きのう、10月24日に、1日のかなり長期間にわたって、はてなブックマークのトップ記事だったこれ
togetter.com
本筋から直結するのか枝分かれした議論かはともかく、この中で、こういう話が出てた。
大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。b.hatena.ne.jp性的指向と性的嗜好を混同してるブコメがある。/リョナは耐性ない人はトラウマ級なので良くないと思う。聞きたくない性癖を聞かされるのはセクハラ、同感。ひっそりと楽しんでる人にも迷惑かけてる。
2021/10/25 03:27
大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。b.hatena.ne.jp性的嗜好と性的指向に医学的な差違はないんですよ。政治的に正しくないから同性愛は性的嗜好から性的指向に言い換えられただけです。/私は同性愛者ですがといわれたときと同じ反応でないと差別でしょうね
2021/10/24 12:42
大田区議会議員「リョナ、良いじゃあないですか。TPOはありますがね。私は好きですよ。」リョナ=主に女性虐待拷問コンテンツだが大切な『表現』だ。b.hatena.ne.jp<a href="/kihiketufuwabe/">id:kihiketufuwabe</a>氏が仰っているように、性的嗜好と性的指向に本質的な差異はなく、両者を分かつのは、単に政治的なご都合主義というだけです。なので、積極的に同性愛を引き合いに出しましょう。
2021/10/24 18:06
この辺の議論があるのは知ってるけど、今医学的・科学的なファクトとしてはどうなるねんね?たしか5,6年前に話題となったはずだ…というか「はてなキーワード」もこの定義でいろいろ騒がしかったはず…
検索してみよう。
伊万里市民図書館のレファレンスが、この質問をされ、なんとか回答している。リスク高いおしごとよのう
提供館
(Library) 伊万里市民図書館 (2310016) 管理番号
(Control number) 伊万里市民2015-8
事例作成日
(Creation date) 2015年09月19日 登録日時
(Registration date) 2015年09月19日 11時34分 更新日時
(Last update) 2015年11月17日 11時11分
質問
(Question)
女性学から見て、「性的嗜好」と「性的指向」の表記の違いは何か?
回答
(Answer)
「性的指向」は、どのようなジェンダーの者に性的な要求や恋愛感情が向くかという方向性。
おおまかには「異性愛」「同性愛」「両性愛」に分けられる。
「志向」や「嗜好」ではなく、「指向」というという字を使うのは、
人を好きになる感情は、自ら選んで「志す」ものでもなく、趣味や好みの問題でもないため。「性的嗜好」は、さまざまな性の好みを意味する。
回答プロセス
(Answering process)
女性学関係の書籍の用語辞典などを探す。
また、性的マイノリティの表記に関する論文などを探す。
事前調査事項
(Preliminary research)
厚生労働省も法務省も「性的指向」の語句を採用している。
crd.ndl.go.jp
これをベースに、肯定論・否定論
いま、リンク張ってるだけで実際は流し読み程度…なのだが、そんななかで、こんな記事が目に留まった。
ダイバーシティは「取り戻す」もの 差別の歴史の中で生み出された”性的指向”と”性的嗜好”の違い
筆者も影が動く理由を「地球が自転しているから」と書いてバツをもらったことがあり、腑に落ちない気持ちになったのを覚えている。小学校では影が時間とともに動く理由を低学年で「太陽が動いているから」と学び、そのあと学年が上がってから「地球が自転しているから」と学ぶようだ。教育現場だって、子どもの成長度や理解力を真剣に考えてこうしているのだろう。単に「間違ったことを教えている」と非難することはできない。一方で、たまたま高学年で学ぶことを知っている児童にバツをつけることが正しいのかどうか、意見は分かれるだろう。
ん……これがマクラになっていること自体、なにやら剣呑な予感が……
…「性的嗜好ではなく性的指向」というのはつまり、特定の性的行為などを好むかどうか、特定のフェチシズムがあるかどうかなどを表す「嗜好」とは違い、同性愛、両性愛、異性愛はもっと根本的な、人がどの性別に対して性的関心を向けているかに関する分類ですよ、という主張である。「たかが“趣味”なのに差別とか大げさだよ」と思う人がまだ多くいる現代社会において、この「性的指向」という概念は確かに有効なのだろう。
しかしこれは、人間の性や、それが社会でどう解釈されているかなどについて学術的に研究する分野(ジェンダー研究、セクシュアリティ研究、クィア理論など)の勉強を進めていくと、必ずしも正しいとは言えないものだと知ることになる。つまり「性的指向」という概念は、「影が動くのは太陽が動いているから」と同じように、これから学ぼうとしている人たちが理解しスムーズに次のステップに進む、そのために学習の初期段階に配置されているものなのだ。
では、勉強を進めたときに見えてくる性的指向についてのより深い解釈とは――つまり「地球が自転している」にあたる部分とは――何なのだろうか…(略)なぜ「性的指向は性的嗜好と違うんだ」という主張が行われているのだろうか。性的指向が歴史上ある時期に発明された「人間の性に関する一つの解釈」に他ならないのであれば、嗜好も指向も同じではないか。しかしこれにはいくつか理由がある。
ここから、氏は3つの理由を挙げている。箇条書き化する
・一つめは、同性愛という「性的指向」概念がいかに近代の産物であったとはいえ、私たちはその近代の延長線上に生きており、その「性的指向」概念に基づいて差別を受けているからである。
・二つめは、たとえ差別を目的とした不当な分類だとしても、同性愛「者」としてカテゴライズされた人たちはそのカテゴリーを逆手に取り、あえてそのカテゴリーを受け入れアイデンティティーにすることで、「差別されている」という共通点を軸にサブカルチャーや社会運動を生み出してきたからである。
・三つめは、同性愛という「性的指向」の概念こそ未だに私たちの人間の性についての解釈の基盤になってはいるが、それを踏まえた上でどう判断するかの価値観が変わってきているからである。
ふーむ、わかるようなわからないような。
医学機関とかが、この種の「定義」を社会状況に合わせてけっこう変えてくるので、さらにわからなくなる話。
なんどか例に挙げたけど、「げんしけん」セカンドシーズンで登場する男性は、女装してるけど性自認は男性。
なので、着替え場所として女性トイレを使ったときは大いに先輩らから怒られました。
しかし、これが生物学的には男性だけど、性自認は女性だったり、いわゆるトランスジェンダーとして女装していたら、トイレを使うのを怒る先輩の方が怒られる・・・・・・・のだよね?