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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

或る種の、帰結。「ドイツでは、警察がデモを『反ユダヤ主義』「暴力扇動」等と見なせば事前禁止できる」。その結果…

「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも盲目となります」__リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー


という、おなじみのことばを掲げて、そして次にこんな記事の一節を紹介する。

ドイツのデモは事前登録が必要で、当局は実施を規制できる

「ドイツのデモは事前登録が必要で、当局は実施を規制できる。ベルリンでは11月20日までに60件超のパレスチナ寄りのデモが予定されたが、このうち20件が禁止に。警察の報道官は取材に『反ユダヤ主義や暴力が扇動される危険性があると判断した』と説明した」


民主主義国の中でも「自由の敵にも自由を与える」という考え方(アメリカなど)と「自由の敵には自由を与えない」という考え方があり、後者を「戦う民主主義」と呼んで、ドイツがその中心にある…みたいな話は、ざっくりしているけどまぁ周知の事実だろう。以前も何度も書いたので、ここでは略す

闘う民主主義とは(内野正幸「差別的表現」)


その結果として、なのだろうと思う。ドイツでは

・デモは事前登録が必要
・当局は実施を規制できる
・実際に今年『反ユダヤ主義や暴力が扇動される危険性がある』と判断したデモを
・ベルリンでは20件も禁止した

のであろう。この規制のスキームがあり、実際に規制がされている、ということをうらやむ人もいるのではないかな。



報道の判定では、禁止されたデモは「パレスチナ寄りのデモ」ともみなされるものだった、というだけで。
まずは紹介のみ。