<<この前、紹介した話
m-dojo.hatenadiary.comさすがに政治家も危機感を持っていたようで、何人かが調査に動き、報告をしている。
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本日は、11時半から文化庁レク。権利者不明フィルムの扱いについて。具体的には例の、東京現像所が保管しているフィルム原版のうち権利者に連絡が取れないものが廃棄されてしまう件。https://t.co/BkItc59yQO
— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) September 15, 2023
文化庁の見解が分かったので、来週には国立映画アーカイブも視察してきます。… pic.twitter.com/GQ6Dw1Yqpp先週の、権利者不明フィルムの文化庁レクの時。文化庁の担当者が「フィルムでも何でもデジタル化しておけばいいのに、と誰もが言うのですが、人類はデジタル保存について100年足らずの期間さえ体験したことがなく、逆にフィルムや紙など物質の方が後世に残りやすい可能性もあります」と言っていて、そ… https://t.co/a1yZmsZ2Sn
— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) September 17, 2023※後半部
そこは全く同意です。
デジタルはメディアの寿命以外にも、再生機材の問題があって、何でも安易にデジタル化すれば良いというものではありません。私の好きな磁気テープだって同じこと。数百年後に正しく利活用するには、それまで何度もマイグレーションを繰り返す必要があるでしょう。
その点、例えば物質の「マイクロフィルム」なら期待寿命500年とも言われ、再生装置も簡単です。だから国立国会図書館でも頼りにしているようです。(※ビネガーシンドローム対策は必要)
https://ndl.go.jp/jp/preservation/collectioncare/care_micro.html
ただ、検索や複製などコンテンツを利活用する場合はやっぱりデジタル化しておいた方が便利なので、デジタルアーカイブ化そのものは押し進めるべきでしょう。また、韓国の「韓国漫画博物館」ではデジタルの漫画原稿データも公的にアーカイブするようにしているとのこと。その理由は「漫画家本人だけに任せておくと、PCトラブルで頻繁に原稿データを削除・紛失してしまうから。」なのだそうです。・・・あ~、まあ確かに😂https://t.co/pewUmAXy4s
— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) September 17, 2023
歴史的な価値を持つ大量のネガフィルム原版が行き場を失って廃棄せざるを得ない状況にある問題。本日、東京現像所の方にお話伺いました。社としても68年間の活動の結晶であるフィルム原盤には歴史的価値があると認識されており、出来る限り廃棄はしたくないとの思いをお持ちでした(続 https://t.co/KI92raTvtn
— くりした善行 🌰 参議院全国比例 @日曜『東ヒ44b』 (@zkurishi) September 11, 2023
現在約2万本の原版を権利元に返却しようとしている最中だが、制作会社が倒産してしまったり、権利者の手掛かりが掴めなくなって国立フィルムアーカイブでも保管が出来ないものが数千本単位で出てしまう見込みとのこと。(続
— くりした善行 🌰 参議院全国比例 @日曜『東ヒ44b』 (@zkurishi) 2023年9月11日原版はフィルムを直径50~60cm程度の円筒形の容器に入れて保管をしており、現在は約2万本分の倉庫を借りるのに年間500~600万円かかっている。フィルムにもよるが人間が生活できる程度の温度や湿度管理が必要とのこと(続
— くりした善行 🌰 参議院全国比例 @日曜『東ヒ44b』 (@zkurishi) 2023年9月11日デジタルアーカイブ化にも莫大な費用がかかり直ぐに出来る事ではない。
— くりした善行 🌰 参議院全国比例 @日曜『東ヒ44b』 (@zkurishi) 2023年9月11日
私としてはまず、国の施設で何とか引き取ってもらえるよう、権利上の問題含め改めて確認をしていきたいと思っています。どういった作品が対象になってしまうのかを含め東京現象所さまとも引き続きお話を続けていく予定です。…本件国の文化庁にも繋いだところ、「当フィルムは重要な文化財」という認識のもと保管の可能性について模索してくれています。課題になっているのが「権利者が不明の」という点。この後も状況についてはお伝えしていきます。
— くりした善行 🌰 参議院全国比例 @日曜『東ヒ44b』 (@zkurishi) 2023年9月12日
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