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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”策士策に溺れる?”大晦日、Dynamite!のTBS地上波放送を見た「世間」の意外な反応

TBSの格闘技番組の作り方に対して
なんだ、
かんだ、
神保町、

とあらゆる文句を言い放つのは格闘技ファンのおなじみ過ぎる光景ではありましょう。

ただ、この前わたくし、
雑談の中でとある「世間」側の人と話していた中で、さすが地上波、この番組のことが普通に話題に上ったんですが

魔裟斗残念だったねー、引退試合で負けちゃった」
「え・・・・?」
「いやサワーっていう外人に負けちゃったでしょ。『ああ残念だったね』ってその後は紅白にすぐチャンネル替えちゃったけど」
「そ、それは以前のK-1MAXの再放送・・・」
「あ、でもその前(後って言ったかな?)に、あのKIDってちっちゃいやつに勝ったからいいのか」

TBSおなじみの「再放送だか生中継だかすぐには分かんないようにして、こっそり以前の試合を放送」が持つ意外な盲点!!
魔裟斗引退試合に負けちゃった。残念だ」という記憶を
修正しないまま2010年を過ごしている一般市民が、日本では
トータルで何人存在しているのだろう・・・・・・・。

前田日明vs秋山成勲対談がサムライTVで放送。放送は本日朝7時を含めあと2回

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://www.samurai-tv.com/program/versus.html
Versus(#31)「前田日明vs秋山成勲
放送日時 2010年 ※既に4回放送済み
1月13日(水)午前 7:00〜午前 8:00
1月18日(月)午後12:00〜午後 1:00


マット界の重要人物同士1対1によるトークバトル、60分1本勝負!
今回は、前田日明氏と秋山成勲選手が対談!
かつて「HERO’S」では、スーパーバイザー(前田)と大物ルーキー(秋山)という間柄だった両者が久々の再会・・・・・・・・

===============
ここに対話の抜粋が掲載。面白すぎます(笑)
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-723.html
「前田 ハッキリ言って当時は外人選手もみんな(略)よね。(略)はいたんだけど、誰も言わないし、まあいいのかなと。で、後で(略)れたけど、あれはおまえ、(略)やな。」

※リンク先では略していません

「藤田和之はKO負けした後、2時間目を覚まさなかった」(GK金沢)

http://www.kamipro.com/column/gk.php?id=1263227947

「あっ」と思った瞬間、藤田は右眼のあたりを押えて崩れ落ちた。そのときは、まだ安心していた。藤田が痛みでダウンしたと思ったからだ。
(略)、右眼の状態が心配でありながらも、少しホッとした。ところが、次にカメラが藤田の顔を捉えた瞬間に愕然とした。仰向けに寝た藤田は両目をカッと見開いたままで、反応がないのだ。

その直後から、「藤田選手は大丈夫なんですか?」という知人、関係者からのメールが何通か入る。私も、関係者にメールを送って情報収集に努めた。いまも藤田の状態については強度の脳しんとうという以外は、あまり公開されていない。実際のところ、担架で運ばれた藤田はそのまま病院に直行したが、約2時間ほども意識が戻らなかったという。ただし、CTスキャン検査の結果、脳に出血などの症状はなく、意識が戻ってからはいつもの藤田で、付き添いの関係者たちと普通に会話していたらしい。無論、医師からはしばらく安静にするよう命じられた。ともかく、ひと安心。

3月前半の、石井慧の復帰戦の相手をする…というプランは、大事をとって控えたほうがいいような気がする。

「トニー・ホームは橋本真也に”ガチKO勝利”をしていた」(ミルホン)??

http://miruhon.net/news/2010/01/ko.html
故トニー・ホームに関するこのタイトルが

「・・・橋本真也にガチKO勝利、クゥートア戦も」

えっ? いわゆる「崩れ(話し合いつかず)」とか、Uインター採用するところの「当たっちゃったらごめんルール」とかも含めてなのだろうか。

新ゲーム「どうぶつしょうぎ」、早くも名人が極める&早くもコンピュータが解析する

http://blog.livedoor.jp/domesaka/archives/1005442.html

●【将棋】羽生名人、娘さんから教わった「どうぶつしょうぎ」に本気モード
1 名前:樽タル防衛隊φ ★[] 投稿日:2010/01/11(月) 12:20:27 ID:???0
 将棋の羽生善治四冠(39、名人、王将、王座、棋聖)が10日、
栃木県宇都宮市東武百貨店で開幕した「とちぎ将棋まつり」(文化庁主催)に参加、子供にブームになっている「どうぶつしょうぎ」に挑んだ。

 3×4の盤面を使い、ライオン、象、きりん、ひよこの4種類のコマを使って戦うゲーム
日本女子プロ将棋協会の公認のもと、昨年9月に幻冬舎エデュケーショナルから一般発売され、早くも15万セットが売れるヒット商品となっている。

 本職の方では敵無しの羽生四冠も「どうぶつしょうぎ」は初心者。
「実はうちの娘(12歳と10歳の女児)から教えてもらいました。学校で聞いてきたようで、初めは“何それ?”と聞き返したほどです」と苦笑い。
それでも考案者の北尾まどか女流初段(29)との対戦では鋭い読みと巧みな寄せで勝利し、貫禄を示した
羽生四冠は「覚えるのは意外と簡単。私ももっと勉強します」と気に入った様子だった。

いま記事を読み直してびっくりなのは、幻冬舎がこのゲームに一枚かんでいること。大もうけだなあ。
こんなに儲けてる出版社は無いねえ。

それはそれとして、リンク先でも突っ込まれているが写真キャプション。

3 名前:名無しさん@恐縮です 投稿日:2010/01/11(月) 12:21:49 ID:swTXRKBL0
> 真剣なまなざしできりんさんを動かす羽生名人


295 名前:名無しさん@恐縮です 投稿日:2010/01/11(月) 14:40:57 id:iDWsHs8t0
そのフレーズはわざとだよなw
ワロスww

あと、思うのは「名人おとなげねぇ」ということと「最強の王者は金網でもリングでも変わらず強い」ということでした。
なんか違うか。

さて、上のリンクからのびたリンクだが、もう昨年の段階で最善手を尽くした場合の必勝法が判明したらしい。
http://www.tanaka.ecc.u-tokyo.ac.jp/~ktanaka/dobutsushogi/

http://www.computer-shogi.org/blog/animal-shogi_solution/

当ブログでもお知らせしたコンピュータ将棋協会5月例会にて話題になり、コメント欄でも多くの結果が公表されたどうぶつしょうぎ。現在の結論は、後手(そらチーム?)の勝ちらしい、とのことです。

当ブログの5月例会の記事のコメント欄の内容をおさらいすると、当協会5月例会の時点ですでにGPS将棋の田中さんとうさぴょんの池さんによって解析が進められており、千日手らしい、との結論が出されていました。その後バグが発見されたことで千日手の結論が撤回され、後手勝ちに変わりました。田中先生はコンピュータの後退解析(retrograde analysis)により78手で後手勝ちの結論。 鈴木将棋の鈴木さんもコンピュータのdf-pn(depth-first proof-number search)による探索で後手勝ちと結論づけました・・・(後略)

このあと、どういうふうにこの種のゲームを「読み切って」いくのかを解説しているのだが、1割も分からないながらなんとなくそれが楽しい(笑)。

でもさ、こういうゲームで「最善手の結果が既に分かっている」といわれると、それは人間同士、ましてや素人の俺らがやるときに何の影響もなくても、なんか醒めない?
笹原圭一氏は「DREAMはPRIDEのように大爆発をいまいちできないのは(UFCに強い選手がいて)『60億分の1』とPRIDEのようにうたえないから。最強の選手が集まる、というのはその選手の国籍や派手さに関係なく、それ自体が魅力や吸引力になっていた」と分析している。
自分はそれを聞いて「えー、最強じゃなくたって拮抗した2人の選手が白熱した試合を見せてくれればいいと思うんだけどな」と感じたものだが、「このゲームは完全解析されている」といわれて白けるような思いと似ていると考えれば納得いくかも。

「あなたはXX界のチェ・ホンマンだ」と言われたら・・・歴史の残酷さについて(町でうわさの天狗の子)

町でうわさの天狗の子」という少女漫画の作品を読みました。えーと作者はだれだっけ。
この作品は、ブックガイドとしてはなんだかんだといって大変に役立つ「マンガノゲンバ」によって知りました。

といってもそれは引っかかる物が無いと、いくら漫画喫茶といってもページを開く気がしない。
ある程度引っかかったのは、紹介にSF(すこし・ふしぎのほうね)的なにおいを感じたからです。

簡単にいっちゃうと、
主人公の中学生だか高校生だかの女の子は、お父さんが天狗であり、ふだんは神社の霊山に離れて住んでいると。
で、この子はそれなりに超能力(怪力無双など)があるが、その超能力や自分の特殊な生まれを普段は気にしないというか「普通の子」志向があって、普通の恋愛とかにこそ興味がある。その一方で「なんでそんなにすばらしい能力があるのに生かさないんだ!」といわれたりもする。そんな日常を描くという、おはなしでした。読んでみると。


SFもの、ことにエスパーものというのは、実にどうも「マイノリティ問題」を深く掘り下げるツールになり得るもので、数々の傑作が残されている。最近ではどうしても既存の名作のパロディに流れるという持病(笑)を抱えつつ、椎名高志の「絶対可憐チルドレン」が大健闘しているのはご存知のとおり。

「町でうわさの」というタイトルから、
そういう部分を追っていると
俺は勝手に勘違いしたんだな(笑)。

実際に読んでみるとこの作品は、そこまで悩んだり迫害されたりせず、むしろ「普通じゃない能力や生まれを持つ子が、別に意識せず、その個性を否定もしないけどふつーに悩んだり喜んだりする」というのを・・・いわゆる”まったり”描いていてます。
感心したり、うなったり、驚いたりは正直あまりしなかったけど、それとは違う漫画を読む楽しみ…一種の”心地よさ”は確かにありました。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

で、ちょっとマイナーなこの作品についての解説と、少女漫画を読んでいることの言い訳を済ませたあとで本題(笑)。


この作品の中で、上にちょっと書いたように主人公の女の子に「なんであなたはそんな力があるのに普通の子になりたがるんですか、勿体無い」と説く一派がいる。そのうちの一人は幼馴染みでちょっと保護者的な男の子、でも主人公が好きなのは逆にちょっとおっとりして「普通の子の彼女」と付き合っているという実にまぁ王道でありますが、まあとにかく「その潜在能力を生かせ派」にやいやい言われて、しぶしぶ主人公が修行をするというストーリーがあります。
やってみると、天狗の血を引く娘だけあって、実にすごい潜在力を発揮します。
「自分ってすごいんだなー」と自分に驚く主人公(右)に、仲間の一人(左)が・・・・

「天狗界のチェ・ホンマンです」
ほめたか?  ほめてるのか??

・・・まあこれも仕方ないんで、読んだあと奥付をチェックしつつも忘れてしまったのだが、確か初出は2006年か2007年のはず。
そのころは「ノーダウン」とか「判定の是非はともかく、シュルトにKOされなかった」とか「アメリカ予選優勝経験もあるゲーリー・グッドリッジを一蹴」とか、まあこの後の伸びに期待できるかもしれない、という声も確かにあった。

に、しても。
「あなたはXXX界のチェ・ホンマンだ」という比喩表現が、時代を経るとこのようになってしまうという歴史の残酷さ、K-1の厳しさ。
それを、意外なところで知ったというお話でした。

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

でもいま、あらためて一コマを抜き出してみると、失礼ながら絵はヘタだよね(笑)。

はてなキーワード「王道」を追加した。王道16文(意味なし)。

上の文章に「王道」という単語をたまたま入れたら、はてなキーワードがあったのでなんとなく見てみた。
そして、多少補足してみた。(太字部分が追加したところです)

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%b2%a6%c6%bb?kid=156796

1.正攻法の基本形の事。
2.対義語は「覇道」。
徳による統治を王道、武による統治を覇道と、大まかには言う。


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なお外国語の「Royal Road」は一番近い距離を進む直線の道のことで、転じて「楽な道、最短距離を進む道」という比喩にもなる。「学問に王道なし」の王道とはこちらの意味で、上記の儒学から出た漢語の「王道」とは意味がむしろ正反対になり、誤解が生じることもある。
(※高島俊男の文章などによる)

本当はこの知識を得たエッセイ(「お言葉ですが…」)を見ながら書き加えたかったのだが、10巻もあってどこに当該記述があるか忘れた。まあ暫定的に。無いよりましだろう。自分も昔「学問に王道なし」って何が言いたいのか分からず「論文発表とか、研究のためなら何でもありってことか?どこのマッドサイエンティスト?」とか思ってしまってた。


そういえば再び、高島俊男の文章を定期的に読める場所が無くなってしまっているわけか。
どこかで今連載してたら教えてください

店で食った、旨かったもののメモ写真なんだが

単にうまかった料理を撮ったんだが、自分の場合「家でも作れそうだから参考にしよう」という時に撮影するんだよな。
それとも今回は別の理由で撮ったのかな。なんだっけかな。思い出せないや。