INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【メモ】幕末の「辞世の歌」、だんドーンでの引用をメモ

32話より。
該当の回
comic-days.com

だんドーン 辞世の句
だんドーン 辞世
だんドーン 32話


ここに至る前の「桜田門外の変」回(2024年3月31現在無料公開中)
comic-days.com


ぜひ風雲児たち幕末編とのご比較ありたい。

この話は、ここでかいたので引用リンクのみ
m-dojo.hatenadiary.com



上の画像をコピペする意味について、再掲載。

……自分は直接、句集や詩集を読むことはほとんどない。だが、歴史の本を中心に、名句、名歌は突然引用されるものだ。あるいは芸術的には取るに足りない句も、その事件や人物に関わっていると重要な意味を持ったりもする。
そういう時、「遭ったらすぐに捕まえて保存する、忘れないように」というポケモン的なムーブが必要だと、経験で教わった。


あと、そもそも「辞世」記録の蓄積、それもかなり追い込まれた政治的敗者の主張や恨みなどもそのまま遺ったことについての考察

m-dojo.hatenadiary.com
「記録する者たち」のタグをつけて、文化の記録や伝達についての考察記事を続けている東方から見ると、そういう「記録」の挿話として…特に「辞世文化」とでも言うべき伝統が残っていたことを、改めて不思議に思うのです。

病死、刑死などの死期を悟った人、あるいはいつ何時死が訪れるかもしれないと覚悟していた人が予め自分の信条、感慨などを短い詩の形で残す。
そしてここが肝心なところだが、おそらく処刑の場合はその処刑する側の官憲も含めて、「その最後の言葉を残してやろう、伝えてやろう」という意識があり、周りの人達もその辞世を、龍馬や益次郎のように興味を持って知りたがり、かき残そうとしているようなのですね。
「○○様はお亡くなりにやられました(病死、刑死は問わぬ)」
「そうか…して、辞世の句はいかに?」
「はっ、書き写してまいりました」
と、こういうネットワーク、アーカイブがあったみたいなのね。
こんな話を聞くと「切腹は名誉の裁きだ」、というのも実感しないでもない。

大体、 死刑囚は政治犯であることもある。最後の叫びなんて、かなり剣呑なアジテーションである可能性だって高い。

【記録する者たち】 ※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます
m-dojo.hatenadiary.com