歴史問題については、これは家永教科書だって東京書籍だって、扶桑社版だってそうなのだが、外形的事実については結局のところどれも「間違った記述」ってのはないんだよな。その事実のうちから、どれをピックアップしどれを強調するかによって、ここまで印象は変えられる、ということにあらためて驚く。
ところで扶桑社版の領土問題の記述については「竹島」で「領有権をめぐり争っている」⇒「韓国が不法占拠」のくだりのほうにマスコミの注目は集まっているけど、毎日新聞によると、尖閣諸島問題に関し最初は「中国、台湾、わが国で・・・」となっていたところにもクレームが付き台湾は外されたんだと。
なにげに微妙かつ重要な問題だ。