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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

サミット、菅&バイデンがメルケル&マクロン連合を中国問題で押し切ったらしいぞ…

サミットで菅首相がぼっちだとか、その写真キャプションが加工されたとかで話題だったが
mainichi.jp

www.j-cast.com


どっちにしても、そもそもセレモニーの写真とかの話題だったようだが、おまいらがそんなことに気を取られテル間にだな、肝心の議論では…。

仏独難色の「台湾」明記 日米英押し切り直前決着
2021年6月15日 05:00有料

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)は初めて首脳声明に台湾情勢を盛り込んで13日に閉幕した。覇権主義的な動きを見せる中国をけん制する狙いだが、経済や気候分野で中国の協力を得たいフランスやドイツが難色を示した。首脳同士の直談判にもつれ込み、日米英が押し切る形で記載が決まったのは、声明発表の数時間前

www.okinawatimes.co.jp
沖縄タイムスというより共同通信配信記事。ほかにも東奥日報などに掲載

以下、この記事より

事務方が英国に集まったのは数週間前のことだ。水面下で個別に日本が要請した東京五輪開催支持に強い異論は出ず、直ちに記載が決定。中国への言及は「必要だ」との認識で一致したが、過度に刺激したくないとの意見も出て、どう盛り込むか結論は出なかった。

(略)
フランスやドイツは「再び言及する必要はない」と主張…日米は「首脳声明からなくなれば『首脳らは問題なしと判断した』という誤ったメッセージが広まりかねない」と危機感を訴えた。溝は埋まらず、結論は首脳たちに委ねられる。
 議題が変わるごとに顔を近づけ、こまめに打ち合わせるバイデン米大統領菅義偉首相。首相は、欧州各国の説得に腐心するバイデン氏の「補佐役」として動いた。中国に融和的なドイツのメルケル首相との個別会談で、日米と歩調を合わせるよう働き掛けた。
(略)
…米政治サイト、ポリティコによると、首脳らは12日、外交に関する約90分の討議で激論を交わす。マクロン大統領とメルケル氏が日米の強い主張を「受け入れる形で決着した」(外交筋)のは最終日13日朝。当初、中国を名指ししての批判に消極的だった英国のジョンソン首相も強硬論に加わった…

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サミットで菅・バイデン連合がメルケルマクロン連合を押し切る?


ちなみに、4カ国(日米独仏)のスタンスが当初こうで、さらに英国が途中から強硬論になったとして、カナダとイタリアはどうなのか気になるが、イタリアはこんな図表があった。
カナダのトルドーは、この記事では言及無し。共同がネタ元のひとつにしてる「ポリティコ」記事でも探せばおもしろいかもしれない

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サミット、対中国の思惑 各国では

www.politico.eu
www.politico.com



これを或る種の「存在感」と認定するのは妥当ではあるだろうが、しかしその是非を考えてみればサミットのセレモニーで歩くときに「ぼっち」だったかどうかなんて話より、本来はもっと議論を呼んでいい部分だったのではないか。メルケルマクロンが少しおののいて、対中で対決姿勢から距離を置こうとするのは、善悪をおけば戦略(特に経済圏)としてはスマートな部分であるのかもしれない。「開かれたインド太平洋」という概念は、ひょっとしたら未来で歴史教科書に太字で書かれるかもしれない重要な言葉になりつつあると思うが、その一方で中国と正面から衝突するのは避け、不即不離のスタンスによって彼らが強権国家のスキルを使い、恣意的なボイコットをするような事態(ミサイル配備で韓国に行われたようなそれ)を避けるというのも賢明といえば懸命だからだ。



にしても、「ぼっち写真」の報道(?)ははてブでも盛り上がるが、「中国問題で菅とバイデンが組んで最終的にはジョンソンも引き込み、メルケルマクロン連合を押し切った」という話は盛り上がらない(※記事が有料だから仕方ないとはいえ)ので、ちょっと紹介してみた。