週刊文春のGW最新号を読んでたら…
あちゃー…というか知ってた?司馬遼太郎の永遠の名作「竜馬がゆく」が文春で本格的に漫画化されてたって。
そもそも週刊文春では、数年前からこういう感じのコミカライズを続けてて、書き下ろしも含めかつての名作小説やノンフィクションを漫画化してる。
あと、司馬遼太郎の遺族だか著作権継承者だかが、同もすこし前から映像化に寛容になった気がするんだよな。夫人の福田みどり氏が亡くなり、漫画に抵抗なき世代に移ったとか?やはり運営費をねん出しなきゃいけないとか?
だから文春以外のコミカライズも…
ま、本題に戻って…司馬遼太郎の中でもエースカードの「竜馬がゆく」、しかも作画者は「コウノドリ」の作者鈴ノ木ユウ!!
必勝の体勢…だったと思うんだが、どうにもなぁ。そもそも竜馬がゆくは、司馬遼太郎開眼…といえば聞こえはいいが、要は途中で路線変更があり、前半はかなりエンタメよりーの、フィクションよりーの剣豪アクション青春小説なのだ。司馬史観とか司馬節と呼ばれる、あの独特の筆致は作品途中から。(あれはあれで、どうコミカライズしていいのやらわからんが)
まあ、そんなことで、おそらくセールスは、あまりよろしくなかったのではないか。
だってこの漫画版「竜馬がゆく」、少なくともはてな内で一度も話題にした記事読んだことねーぜ、俺の観測範囲では…。
で、さらに本題!!(構成ミス)
それでも文春の温情か、それとも一発逆転を本気で狙っているのか、このあと「文春オンライン」で掲載が続く。
最近、ネットの発達でこういうことができるようになった。次々と……打ち切りは惜しい、されど雑誌連載の貴重なページを割り当てても採算が取れない…というような『鶏肋(けいろく)』な漫画が、「とりあえず紙の雑誌からオンラインに移籍」という措置が取られ続けている。
4月放送アニメの中で、放送延期を発表したものが出てきていますが、この時期の発表はアレですよ。高度な戦略でやっているとこですよ。用兵において、「進む」より「退く」方が難しいんです。三国志における「鶏肋」の故事ですね。 pic.twitter.com/Vtb653O4rD
— SOW@ (@sow_LIBRA11) March 9, 2020
アニメ終了と共にチャンピオン「もういっぽん!」が、
作者の体調の関係という理由でサンデー「双影双書」が…、
あといろいろあった気がするがな。何だったかな。
ただ!まとめていえば!
とくに!雑誌「イブニング」の休刊に際し!一部は別雑誌に移籍(創世のタイガetc)、一部はクラウドファンディング、一部は連載終了、…そしてかなりの多くが、ネット連載に移行した!!
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— イブニング (@eveningmagazine) April 30, 2023
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さらにいえば「モーニング・ツー」だっけかな?
そうだ、その雑誌が「丸ごとWEBに移行」したんだった。
だからさ、そういうのの読者は本来、好きな雑誌連載がWEB連載に移行したら、ちゃんと追いかけてるはずなんだよ……してるか?
俺は、してない。
自分は日本において超超少数派、小数点以下しか存在しないコミックDAYS有料会員だぜ?
もっともネット漫画に理解と応援をしてる最上級層…といってもいいはずだ。会社的にも同じ講談社!!
その自分が「イブニング掲載からWEB連載になります、読んでね!」「モーニング・ツー掲載から(略)」という作品をごくナチュラルに放置してる。
こんなんじゃ、ほかの雑誌連載→オンライン連載に変わったアレコレ、読者はちゃんと、かつての規模を維持しているかなあ……※もちろん、無料で世界中の人が読める環境を利用して反転攻勢、読者が10倍に増えた!という可能性もある。
以上のことは自戒。
ここから一念発起して、ちゃんと雑誌からWEB連載に移行した作品は追っかけよう、という決意をあらたにしました。
まずは女子柔道部物語!
comic-days.com
双影双書!
www.sunday-webry.com
そして、文春オンラインで6月から再開するというネット漫画版「竜馬がゆく」にも幸あれ。