
というエントリを作って、そこでも紹介したがもう一度、一文をものす。

通りすがり 2009/01/11 15:44 とっくにご存知かもしれませんが、こんなのもあります。

D

むしまるQ マッコウクジラはせんすいキング


演奏者名:「はい! 万平連欧州旅行です。」からして確信犯なこの曲で、80年代ロックの良さを、子供たちに知ってもらおう、という素晴らしい意図を感じますww


「歌は世につれ、世は歌につれ」と申します。
まこと人の世はうれしいにつれ、悲しいにつれ、その人の思い出の名曲があるものです。

に、しても。
この歌は、あまりにもすばらしすぎる。すばらしすぎる。すばらしすぎる。
ニコニコ動画は、会員登録(無料、匿名可能)しないと見られない聞けないのだが、この一曲を聴くだけのために登録しても損はしない、と断定できる。

いま検索してもなかなか歌詞がみつからないんだが、とりあえず要約すると


マッコウクジラは深くもぐる
・すごく深くもぐる
・頭に油が詰まってる
・その油で浮沈する


というようなことを、歌っているのである。
で、こっからが分からないんだけど、紹介してくれた方のコメントや、ニコニコ動画ならではのコメントを読むと、どうも詳しい人には、「ああ、あの曲がモチーフだ」と分かるような何かがあるみたいなんだな。
小生はなんか「ワールドプロレスリングみたい」と思ったんだが(笑)、どうも全盛期の新日本は80年代ロックやメタルと入場曲的になにやらのつながりもあるようだから、あながち間違いではないのかもしれない。


なんにせよ、「深い海の底に一人潜っていく」勇者マッコウを讃えるこのうたは、物言わぬサイレントネイビーをも感じさせる、そういう軍楽的な味わいもある。
ねえよ。

そして映像がすばらしい。

あの下から煽るような絵作りはよかった。
実は、ここからはわたくしごとですが、小生もくじらの絵をよくかきます。
なぜ書くのかというと理由を聞かれても困るのだが、いわゆる鉛筆の浪人回しや貧乏ゆすりのようなもので、手持無沙汰になると、自然に手をうごかしてかくというか。

ところが、こういう絵でも、個人の技量とはまた別に、技法上の工夫というのか、表現方法は変わってくる。
再現してみると、わたくしは初期には、くじらをこういうふうに描いていました。


しかしあるとき、原因はわからないが技法上の革命が起こり、以後はこういうふうに描くのが私の中では一般的になりました。


ちなみに↓これがシロナガスクジラ


今回、歌についた映像は一部にているところもあるような気がするが、ことマッコウクジラにかけては、あちらのほうがリアリズムに基づいた絵であると認めざるを得ない。またとくに、沈下するくじらを下から捉えたカット。
あのアングルは衝撃的だった。
それによって私の技法も、いささか変わってくるかもしれない。

ちょっと読者にとっては反応をしようにも仕切れないエントリだったと思うが、まあ資料として残しておく。