・「ブルーハウス・タリバン」として名を馳せた盧武鉉一派の残党が、再度ブルーハウスを奪回するということへの不安は当然ながら相当にある。
この前紹介した「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン」で描かれた時代は、まさに金大中から盧武鉉に政権が引き継がれ、そして迷走していく時代で、あれが再現されたらかなりに致命的なものになっていく可能性すらある。
・ただ、アメリカと同じく、議会がブレーキを掛けることが相当に可能なのではとは思う。外交は大統領の権限が強いからそう簡単にはいかぬかもだが、また、日韓の関係も、幸か不幸か前政権時代に「枠組み」ができている−ともに疎遠だという枠組みが(笑)。これが皮肉にも緩衝材となって、韓国で仮に混乱や方針転換があっても、それが影響しないのではないか。
・その一方で感動的だったのは、終盤戦の映像で、有力三候補はすべて無数の有権者の前に生身をさらし、ハグしたり握手したりを無限に繰り返す行動を行っていたこと。もちろん警備も厳重なのだろうけど、それでも政治的暗殺を気にする必要はあまりないほど、民主主義が成熟している。(とはいえ前大統領は顔に大きな傷を負うテロを経験したが…)、80年代半ばに、ある程度正統性のある直接選挙が整備されたところから、ここまで成熟したのかと思う。感動的な光景でした。
・ところで、この話 なんか本日のニュース23は【「反日」と言われてるけど、文氏は…】的なかんじでちょっとフォロー気味に報じていたが、文章としてはやはり反日の文氏、という表現がナチュラルに出てて気の毒だった(笑)
どうもTBS系の番組では、文在寅氏(今度の韓国大統領選有力候補者)を「反日」と表現するのがデフォルトらしい - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20170404/p2
本日のTBS報道
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3049952.html
反日色の強いと見られる文大統領ですが、今の韓国は喫緊の課題が多いため、いきなり日本に対して慰安婦問題を持ち出すことはないとみられています
だがしかし、文氏陣営のほうも国内で出した著書で「政権をとれば親日派を清算する」と断言してるとのことなので、まあしゃーないかな、とも思うのでした(笑)
・その文在寅氏に関し、こんなの作った
「軍人」としての文在寅・韓国大統領〜なぜ彼は銃を構えた時、一瞬空を見上げるのか? - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1109231
「「軍人」としての文在寅・韓国大統領」をトゥギャりました。 https://t.co/N4Q5PLBspB
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年5月10日