【#新型コロナ とニューヨーク】
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 2020
22日、NY州の州都オールバニーに数百人が集結した。「このまま経済活動が再開されないと、生活が立ち行かない」「ウイルスと同じくらい、貧困は悪だ」と口々に訴えた。オールバニーは郊外にある。現場は、都市部のニューヨーク市とは全く違う雰囲気だった。(続) https://t.co/0T293bSNn8 pic.twitter.com/CNrlCeyDM7※はてなブログの仕様で、埋め込みだけだと見にくいのでコピペも併用します
Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY
@heryouNY州内の感染者の約9割は、都市部のNY市周辺に集中する。一方、人口密度の低い郊外で、感染者は殆ど出ていない。「ニューヨーク」と聞きイメージする大都会は、マンハッタンなどごく一部。州内の大半は緑豊かな風景が広がり、農業も盛んだ。(続)
被害に地域差がある一方、経済活動の停止は州内一斉に行われた。郊外に住む人が納得できないのも無理はない。「どうして都市部の奴らの病気のために、自分たちまで経済的な打撃を受けなくてはいけないんだ」と思うのはごく自然なことだろう。(続)
#新型コロナ は、昔からの「都市vs郊外」の対立構造を改めて浮き彫りにしているのかも知れない。そんなことを考えつつ取材していると「どこから来た」と話しかけられた。州内で農業を営む67歳の男性だった。彼の懸念は、経済活動が止まり、食料の生産・販売ルートが大きく乱れていることだという。続
彼の周囲では、販売先のなくなった牛乳を廃棄する人や、飼料代が高騰したため子豚を処分する人が出ているという。更に食料危機への懸念を口にした。「このままだとこれからの収穫シーズンに深刻な影響が出る。収穫する働き手がいなくなったら、食料はどうやってあなた方のテーブルに届くんだ?」続 pic.twitter.com/EnUvmtPK9e
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 2020
このご時世に珍しく、携帯電話を持っていないという彼の手は節くれだっていた。
政治的には、彼は長年の民主党員で、前回の大統領選もヒラリー・クリントンに投票したという。NY州は伝統的に民主党が強く、州知事も民主党だ。だが、今回の対応を見て、次の投票先は変わりそうだと彼は語った。(続)18歳の大学生の女の子にも話を聞いた。レストランで働きつつ大学に通っていたが、店から解雇され、授業もオンラインに。父親は建設業でまだ仕事があるが、母親も飲食関係のため失業し家計は苦しい。「高齢者のリスクが高いのは理解する。でも、私の生活をここまで踏みにじる権利は誰にもない」。続 pic.twitter.com/72nTCHYmQu
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 202018歳の大学生の女の子にも話を聞いた。レストランで働きつつ大学に通っていたが、店から解雇され、授業もオンラインに。父親は建設業でまだ仕事があるが、母親も飲食関係のため失業し家計は苦しい。「高齢者のリスクが高いのは理解する。でも、私の生活をここまで踏みにじる権利は誰にもない」。続 pic.twitter.com/72nTCHYmQu
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 202018歳で初めて投票権を行使する今年の大統領選について聞くと、できれば「#リバタリアン 」に投票したいという。リバタリアンは、より個人の自由を重んじ、政府の規制や課税を忌避する。だが二大政党が強い現状では、死に票になるだろうと考え、次は恐らく #トランプ に入れると彼女は語った。続
集会は、あくまで「#新型コロナウイルス による外出制限に抗議し、経済活動の再開を求める」ものだったが、#トランプ 支持者の姿は目立った。ウイルスの存在そのものを疑う人もいた。「ビル・ゲイツがワクチンを開発するのは、そのなかにマイクロチップを埋め込むつもりだ!」と持論を叫ぶ人も。続 pic.twitter.com/SJZ4AXbSBq
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 2020集会で掲げられた「自由に生きる、さもなくば死を」。英国からの重税に耐えかねて独立した建国精神を表すモットーだ。銃規制に反対する集会でもよく見るが、見る度に、米国における「自由」という言葉の重みを考えさせられる。#新型コロナ を巡ってもこの視点で捉える人もいるのかと感慨深かった。 pic.twitter.com/KldBmYYeXK
— Haruyo Miyamoto宮本晴代@NY (@heryou) April 23, 2020
最後のツイート、見ましたか。
『集会で掲げられた「自由に生きる、さもなくば死を」。英国からの重税に耐えかねて独立した建国精神を表すモットーだ。銃規制に反対する集会でもよく見る』
理屈は合っているんだよ。自由は何よりも重い。命以上に重く、尊重しなければならない。
だから外出制限を権力者が、強権を持ってやってはいけない・・・・・・・
この思想が、突き詰めれば日本の緊急事態制限において
外出禁止や店の営業帝を国が「命じる」ことができないことにつながっているのだ。
てかさ、俺も銀英伝のパロを通じた思考実験としてこう書いたんだけど、それはモルツCM並みに「ホンマにやってどないすんねん」ですがな。
「わしに誇りがあるとすれば、民主制において医療従事者であったということだ。わしは、感染症の拡散に対抗するという口実で、日本の体制が非民主化することを容認する気はない。日本は独裁国となって存続するより、民主国家として滅びるべきだろう。」
m-dojo.hatenadiary.com
「ウイルス拡散防止に役立つなら、自分の人権をある程度犠牲にしても構わない」と答える人の割合が日本がぶっちぎりで低いというの。個人主義や人権意識の高さというより、現状の自粛見れば日本人が人権が広範な権利・概念ということを知らないだけじゃねえか感が強い pic.twitter.com/wJJYs1NqAD
— dragoner@4日目西と17aエアコミケ予定 (@dragoner_JP) April 25, 2020
だから、遠く太平洋を隔てた極東の国で、いまでもパチンコ屋に並ぶ人々も、まさにこの「自由か、死か!!」の精神の体現者であるのかもしれない。
いやいやいやいや。