北朝鮮内部に独自ルート持っている新聞記者は、僕の知る限り東京新聞・城内康伸さんともう一人くらい。その城内さんの新刊「金正恩の機密ファイル」。ほんまによう食い込んではる。北朝鮮ウォッチャーは必読です。https://t.co/Ax2t4DVnil
— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) July 21, 2020
承継) 統制の厳しい北朝鮮もヒトの住む世界。隙が無いわけではない。合法的に中国に出国してきた人と密かに関係作って長年その絆を維持するのは並大抵のことではない。城内さんはそこから特ダネ獲得してスクープ連発してた。だから東京新聞の北朝鮮報道は一味も二味も違った。
— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) 2020年7月21日
新刊の「金正恩の機密ファイル」、欲を言えばもっと詳細を読みたかった。新書だからページ数少ないの仕方ないけど、1400に及ぶ獲得内部資料が日の目を見ないならもったいなさすぎる。特に朝鮮人民軍の無残な実態を赤裸々に書かれた文書は、資料集作ってほしいくらいです。
— Ishimaru Jiro (@ishimarujiro) 2020年7月21日
北朝鮮当局が忌み嫌う記者が放った決死の書。北朝鮮は独裁国家だ。情報統制も厳しい。内情を知るには公式発表の裏を読み取るか、脱北者の証言に頼るか。いや唯一、抜け道があった。それが今回、筆者が試みた内部資料である。
朝鮮半島取材25年に及ぶ筆者は、独自のルートで約1400件超の機密文書や音声記録を入手した。金正恩の暗殺計画から朝鮮人民軍の内申書、はたまた深刻な麻薬汚染や巷に現れたモヒカン男子への戒めまで。
〈資料を通じて北朝鮮の全体像に迫ろうとする本書の内容は、北朝鮮で体制側に属し、最高指導者に忠誠を誓っている彼の国の知人たちを不快にさせたり、怒らせたりすることが きっとあるはずだ。日本と北朝鮮を隔てる体制の壁は高く、厚い。北朝鮮の人々と育んだ友情や信頼を失うおそれは、絶対にないとはいえない。 そういう点を考えると、本書の執筆はある意味、私にとって北朝鮮との「決別宣言」に なるかもしれない〉
――本書「まえがき」より当局発の文書ゆえ生々しい。圧政に苦しみながらも生き抜く民衆のしたたかも見えてくる。北の監視網を潜り続けた筆者の取材余録もコラムとして収録!
(2020年6月発行作品)