国際報道2021 フランス大統領選 極右の論客支持急浮上
[BS1] 2021年10月25日 午後10:00 ~ 午後10:40 (40分)
▽ウズベキスタン大統領選挙 国の安定維持は▽オーストラリア ロックダウン中の障害者支える音楽療法※SDGs企画▽最新の国際ニュース ※変更の可能性あり
フランス大統領選 極右の論客支持急浮上
初回放送日: 2021年10月25日▽ウズベキスタン大統領選挙 国の安定維持は▽オーストラリア ロックダウン中の障害者支える音楽療法※SDGs企画▽最新の国際ニュース ※変更の可能性あり
大統領選に正式に立候補していないにも関わらず、世論調査で3位に急浮上の評論家、エリック・ゼムール氏。現職のマクロン氏、極右政党のルペン氏に次ぐ形で、「Generation Z」という若者グループの支持を集め急浮上してきた。支持者に共通するのは既存の政治家や政党への失望、またゼムール氏の「移民に厳しい考え方」に共感を示している。半年後に迫る大統領選の行方を探る。
10月25日(月)午後10:00ほか 放送予定へ
www.nhk.jp
以前にいくつかのツイート…国際報道に携わる人たちを多くフォローしているので、見知っていた。
「ルペンはファシズムの残照から距離を置こうとした。しかし、それは政治リスクとなり、ゼムールの台頭を招いた。AfDは逆に、差別主義や修正主義の傾向を強め、それはある層に訴えかけることができたものの、ファシズムを避けたい現状不満層の票は得られなかった」
— 国末憲人 Kunisue Norito (@KunisueNorito) October 19, 2021
○主要候補は乱暴に言うと現状5人
— 白石透冴(日本経済新聞/Nikkei)Togo SHIRAISHI (@TogoShiraishi) 2021年10月13日
・マクロン氏(最有力)
・ゼムール氏(極右評論家、2位圏)
・ルペン氏(極右国民連合党首、2位圏)
・ベルトラン氏(元保健相、中道右派、4位圏)
・メランション氏(急進左派、4位圏)
まとまった記事も、時事通信がかいている。
面白いもので、立憲と共産の選挙協力の、反対のような状況で、ナショナル・ポピュリズム運動のマリーヌ・ルペン氏は、それよりさらに過激なゼムール氏によって支持者が分散し、そのせいで勢いが落ちているのだ。
ルペン氏、決選進出に暗雲 新たな極右候補浮上―仏大統領選
【パリ時事】来年のフランス大統領選でマクロン大統領(43)と共に決選投票に進むとみられている、極右政党「国民連合(RN)」を率いるマリーヌ・ルペン氏(53)の支持率が下落している。代わりに支持を集めているのは、ルペン氏よりもさらに極右的と評される無所属の政治評論家エリック・ゼムール氏(63)。ルペン氏より強力なマクロン氏の対抗馬になる可能性がある。
ルペン氏は実父ジャンマリ氏(93)が土台を築いたRNの人種差別的なイメージ払拭(ふっしょく)に努め、ソフト路線に転向する「脱悪魔化」を進めてきた。今年4月の世論調査で、一時は若者の間でマクロン氏を上回る支持率を得たものの、6月に実施された広域地方自治体「地域圏」議会選でRNは惨敗した。専門家からは「軟化戦略は逆効果だった」と指摘する声が上がった。
反イスラムで知られるゼムール氏は保守系紙フィガロの政治記者などを経て、テレビのコメンテーターや作家として知名度が高い。寛容な移民受け入れ政策に反対し、9月28日にはツイッターで「40年間移民を拒否してきた日本がモデルだ」と主張した。過去には人種差別的発言で物議を醸したこともある。
経済誌シャランジュ(電子版)が9月28日に報じた世論調査によると、大統領選初回投票でマクロン氏に投票すると答えたのは約23%。ルペン氏は16%で、6月初旬の28%から大きく後退した。一方、6月上旬に出馬の意向を示唆したばかりのゼムール氏は今回急浮上し13%を……
そして状況はさらに進んで
【パリ時事】フランス紙ルモンドが22日に報じた来年の大統領選に関する世論調査結果によると、無所属で極右的主張が話題の政治評論家、エリック・ゼムール氏(63)が16%の支持率を獲得し、24%のマクロン大統領に次ぐ2位につけた…
www.excite.co.jp
ただ、フランス大統領選は「決選投票制」である。これでゼムール氏もルペン氏も決選投票に出られず、マクロンvs別のXで決選投票となるならまた別だが、どっちかが対抗馬になるなら、組織の融合や正式な協定などなくても、最後は大きな塊の”連合”が自然と生まれるのがこの制度の玄妙さ。
さてどうなるのでしょう。
本日夜、番組ではどう語られるか。
ほかに「ゼムール」でSNSを検索してみると…
世論調査によると、仏大統領、超極右のゼムール氏が決選投票(1回目の投票の上位2者)に残りそうだ。 https://t.co/ZPJTYbWI2D
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2021年10月23日
なんと「フランス黄巾の乱」こと黄色いベスト運動を「絶対に正しい」と支持する立場(ナショナルポピュリスト的にはそうなるんだろな)
また、少しずつ、フランスは黄色いベスト運動が再開されはじめているが、
— ulala フランス在住の著述家 (@ulala_go) 2021年10月19日
大統領選に出る意向を示しているエリック・ゼムール氏
黄色いベストは「絶対に正しい。40年の政治の犠牲者だ」pic.twitter.com/TmymmrDlzR
フランス大統領選で現在人気が出てきているゼムール氏
— ulala フランス在住の著述家 (@ulala_go) 2021年10月20日
しかし、移民と同性愛者とフェミニストが嫌いなので、銃で撃っているという皮肉ギャグの動画pic.twitter.com/zvOoMuL85b
フランスで開催された防衛展示会Milipol2021にて、ふざけてマスコミに銃口を向ける次期フランス大統領候補の一人エリック・ゼムール氏pic.twitter.com/omci9XRrV0
— ミリレポ (@sabatech_pr) 2021年10月23日