ひとつ前の記事の流れで、あらためて「くらげバンチ」を見て、軍靴のバルツァーも覗いてみた
(基本、紙の既刊本持ってるから普段は覗かないのです)
そしたら「気球」が登場する回だったんですよ

気球は平賀源内の時代にはすでにあったはず(モンゴルフィエ兄弟でしたねえ。内山先生の「コロ助の科学質問箱」だったか「できるできないのひみつ」…だったかにその漫画がのってましたよ)
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だけど、軍事に本格的に使われたのはいつごろからだろうな。
(※ウィキペディア「気球」に年表あった。フランス革命の時からだそうだ)
ただ、本格化したのはおそらく南北戦争のころだったと思う。
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ぶっちゃけ南北戦争でライフル銃、機関銃、電信、鉄道の軍輸送、鉄条網、そして気球・・・・・・などが出てきて、戦場がおおきく変わった。
幕末漫画「MUJIN」でも語られたとおりだ。

革命とか進歩と言うには、あまりにも恐ろしい何かではあるが…その巨大な新興国は、そのまま巨大実験場だった。
昨年、同作品で「機関銃と鉄条網」を紹介したばかりだったな。
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その流れで普仏戦争も行われ、その時代が「バルツァー」のモデルになっているはずです。(舞台自体は架空の国家である)
だから気球という、初めて「空を制した」ものが、どう軍事的な意味を持つのか、という点では非常に重要、だと思います。
空を飛ぶという人物の夢を、即座にこのように扱うというところが…21世紀の空爆の風景とからんで、苦い思いをするところも含めて……興味ある人はご一読を。