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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

文書改竄事件描く「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」連載中断からなんとか1巻発売と再開にこぎつけた、が…

この漫画作品はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実在する人々の切なる想い、祈りには大きく関係しています。赤木雅子氏と相澤冬樹氏の共著『私は真実が知りたい』(文藝春秋刊)も参考にしています。

bigcomicbros.net

という作品があった。
連載時、このように自分も紹介していたのだが……
m-dojo.hatenadiary.com
その後、こんな告知がなされた。

がんばりょんかぁ、マサコちゃん 連載中断

『あっ、こりゃあ、こういう言い方しながらずーっと「中断」し続けて無かったことにする気じゃないか?』
と正直思ったのよ。
別に国家の圧力とかじゃなく、まず何か漫画自体も間延びして核心の話になかなかいかないというのが一点。もうひとつは、この話題で取材者・報道者同士のトラブルというか、さや当てが色々聞こえてきたから、国家権力の圧力よりよっぽど直接的にプレッシャーになる「取材対象周辺での、特に事実ベースの作品を漫画にした時の描写を巡る問題」がいろいろあったのだろう、と推測したわけだ。


だが、何とか連載再開!!!アンド一巻発売!


愛する夫の真実を知りたいと願う女性の物語

平凡な夫婦の幸せは、なぜ壊されなければならなかったのか?

国有地が不当な価格で売却された事件の渦中で、関係者の名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられた近畿財務局職員・赤木トシオ。
その妻、マサコが「夫の死の真実を知る」ために国と闘うことを決意するまで、そして現在の迷い、怒り、葛藤とは――!?

夫の真実を知りたいと願う、一人の女性の物語。
そして、愛する人の喪失に向き合う、すべての人に贈る物語――


【編集担当からのおすすめ情報】
この漫画作品はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実在する人々の切なる想い、祈りには大きく関係しています。

赤木雅子氏と相澤冬樹氏の共著『私は真実が知りたい』(文藝春秋刊)も参考にしています。

本作の制作に際して、主人公のモデルであり、取材協力者でもある赤木雅子氏の望みは「夫、俊夫さんの真実が描かれること」でした。
森友学園への国有地の大幅な値引き価格による払い下げに始まった財務省の公文書改ざん事件。この事件が政治問題化されるほどに、そこに巻き込まれた普通の夫婦の「平凡な日々が突然壊されてしまった悲しみ」について、我々は見落としてしまっていなかったでしょうか。

真面目で実直な人間が、組織の圧力で不正を命じられ、その不正に反対すると組織に切り捨てられてしまった。この残酷な事実は、組織の中で誰にでも起こりうることです。だからこそ一人でも多くの方に、未だ事件の渦中にいるご夫婦のことを知ってほしい。
そうした思いで漫画の制作を開始しました。

深刻さの中にも、確かに存在した夫婦のささやかな幸せや笑い、そして涙を読者の皆さんに感じていただきたい、という願いがこめられています。

大切な人のことを思い浮かべながら、読んでいただけると幸いです。

・・・・・なのだけど、正直「熱」が世間から失われた感はある。だって、この題名でtwitterを検索してみても、ほとんどだれも連載再開を話題にしてない……。単行本発売をbot的に告知するアカウントだけが頑張ってる‥。

だからこうして告知しているのだけど、もうひとつ、連載再開とともに、作中では重要人物が登場する。

「相澤冬樹」氏がモデルのジャーナリストだ。
fuyu3710.theletter.jp



ただ、この人の情熱は疑いないのだけれども、まさに上記の「取材者・報道者同士のトラブルというか、さや当て」はこの人の経由で起きている。
それはそれで仕方ないけど、連載再開の初登場場面で、かなり驚いた。

画像は今ないのだけど(あとで追加するかも)、つまりその取材のやり方、最終的に被取材者たる「マサコちゃん」との間に信頼関係を築けたから結果オーライのノーカンだけど、それ抜きで普通に考えたら、かなり「一発アウト」の所業なんじゃなかろうかいな?…という話。やはり、あとで画像と一緒に論じておこうか。



ともあれ、連載再開です。