INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「特定アジア」の諸問題

そして、さらに思想的問題につながるのが
特定アジア」の採用。だ。

というのは、用語の定義それ自体が政治であるとことを大きく象徴するWIKIにおいて・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2

特定アジア
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
このページは削除されました。適切な理由がない限り再度作られるべきではありません。
この項目を執筆することに関心があるならば、このページのノートで議論してください
(もし適切な理由があり保護の解除が必要な場合は保護解除依頼で解除依頼をしてください。)
他の項目から特定アジアを検索する

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2

文章を読むと、ネットスラングの域を出ていない。保護解除理由として、本に出たということで、より一般性を持った言葉になったという指摘があったが、本文に反映されていないのでは、ネットスラングの紹介程度の記事・用法に過ぎなかったのではないか。状況が変化したと言いながら、ほぼ同じ記事なのはやはり問題がある

こんなに削除の議論が続いているのか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/%E5%89%8A%E9%99%A4


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/%E5%89%8A%E9%99%A42


今回の「基礎知識」もネットスラングを紹介する、という範囲にとどまっているとの解釈もできるわけで、どうなるかはわからないのだが。


自分は、この言葉をいつ聞いたかは覚えていないけど、
ああ、あれの言い換えだな、という感想を持ったのを思えている。

東アジア・イデオロギーを超えて

東アジア・イデオロギーを超えて

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031174701&Action_id=121&Action_id=121&Sza_id=C0
■商品の内容 


文学賞情報]
2004年 第5回 読売・吉野作造賞受賞


[要旨]
北朝鮮はなぜ「カルト化」するのか?日本は本当にアジアの一員なのか?東アジア・イデオロギーの核心に迫る。

[目次]
1 東アジア・イデオロギーの措定(東アジア中華思想共有圏の形成;優越と連帯―東アジア中華思想共有圏における日本アジア主義の軌跡;世界史の終焉と宗教ファシズムの冒険);2 東アジア・イデオロギーの現在(アジア・グローバリズムの不可思議な戯れ;東アジア政治に通底するある種の思想の悲しさについて;天皇と首領―東アジアにおける有機体国家論の隠された底流;北朝鮮における宗教国家の形成―大衆教化の技術的側面を中心に;虚構の力動―北朝鮮における「主体」護持の意志と表象空間);3 東アジア・イデオロギーを超えて

[出版社商品紹介]
北朝鮮はいかなる思想で動いているのか。日本は本当にアジアの一員なのか。北朝鮮研究の第一人者がアジア思想の真相を解き明かす

今思えば、このエントリとも関連しているか。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050816#p4
■[時事][TV][中国][韓国]櫻井よしこが討論番組で「”アジア”ってどこの国のこと?」と問う。その先駆者は・・・・



だから、この用語に接したときはこの本を思い浮かべ、次に「うまい!やられた!!」という結構好意的な見方だったなあ、と思い出す。司馬遼太郎も実は、「朱子学で骨がらみの社会」を、かなりひとつのカテゴリーとして文明論を展開させていた部分がある(「明治という国家」など)


ちなみにエントリタイトルは大川周明著「復興亜細亜の諸問題」のパクリ。復刊もされている

復興亜細亜の諸問題 (中公文庫)

復興亜細亜の諸問題 (中公文庫)