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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

アントニオ猪木が「狂い咲いた」時代〜十数年前『パチンコ一発で大逆転!』ありけり

ブロマガ「Dropkick」でサイモン・ケリー氏の回想インタビューがあり、アントニオ猪木が「ロス道場」をやっていた時代、のことが話された。
猪木がロス道場の練習で格闘家をも驚嘆させた、うんぬんという話は、まぁ別の証言なども見聞きしているのだが……そこについてはまたおいておこう。

インタビューでちょっと思い出したのは、アントニオ猪木の、思いがけない『復権』の時代だ。
猪木がさまざまな金銭疑惑などで批判を浴び、参院選で落選したのは1995年。

【昔の事件】新間寿氏の記者会見 A.猪木を告発

1998年にプロレスラー引退。
さまざまな債務や、権利などがいろいろ行ったり来たりもしたらしいんだが…

ja.wikipedia.org
アントニオ猪木という名のパチスロ機(あんとにおいのきというなのぱちすろき)は、2002年12月に平和およびオリンピアが開発し、平和が発売した元プロレスラーのアントニオ猪木をタイアップキャラクターとしたパチスロ機。AT機。A-400タイプ4号機。形式名は『アントニオイノキトイウナノパチスロキ』。猪木とのタイアップやゲーム性もさることながら、長い機種名も話題となった。後継機として本機のゲーム性をさらに練りこんだ『アントニオ猪木自身がパチスロ機』もリリースされ、人気となった。

サイモン 猪木さんはパチンコ台にもなったじゃないですか。アレが本当に凄く大きくて

――初代『アントニオ猪木という名のパチスロ機』はとんでもない出荷台数だったみたいで。後継機が20年経ったいまでも発売されてますし。

サイモン ロイヤリティーだけで相当凄いお金になってましたよ。すんごいお金、いまじゃ考えられないお金

――三度も繰り返しますか(笑)。

サイモン だって日本に来るたびに猪木事務所の人間が乗る高級車が変わっていくみたいな(笑)。

――ガハハハハハハハハ! パチンコメーカーに至っては猪木さんや新日本のスポンサーにもなってましたもんね。

サイモン 東京ドームで2日連続でやったときもパチンコメーカーの力ですからね。

――2003年5月1日&2日の東京ドーム2連戦ですね。初日の1日にはスロット大会やプロレスの試合をやったりして。

サイモン 勢いに乗ってなんでもありに…(後略)
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これで借金を返したとか返さないとか、そんな話も聞くんだがねえ‥‥ユークス時代に売った権利を買い戻しただのしないだの、そんな話もきく。

ただ、一つ言えるのは、猪木はそこで手に入った巨額のマネーを、借金を返した、身綺麗になった、じゃああとはその資金を堅実に運用して…とは思わなかったらしい、ということ。

伝説の「永久電機」発表会は2002年3月

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上の記事にはこんな記述もある

猪木はその加治氏に「北朝鮮海域でのフグの漁業権を独占できるかもしれない」(『アントニオ猪木の謎』加治将一・著)とも語っていたらしく、これがのちに“拉致問題”の時節柄、不謹慎すぎるということで街宣車まで出動する騒ぎになった2004年の「北朝鮮~ふぐ松茸食べ放題ツアー~」につながると思えば非常に興味深い。


まあ、それはある意味で枝葉の話でもあるんだ。
アントニオ猪木は、それこそカリスマだった70年代、80年代の人気や知名度を、引退する98年までずっと引っ張ってきた。

しかし引退したあとの2000年代中盤に経済的にパチンコパワーで「一発逆転」し、そこで「元気ですかーっ!」やWINWINのPRIDEプロデューサー、そういったものを通して一度メディア的に火が付いた時期があったんだよなあ、と。

そういう再浮上が無いと、ドラえもんでもゲゲゲの鬼太郎でもビートたけしでも矢沢永吉でも、やっぱりカリスマ人気は続かない……ということ。



そしてもうひとつ、ほんの十数年前は、「パチスロになった!」「すごいお金が入ってきた!!」という成金物語が、猪木に限らずあちこちであったのだろうな、と。猪木の場合はガードが緩いからこうやって伝わってくるけど(笑)、あと某新世紀ロボットアニメとかも隠しようがないけど(笑)、実は「儲かりました!でもそのことはナイショ」なところがいろいろあったんじゃないだろうかね。


いや、今でも続いてるんでしょうよ。少なくとも庶民が一生働いてもお目にかかれない現ナマが転がり込んでくる、パチスロモチーフの原作者は今なおいるんだろう。

ただ、ゼロ年代半ばよりは、やっぱりその金額は及ばないんじゃないか。「相当凄いお金/すんごいお金/いまじゃ考えられないお金」と三段活用されるほどの金額は、やっぱりあの時代ならではの話ではないか。



そんな時代があったんだよね、とまだ十年ひと昔前の話だけど、回想し記憶にとどめておきたい。

安藤健二パチンコがアニメだらけになった理由」が出たのは2011年か。

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

  • 作者:安藤 健二
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2011/01/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

m-dojo.hatenadiary.com
kamiyakenkyujo.hatenablog.com

その数年前、オタク大賞2007(まだこの賞続いてるのかな?)で、パチンコ台制作会社と、版権の動向はいろいろ話題になっていた。

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アクエリオンが成功した
パチスロの話が出ませんでしたね。


唐沢:「あなたと合体したい」の。


アクエリオンみたいな。


唐沢:あのマーケッティングの成功ってすごいですよね


鶴岡:あれが成功させちゃったんで・・・今後ね、まあ言っちゃっていいか。電通不良債権化している古いアニメの権利をどんどんパチンコ屋に営業かけるそうです(会場笑)


唐沢:でもほんとにあれはオタクだって見てる人少ない。


鶴岡:少ない。もともとね。あれだったらまだ「源氏通信揚げ玉」のほうが見てた気がします(笑)。

「富の再配分」
パチンコマネーが投下されることによって製作資金が潤沢になって、アニメのクオリティが底上げされるっていうか。

唐沢:おおポジティブポジティブ。

富の再配分が(笑)

サンキョウに買われちゃったサテライトが次に作る「マクロスFRONTIER」のデキがめっちゃくちゃいいんですよ。これもパチンコのおかげです。


儲かる構造
要はパチンコ台は一台35万円ぐらいしてそのうち、ロイヤリティが7%とかなんです。だから一台が仮に40万円で7%、、シチシ2万8000円か。

一軒で100万円ぐらいになる。

鶴岡:ひとつの店で最低十台とか買いますからね。
 
だから僕らが「ああこんなしょぼいことになって…」とか思ってるので、軽くライセンスだけで何千万円が入ってくる。

僕が聞いた話だと某アニメ会社が、パチンコのライセンスを下ろした時に、800億円キャッシュで振り込まれたそうです(笑)※キャッシュで振り込むってどんな感じだろう?

鶴岡:ああ、やつらはそのくらいは。


商社の存在
パチンコ専門のライセンス商社みたいなものが、あるんですよ。だからアニメ会社からライセンスを買ってパチンコメーカーに売り込む商社があって。

鶴岡:いくつかあります。

そこが片っ端から版権を買い貯めているんですよ。

鶴岡:そのうちのひとつって社長がすごく有名なひとなんですよ。XXXXXロシさんなんですよ(ピー音。会場騒然。)

そのうち逆転しますよ。パチンコ屋のおじちゃんおばちゃんが俺らよりもアニメの設定に詳しくなったりして(笑)