これは2022年の記事。たまたま「有料記事がプレゼントされました」
(いま聞く)津嘉山正種さん 俳優 「沖縄の魂」演じ続けるわけは
2022年6月17日 16時30分
■基地の固定化「避けられない」とでも? 不屈の県民性で何とかせねば
劇団「青年座」の看板俳優として活躍し、ハリウッドスターの吹き替えでもおなじみの津嘉山正種さん(78)。渋くて優しいイメージがあるが、故郷・沖縄の歴史を伝える朗読劇では姿勢が一変する。本土復帰50年の節目に話を聞いた。(永沼仁)
津嘉山さんは……渋い声音で声優としても活躍。ケビン・コスナーやロバート・デ・ニーロなどの吹き替えでも知られる。最近はスマホのCMにも起用され(略)… その津嘉山さんが「沖縄の魂」と題した一人朗読劇を埼玉・川越で上演すると知り、渋谷の劇団を訪ねた。記者が抱いていたイメージとは違い、インタビュー中の津嘉山さんは、何かにいら立っていた。硬く、厳しい表情を崩さない。
なぜ、こんなにも怒っているのか。質問を重ねていくと、記者が事前に示していた質問要旨が一因だと気づかされた。「今の国際情勢への思い(中国との緊張も高まり基地の固定化が避けられない現状)」。この一文を指し、「なぜ、避けられないと思っているのか」と詰問された。
記者が答えに窮していると、激しい言葉が返ってきた。「日本国民が享受している平和は、誰が担っているのか。沖縄の人が(この表現を)見たら怒りますよ。亀次郎なら『避けられない』とは言わない。『なんとかしなければいけない』と言うはずだ」
亀次郎とは、沖縄の政治家、瀬長亀次郎(1907~2001)のこと…
(略)
津嘉山さんは、泡消火剤の話を例に挙げた。2年前、米軍基地から有害な泡が漏れ、水が汚染された問題だ。最近、ドキュメンタリーのナビゲーターとして現場を訪れ、怒りがこみ上げた。
この俳優さんの名前、数日前に知ったのだった(たぶんどこかで見て聞いてはいるんだろうが)
それは、こういう話で……
色んな役を演じるのが、
俳優・声優の醍醐味、ということでしょうね。