INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

いよいよヒョードル再契約に黄信号?

NHBニュース
http://cgi27.plala.or.jp/kudoking/nhbnews/NHBnews.cgiより。


■ヨルダン
ミルコ場合によっては6月にノゲイラと再戦も?

ミルコのオフィシャル最新インタビューによると6月にヒョードル
防衛戦を受けなかった場合ヒョードルは王座剥奪ノゲイラと王座をかけて
再戦することになると打ち明けました。ミルコはまたヒョードルがなぜ
逃げるのか理解できないワタシとヒョードルの間には個人的な問題も
ないし優秀なチャンピオンで尊敬している。ワタシの挑戦を受けて
くれないのはこれで2回目今回も受けてくれない。ようやくタイトルを
取る機会がきたのに。ワタシは戦います。また
6月の王座戦まで試合をせず休暇後トレーニングに集中するそうです。
http://www.mirko-crocop.com/

こちらの話だとヒョードルは億単位ミリオンダラーのファイトマネーを
望んでいるそうです独占契約を望まないのもすべてお金なのかもしれません
http://www.sherdog.net/forums/showthread.php?t=238432&page=1&pp=20

05/3/1 Tue 00:15

鎖は、他のどこが強固でも、一つの環がもろく、崩れやすければ切れる。
2003年大みそかの「イノキボンバイエ」緊急出場と、永田さんと展開した伝説の死闘を思い出していただければわかるように、彼は別にPRIDEというプロモーションに対して忠誠や親しみを感じたりはしてないのである。

オマケに、文芸春秋社のナンバーに過去に載った記事によれば、そもそもエミリヤーエンコ・ヒョードル総合格闘技で戦うこと自体にあまり喜びを感じているわけではないそうなのだ。

リングスに上がったときから、「娘を養うためにお金が必要だ」というモチベーションは一貫していて、ぶれがない。リングに上がるに、闘う喜びと金のほかにも「スポットライトの快感」を求めるタイプもいるが、これだけ知名度が上がっても「私の希望はここ(地元)で、ひっそり暮らしていくことです」と言い切ってる。

それで、最強の座を射止めるのだからある種みごとなものだ。


で、ある以上、カネにめちゃくちゃドライになるのは、ある種の論理的必然なのであるし、倫理的な責めも負う必要はサラサラあるまい。ノゲイラとの再戦を制して、一番立場的に強いときに契約が終了したのは、男一匹バラ大将こと榊原信行氏にとっても誤算であり、谷川貞治氏にとっては朗報だろう。
今後の展開に注目!!!


ただ、こういうパーソナリティの人はロッキー3の前半部分のように、ある程度今後の見通しがついたら「王者のまま引退、そして伝説へ」てなこともありうるんだよな。

紙プロ 読む前情報

まだ買いそびれているんだけど、http://www.burningspirit.com/log/eid648.htmlより。

「前田に選手を見る目があるとは思えないですよ。だってKOK以降に前田が直に見つけてきたのは、ヒカルド・アローナとラバザノフだけですからね。あとは写真一枚とプロフィールだけで呼んでみたら凄かったというだけ。そういう原石を呼べるリングスという"場"がノゲイラヒョードルを生んだんです。リングスをよく知りもしなければ、前田に真っ当な思い入れを持っていなかったマスコミが過剰な幻想を抱いている振りをするのは本当にイヤですね」(座談会で編集者の堀江ガンツ発言)


「写真一枚とプロフィールだけで呼んでみた」の中心だったのは内田統子BTTマネジャー、との説がある。

これはリングスに関し、地方在住でチケット販売協力などをなさっていた方が、最後の思い出にとHPにつづったある文章(今あるかどうかは分からん)に書かれていたが、それがある種裏付けられたともいえる。。

私は、下にも書いた堀江ガンツ氏をどこかで「リングスの位牌持ちであり、またその資格のある人」と評したことがあるが、そのぶん形見分けでも神経質になるというか(笑)。


というのは、「卓絶した選手選択眼を持つ、プロモーター前田日明」というのは、まあみんなファンだって「?」は点灯させていたでしょうけど「アンドレの足をニードロップで折ったキラー・カーン」や「好物は人肉のジャイアント・キマラ」「スラムで生き抜くためにネズミを食って育ったロード・ウォリアーズ」のような、一種のプロレス的売り、御伽噺、であってね。
「サンタがいないと言いふらしてどうすんだよ!!」(byジミー鈴木)なんじゃないかな、と思う次第です。


この、前田ブームに乗じてリングスのことをまたまとめて書いてみたいな。
2月は2002年にリングスが終わった月でもあるし・・・ってもう3月だよ!!

BSでNHK漫画夜話始まる


 2月28日 魔夜峰央パタリロ
 3月1日 安達哲『お天気おねえさん』
 3月2日 関川夏央谷口ジロー事件屋稼業
 3月3日 荒川弘鋼の錬金術師

今回のNHK BSマンガ夜話で面白いのは後半。事件屋稼業はいうにおよばず、最近自分も鋼の錬金術師を読んで(遅いかな?ごく最近まで存在知らなかった。感度鈍ったなあ)面白かったからな。
あっやべ、時々、パネラーの夜話での指摘と、それより遥かにチンケながら俺が抱いていた感想が被ることがなくはないのだ。3/3までに、このブログで「鋼の〜」の感想を書くぞ。

レギュラー夏目房之介のブログ
http://www.ringolab.com/note/natsume2/

もちろんいしかわじゅん岡田斗司夫のHPもあるが、それは各自調査。
いや、キーワードから行けるか。

真摯な傑作「封印作品の謎」を読む

封印作品の謎

封印作品の謎

ウルトラセブン12話 スペル星人」や東宝映画「ノストラダムスの大予言」など、主に差別表現や人権問題のために”封印”された作品とその経緯を、元産経新聞記者が追ったドキュメンタリーだ。

実はこの種のテーマは、本人も触発されたと述べているように、「別冊宝島」が先鞭をつけ、その後多くのムックであえて偽悪的にこの種の「アブナイ」作品を取り上げるのが流行した。スペル星人に至っては、そのかなり前から雑誌などで笑いを呼ぶキャラクター化していますね。例えばファンロ・・・・・・いやいや思い出したくない記憶は”封印”しておこう(笑)


その一方「放送禁止歌」「ちびくろサンボよ、すこやかによみがえれ」など、真正面からこの問題を論じつつ、まだ一種のタブーである「人権や差別反対の立場が、自由を圧殺する」「表現の側が、揉め事を恐れ自主規制する」というカラクリを暴く作品も近年出始めている。

この二つの潮流が作者の中でうまく融合されてできたのが本書である。


なんといっても、他のムックにない魅力は、封印作品の謎に迫る”プロセス”を文章化しているところである。これは中国史書が「列伝体」「編年体」に大きく分かれるがごとく、最近のノンフィクションも「調べて、材料だけを元に書く」という方式と「どのようにして取材したかを一緒に書く」というスタイルに大きく分かれる。


どちらにも一長一短があるが、今回の本は後者であることで大きな成功を収めた、といえるのではないだろうか。

これはhttp://d.hatena.ne.jp/naonos/20050206からの孫引きだが、安藤健二氏と同様に大新聞社を辞めフリージャーナリストになった烏賀陽弘道氏という人がいる。
彼がHPで言っているところによると

http://ugaya.com/column/taisha1.html
(朝日に限らず新聞社や通信社にいる同僚たちにはぜひ伝えておきたいのだが、新人記者になって最初の5年間くらいの初期レーニングは、かなり強力な武器をぼくらに残してくれる。これはaccuracy checkとでも言えばいいのだろうか、記事に書くデータをチェックして、間違いがないようギリギリまで詰める実務のことだ。当たり前のことのように思うかもしれないが、ずっとフリーで育った人は、このアキュレシー・チェックが意外に弱い人が多い。人によって違うが、入社5〜10年目までのトレーニングというのは、プロのライターとして渡っていくには、けっこう貴重な財産なのだ。週刊誌の記者として、また編集者としてフリーのライターと仕事を日常的にこなした身として、これだけは強調しておく。)

格闘技ライター・ヤスカクこと安田拡了氏も「自分は新聞社(中日新聞だっけ?)の社会部記者出身だから、その手法で数々のスクープをものに出来た」と語っている。

そのへんの評価には議論もあるだろうが、少なくともこの本で、幅広い関係者やライターなど、中心も周縁も含め数多くの人物から話を聞いたのは、やはり新聞記者的な資質が必要不可欠だったろう(はてなダイアリー重鎮・町山智浩氏も取材に答えてコメントを寄せているよ)。   

(続く)

作成キーワード・・・それとキーワード談義

安田拡了

ところで、市民になってから、あまり人の迷惑を顧みず多数のキーワードを作っているわけですが、これもヒットもあれば空振りもあり。
例えば「田岡俊次」なんてかなり需要があると思ったのだが、ほとんど使用は僕だけです(笑)

その逆に「大谷昭宏」はあまり頻出は見込めないだろう・・・と思ったら大ブレイク。しかし、編集がされて、かなり最初とは違ったものに・・・(笑)

内田統子」は俺しかいないだろう、と思ったらその通りに、書いてるのは俺だけだ(笑)
しかし、やはりキーワードという機能は便利だね、おとなり日記とあわせて、いやが上にも傾向の似た作者を見つけやすいし、見て頂きやすい。 特許とかとったのかな?


私が作成した中で一番ユニークなのはタダシ☆タナカ

というのは、リンク要か不要かの投票を見てください(笑)。普通、「不要」は、同名とかで紛らわしいときにはよく投票される(私の作成例では「謙吾」だね)のだが、こんなキテレツなペンネームの同姓同名はあるまい。
たぶん「タダシ☆タナカは嫌いだ!」という市民の声だけでリンク不要に票が投じられているのではないか。おそるべし。

ラズベリー賞とアカデミー賞。「賞」ほど素敵な商売は無い

http://www.asahi.com/paper/column.html
まだ、更新されていないが3/1の天声人語は、3年前にアカデミー賞の主演女優賞を得たハル・ベリーが今年、「最悪」の映画や俳優に贈られるラズベリー賞も貰ったことをテーマにして味わい深い。

参考。今年のアカデミー賞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050301k0000m070145000c.html


それより面白いのが、この「ラズベリー賞」が、完全に権威を得たことである。
最初はどこをどう叩いてもパロディの域を得なかったのに、今回は(主演俳優の絡みで、社会的な意味も大きかったとはいえ)取り上げなかった新聞のほうが少なかったと思う。
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=7241

「最悪男優賞」にブッシュ米大統領 ラズベリー

 映画界の栄誉とされるアカデミー賞のパロディーで、最低の映画や俳優を選ぶ第25回ゴールデン・ラズベリー賞が26日、ロサンゼルスで発表され、最悪男優賞にマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画華氏911」で痛烈に批判されたブッシュ米大統領が選ばれた。
 ラムズフェルド国防長官も最悪助演男優賞に当選。大統領とライス国務長官は最悪共演賞に選ばれ、ブッシュ政権が主要部門を「独占」した形だ。

 同賞は映画批評家やファンら約700人の投票で決まる。大統領らは「自然体のまま醜態をさらした」として、各賞の有力候補にあがっていた。

 また、女優ハル・ベリーが主演した「キャット・ウーマン」も最悪作品賞などに選ばれた

日本でも、文春が追随して日本版「きいちご賞」を創設したわけだが、
もっと本気であってもいいのでは?


賞にどれだけの「権威」が与えられるかも、絶えざる競争の成果であって、最初に天から権威が降ってくるわけではない。最高の成功例はTIMEの「パーソン・オブ・ザ・イヤー」だとして、手近な成功例は文春の「年末ミステリーベスト10」・宝島の「このミステリーがすごい!」だな。

前者はともかく、後者はまったくの徒手空拳で、その質と話題性によって、自らゆるぎない地位を得た。「


トンデモ本大賞」「日本オタク大賞」・・・は客観的にいってまだ権威が無い(笑)


さて目をブログに向けると、昨年はてなブロガーの中から自主的に「はてなアワード」を作ろうという動きもあったとおり、まだこれといって巨大な、権威ある「賞」はできてないのではないか。(あまりブログ界の動向に詳しくないので、ご教示ください)

これに先鞭をつけたら、おいしいビジネスに展開できるかもしれないよ。
出版社や新聞社も、気づいたら囲い込むかもしれないけどね。「朝日ブログ大賞」なんてありそうじゃない(笑)


さらにたちの悪いアイデアを考えたんだが「ピュリッツァー賞」のパロディとして、「今年の最悪ジャーナリスト賞」というのをブロガーが連合して作ったらどうなる(笑)?
どう選考するかはいろいろ問題があるし、難しいだろうけどね

本日、改正船舶油濁法施行。アサリは?

朝日新聞に面白い記事があって、28日に下関港を訪れた自民党経済制裁シミュレーションチーム座長の菅義偉議員は

「アサリの流通は闇というか、解明できなかった」
「特別な何らかの力が働いているのではと感じた」


島村農水相談 「誰しも不可解に思うでしょう」。

・・・コロンビア・マフィアのコカインルート調査してるんじゃねえんだよ。
なんだよ、これは一体。

産経新聞は、「揺れるカニの街」という鳥取・境港ルポを載せている。
こういうのは地元紙のほうが詳しいンだけど、鳥取の地元紙ではどう報じているのかな?


油濁損害賠償保障法」のキーワードを3/1の施行を受け補足しました

久米田康治氏の新連載?そして掲載誌は?

http://d.hatena.ne.jp/frigidstar/20050227
のコメント欄に気になる情報が。

# 通りすがり 『久米田康治週刊少年マガジンで新連載だそうで。
http://d.hatena.ne.jp/takakari/20050227』 (2005/02/27 20:39)

イロモノ系で一発当たったあと、マガジンに移行して・・・
「幕張」⇒「なくようぐいす」ルート(笑)?

しかし、リンク先に飛ぶと

安彦良和『王道の狗(4)』(白泉社)の帯が久米田先生なんですが、

「王道の狗」は田中正造陸奥宗光、「拳児」にも出てきた合気道の開祖など実在の人物を交え、明治ナショナリズムの光と影を描いた野心作。
(なのだが、作者の弱点である構成力の足りなさが災いし、バタバタしたものになった)

その帯に、久米田康治を選んだ編集者が「お前、男だ!!」である。