また、「ダッシュ勝平」は「ハリスの旋風」などから続く「破天荒な転校生が様々な部活動を渡り歩く」漫画のバリエーションであって、純粋な「バスケ漫画」では無いと思います。
— 久保商店 (@KUBOSHOUTEN) July 27, 2023
実際バスケ→卓球→フェンシング‥と題材が移り変わって行った事実が「バスケ漫画として成功した」訳ではない証左です。
あっ、表紙だけで「渡り歩き」っぷりがわかる
「破天荒な転校生が様々な部活動を渡り歩く」という漫画のジャンルが、少年漫画黎明期から連綿と続いていたのです。
— 久保商店 (@KUBOSHOUTEN) July 27, 2023
特にサンデーは80年代くらいまで、必ず一枠くらいそういう漫画枠があったのです。
島本和彦先生の「炎の転校生」や吉田聡先生の「ちょっとヨロシク!」もその枠です。 https://t.co/EfoQainCEc
このジャンルの元祖はおそらく少年サンデー創刊号(1959年)から連載された、寺田ヒロオ先生の「スポーツマン金太郎」(野球→相撲)で「他所から来た謎のストレンジャーが高い運動能力で様々なスポーツをこなす」漫画の伝統が、特に少年サンデーにはあったのです。 https://t.co/PGD9b1Efdj
— 久保商店 (@KUBOSHOUTEN) 2023年7月28日
『火の玉ボーイ』とか。 https://t.co/XgRyozXqqT
— 葛西伸哉 ラノベ作家 (@kasai_sinya) 2023年7月27日
「1・2の三四郎」がラグビー、柔道を経てプロレスになって、2や「格闘探偵」でもラグビーや柔道のことは欠片も頭になかったな。 https://t.co/o3dbWR6GmT
— ティルティンティノントゥン (@tiltintinontun) 2023年7月29日
90年代のマンガ読みとしては、「いろんな部活から助っ人を頼まれる」というキャラクター類型に「運動神経が良くてもそんなことあるか?」と思ってたのだけど、漫画の中でのジャンル的お約束だったのか。サンデー的な「破天荒キャラ」のイメージだったのね。 https://t.co/MaEAyDT2ao
— 赤木真紅朗 (@shin_akagi) 2023年7月29日
一番最後にこの累計を見たの、「スィートプリキュア」だったと思うけど、僕が学園ものを追ってないから見てないだけで2010年代以降もまだまだ使われてるだろうな
— 赤木真紅朗 (@shin_akagi) 2023年7月29日
ちばてつや先生の「おれは鉄兵」も「ハリスの旋風」方式で部活動を渡り歩くのかと思ってたんですが、意外なことに「剣道部」オンリー。まぁ、それはそれで面白かったんですけど。 https://t.co/yr2yFzB8NB
— 眠田直@「姫影」制作中 (@goeppels) 2023年7月28日
「ちょっとヨロシク」は確かカーリングという謎の部活もやってたな…… https://t.co/WgEFBQu6GJ
— まっしぃ (@brc_massy) 2023年7月27日
チャンピオン「魔界学園」はその極北であろうなぁ….… https://t.co/nCqUebBFNy
— AJE@Fully Vaccineted,pfizer!+2 (@Pm2010Aje) 2023年7月28日
有閑倶楽部もそういう傾向あったかもしんない。意識してのことかは分からないけど https://t.co/dzXTWE0flK
— VRAM01K (@VRAM01K) 2023年7月29日
トシ坂上 on Twitter: "児童誌だと勝木一嘉「金メダルマン」なんかもその系譜かな" / Twitter
自分の記憶をたどると「コータローまかりとおる!」ぐらいまで遡るのかな。
ほぼ絶滅したのは、一ジャンルを描き続けたほうがいい、という判断か、さまざまな競技を漫画などで描くときの「リアリティライン」が上がったゆえか…
ひとつの変形としては、「何か正体不明の活動をしてる面白集団があっちこっちに顔を突っ込む」
※これが発展していくと、なぜか写真を撮る部活に「粉砕バット」が存在したりする。
「光画部に入って野球をやらないか?」 pic.twitter.com/0pdikCfQYt
— じゃらく (@jaraku) May 28, 2019
「いろんな部活動とトラブル?を起こし『じゃあ〇〇で勝負だ!』と、まったく畑違いの分野をやることになる」という
#キルアオ
— アンゴラ社長 (@KOIkoiPsama) July 25, 2023
12話 バチバチフットサル
決闘内容、フットサル勝負に。
前半はギャグ多目。
ノレンちゃん羞恥責め😅 pic.twitter.com/ib4CfvEP70
…あ、これプロ野球選手になってから、なぜかプロゴルファーとゴルフ対決する「なんと孫六」だ。
大谷のメジャー二刀流に続き、前田のゴルフ。
— anagramm (@anagrammm) June 18, 2021
世界はどんどん「なんと孫六」に。 pic.twitter.com/KbCQOf3Okw
なんと孫六ゴルフ編をマガポケで読んでるけど、これ何してると思います?孫六はゴルフ下手だけど、人にボールを当てるのは格別上手いのでマト人間を使ってます。 pic.twitter.com/e8GCwRGK87
— トルド (@toldo13) December 24, 2018
まあ、今のところこのジャンルが途絶えた、という認定はできそうなのですが、何かの拍子にルネッサンスすることも無くはなさそうで……あるいはネタ切れした漫画がこうやってしれっとジャンルを一新して生き残り、結果的に「渡り歩く」状態になったりとかネ。
コメント欄より
tennteke
本宮ひろ志「さわやか万太郎」「硬派銀次郎」、宮下あきら「嗚呼!!毘沙門高校」部活じゃないけど「天より高く」、まだまだありそうですね。
14時間前 delete
流転永井豪の「おれは女蛮」(サンデー)は連載の初期にそのパロディーやってますね、同時期に連載していた「イヤハヤ南友」(マガジン)にもその雰囲気があったような・・・
7時間前
流転「おれは女蛮」ではなく「オイラ、女蛮」ですね、失礼いたしました。
7時間前
gryphon80年代までかろうじて命脈があったのかな
7時間前
M77そういえばドカベンは柔道やってた時期が意外と長かった気がします。でもあれは最初から野球経験があることを匂わせてたかな?
そういう感じで他のスポーツの経験が新しいスポーツで規格外の強さにつながるというのも、もう一つの定番ですよね。
これは多すぎて纏めるのは無理かもしれないですけど。パッと思いつくところでは新体操の身軽さをストリートファイトに活かすエアマスターとか、フィギュアスケートからホッケーへ転向するスピナマラダとか。4時間前
hide部活ではないですが、どおくまんの『怪人ヒイロ』は五輪100m走からはじまって陸上各種・野球・相撲他格闘技と転戦して最後に100m走に戻ってきてますね
【創作系譜論】
※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます
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