マクロン氏優位、ルペン氏と対決 仏大統領選で決選投票
2022年04月24日21時11分
【パリ時事】フランスで24日、中道のエマニュエル・マクロン大統領(44)と極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン候補(53)による大統領選決選投票が行われた。2017年の前回選挙に続く両者の対決。最新の世論調査ではマクロン氏が優位に立っている。即日開票され、同日夜(日本時間25日未明)にも大勢が判明する見通し。
自分はなんだかんだと世論調査をそれなりに信用しているので、おそらくマクロン勝利だと予想する。
そして、それに喜ぶ…というか安心する。とりあえず、いまヨーロッパや世界が「マリーヌ・ルペン問題」なんてあらたな課題を抱えるわけにはいかんのだ。そんな余裕はないのだ。
と同時に。
「ガラスの天井」は、今回のフランス大統領選でも破れなかったね(という予想)……、という言い方をしていいかと思う。
なんだ
かんだ
と、いまのところG7で、政治の頂点に立つ役職に女性がついたのは、イギリスとドイツ、カナダで、アメリカ、日本、イタリア…そしてフランスは、まだ女性がその地位に就いていない(よね?)。それを俗に「ガラスの天井」という。
今回、ルペンというか、彼女が率いる党派に問題が大ありなので、マクロンいかに不人気とはいえ再選されるのだと思うのだが…「フランス初の女性大統領誕生はまたも『ガラスの天井』に阻まれた」というふうに呼ぶのも、また妥当だろう。
というかルペンの時にだけ、その概念をしまいこむとしたらそれもアレでしょーし。