「いよいよ」というのはやや語弊があるが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000014-jij-int
【ソウル30日時事】ニッポン放送株の過半数を取得したライブドアの堀江貴文社長はこのほど、韓国紙・中央日報とのインタビューで「新しい教科書をつくったとしても世の中は変わらないというのが、率直な本心だ」と語った。同紙が30日付で伝えた。フジサンケイグループとの業務提携を打ち出す堀江社長が、同グループ系列の扶桑社が発行する歴史教科書の効果を疑問視しているとも取れる発言をしたことで、注目されそうだ。
同紙は「(堀江社長は)フジサンケイグループの右傾化に憂慮を示した」と評した。ただ、同社長は「話したいことは多いが現在、フジテレビと提携交渉中なので控える」とも述べ、慎重な姿勢を示している。
(時事通信) - 3月30日15時2分更新
これは最初からこの問題をウォッチしている人には「AERAでホリえもんが言ってたことを繰り返しただけだねえ。後追いもいいとこ」となるのだろうけど、韓国紙が問題としてクローズアップした(いわゆるアジェンダ・セッティングだ)ということが非常に重要。
これで同国世論は、心情的には、堀江を応援する形になるかもしれない。
・・・・そして・・・・・・前にも言ったけど、本丸・本命はずばり孫正義!!
日本語環境で生まれ育ち、既に帰化したコリア系日本人の一人である孫氏の内心はどうか分からないが、良くも悪くもソフトバンク系企業と、「正論路線」をひとつの顔として持つフジサンケイグループがこれほどニアミスした場合、「孫正義さんは、正論路線・産経新聞、扶桑社歴史教科書についてどう考えるのか?」というテーマは絶対に出てくるわけで。
「ユダヤ系の企業経営者はイスラエル−パレスチナ問題について必ず意見を言わねばならないのか?私はその件には特に興味も無いし、言いたいこともない」なんて言っても本当はいいのだろうが、べき論はさておき、今の状況では、特に韓国のマスコミは聞かざるを得ない状況だと思う。
何度か孫氏に対しての記者会見が行われたのに、このことについては誰も問わないのだろうか?これがでれば、もうひと騒動起こるし、孫がこのテーマについて発言すれば、そのインパクトは堀江の数百倍であることも間違いない。
・・・という話を既にhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050325#p2で書いた。今回は再論。