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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「軍靴のバルツァー」移籍記念。Amazon紹介文で「バンチ(新潮社)vsマガジン(講談社)、どっちの編集者が優秀?」対決…あれ?

きのう紹介したように、高い評価を得ているレジェンド級軍事漫画「軍靴のバルツァー」は、新潮社「コミックバンチ」から講談社別冊少年マガジン」に移籍連載され、同社から最新15巻が発売されるほか、既刊1〜14巻も講談社から新装されて販売されることになった。
それはいいんだ。いろいろあったのだろう、たぶん。
オレは、その件には触らねぇ!!


しかしだ。それによって、いまは一時的に1〜14巻は両出版社の単行本が並び立っている。Amazonにおいても、だ。
そして…「Amazon紹介文は、編集者の花舞台」という話を覚えていますか?
覚えてるも何も、俺が言ってるだけなんだけどね(笑)


というか、ぼくが個人的にこのアマゾン紹介文だいすきっこなのです。

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サルでも描けるまんが教室」で読んだネタだから、どこまでホントかわからないけど、雑誌掲載中に作品につくハシラ、コピーなどは、締め切りぎりぎりの途中で入ってくる面倒くさい雑事・・・というより、普段は黒子である編集者が自身の”創作”、”センス”を世に問う場所でもあり、けっこう気合を入れてる人も多いという。
サルまんには「このハシラを考えるために締め切りを遅らせた編集者もいる」と書いてあった(笑)

たしかに単行本でハシラやコピーが無くなって残念、と思わせるような秀逸なアート、コピーもある・・・・

うん、そういう感じで
♪槍持て 弓持て 法螺を吹け ハシラは 編集者の 花舞台
という意識があるなら、かなり長いこと残り、多くの人の目にずっと触れられていくアマゾンの紹介文は(担当が編集者なら)同様に…いや何倍も…
AMAZONの紹介文は 編集者の 花舞台
なんじゃないかなあ、と思うです。

というか、やっぱり個人的な感触としては、ここで絶妙に内容紹介とかがされれば、売り上げ増につながっているんじゃないかと思うなあ。

ということで、個人的結論としては
・アマゾンでの解説文が無い、あるいはおざなりの短文である漫画や小説は
・その担当編集者? が無能ではないか。多忙は言い訳にならず。 
という、仮説を提示したいと思います。


で、あるから!!
今回、偶然にも一時期、講談社と新潮社が「軍靴のバルツァー」をともにamazonを含めた市場に出しているという点で、一瞬の邂逅がある。
そこで、アマゾン紹介文の読み比べ…によって、新潮社vs講談社の担当編集者の「THE MATCH」が成立するのではないか?と思った次第なのですよ。

1巻

十九世紀帝国主義時代。軍事大国から派遣され、同盟小国バーゼルラントの士官学校へ教官として赴任したバルツァー少佐。彼への指令は同盟国の軍政改革を押し進めるというものだったが、バーゼルラントの前時代的な戦略戦術論と旧式の兵器の前に悪戦苦闘を続ける毎日。挙げ句の果てに同僚教官と衝突することに!! 近世士官学校の日常と兵器や戦術を緻密に描写した新ジャンル歴史漫画スタート!!

19世紀帝国主義時代。軍事大国から田舎の小国バーゼルラントの士官学校へ赴任する事となったバルツァー少佐。彼への指令は軍事後進国であるバーゼルラントの軍制改革を推し進めるというものであったが、平和に馴れきった教官や生徒たちを前に戸惑うばかりの日々……。しかし次第に本格的な戦役へと発展していき、戦争と平和の狭間にて教官と少年たちの運命が動き出す。軍事、政治、青春の群像活劇!!

2巻

軍事大国ヴァイセンから同盟小国バーゼルラントに軍事顧問兼士官学校教官として赴任して来たバルツァー少佐は、平和ボケした生徒や教官たちとぶつかり合いながら次第に信頼を得てゆく。しかし王族間の派閥争いに巻き込まれ、第一王子の側近であり、かつての同期であったルドルフの奸計により組織されたデモ隊の鎮圧に生徒達と共に駆り出される事に…。早くも実戦を強いられる生徒達とバルツァーの命運は…!?


同盟小国バーゼルラントの士官学校教官として赴任され、平和ボケした生徒や教官たちとぶつかり合いながらも次第に信頼を得てゆくバルツァー少佐。しかし王族間の派閥争いに巻き込まれ、第一王子の側近であり、かつての同期であったリープクネヒトの目論見により組織されたデモ隊の鎮圧に駆り出されることに。早くも実践を強いられるバルツァーと生徒達の命運は……!?

3巻

※ん?…理由不明ながら、この巻は紹介文が無し…?????


軍事小国バーゼルラントの士官学校教官として赴任されるも、次第に王族間の派閥争いに巻き込まれていくバルツァー少佐。そして、はからずも第二王子の知恵袋として、その権謀術数の才を買われ重用されていく事になる。こうして国を憂う王子の決断が彼の運命を変えていくことに…!? 舞台は学校から宮廷、そして戦場へ! バルツァー少佐と生徒達は時代のうねりに巻き込まれて行く!!

4巻

この巻も紹介文が無し…?????

政争の中、その軍事と政略の能力を買われ、バーゼルラント第二王子から自らの参謀にと勧誘されるバルツァー少佐。そんな中、仇敵リープクネヒトの暗躍や大国間の思惑が交わり”第二次ノルデントラーデ戦争”が勃発する! 小国の派閥争いから端を発して事態は急転し、バルツァーは生徒達と共に戦場へ向かう――!!

5巻

安全なはずの駐屯地に敵のホルベック軍が奇襲。止むなく撤退を決意したバルツァー達に容赦なく襲いかかる精鋭騎兵部隊!! 最悪の撤退戦をバルツァー少佐はどう指揮する!?


勃発した“第二次ノルデントラーデ戦争”にアウグスト王子や生徒達を引き連れ参戦する事になったバルツァー少佐。安全な後方配置のはずが、突如ホルベック騎兵部隊に後背を突かれ、予想だにしなかった過酷な撤退戦を強いられる事になる。負傷したヴァイセン軍大尉から指揮権を委譲されたバルツァーは、バーゼルラント義勇軍と共に敵制圧地帯を無事に離脱することができるのか……!?

6巻

ホルベックとの戦争は、エルツライヒの調停によって国際和平会議に舞台が移った。列強各国の思惑と陰謀が渦巻く中で、リープクネヒトの奸計がバルツァーと生徒達を窮地に追い込む!?

対ホルベック戦争“ノルデントラーデ戦争”では過酷な撤退戦を戦い抜き、生徒達と共に見事生還を果たしたバルツァー少佐。しかし圧倒的有利にあったヴァイセン軍の元に、第三国エルツライヒの調停により停戦勧告が届けられ、これが事態を思わぬ方向へ揺り動かす。列強各国の思惑と陰謀が渦巻く中で、さらにリープクネヒトの奸計がバルツァーと生徒達を窮地に追い込む……!?

このへんでもう「勝負あり!!」、総括に入る

・あれ?なんか文章、かなり似てるやん。後発の講談社版のAmazon紹介文、絶対に真似てるやん。
 
・ぶっちゃけ、「軍靴のバルツァ―」移籍は、長州力の新日Uターンぐらいに遺恨を残した移籍騒動だと思ってたけど、現場の編集者間では、「広く世界に強敵を求めて巣立ってくれたまえ!」的にさわやかに送り出しているのかもしれない。その上で「Amazonの紹介文、担当編集のあなたも忙しいようだから、自由に使ってください」「ありがとうございますっ、リスペクトも込めて、基幹部分はそのままで…」みたいな?
 
・あるいはもっと想像をたくましくすれば、今はフリー編集者が大手雑誌の連載でも関わることがあるそうだから(と「げんしけん」で知った)、作家と担当編集が丸ごと移籍、したとか?「真似るも何も、書いてる俺は同一人物なんだが」みたいな?
 
・にしても、なぜかしらんがバンチ版の時に、4-5巻ぐらいから、一時の空白を挟んであからさまに紹介文短くなってるよね。これまた想像をたくましくすれば、それが「手抜き」であり、作家の不信感を生んで……とか


・ともあれ、やっぱりAmazon紹介文は担当編集者の花舞台、だとの印象を強くしました。