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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

中国・韓国の報道官に「日本国天皇による、靖国神社への勅使参向をどう考えるか」と尋ねたら返答はどんなだろうね?

高市総務相、丸川五輪担当相が靖国参拝外交問題化をけん制−終戦記念日時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081500629


これらへの、中韓両国の反応。

閣僚の靖国参拝「断固反対」=「侵略の歴史」反省求める―中国(時事通信) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000013-jij-cn


【北京時事】中国外務省の陸慷報道局長は15日、高市早苗総務相安倍内閣閣僚が終戦記念日靖国神社を参拝したことについて「断固反対」と批判する談話を発表した。

 談話は「日本側に侵略の歴史を直視し深く反省するよう改めて厳しく促す」とした上で「実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得る」よう要求した。

 一方、国営新華社通信は15日、安倍晋三首相が全国戦没者追悼式の式辞でアジア諸国への加害や反省に触れず、靖国神社玉串料を奉納したことについて、「侵略戦争を肯定し、加害責任を否定するものだ」と批判した。

日本の閣僚らの靖国参拝 韓国外務省「深い憂慮と遺憾の意」 #ldnews #ldnews http://news.livedoor.com/article/detail/11892535/


 日本の閣僚らの参拝を受けて、韓国外務省は「日本の政治指導者たちが、侵略戦争の歴史を美化している靖国神社に供物を奉納し、参拝を強行したことに、深い憂慮と遺憾の意を示す」とのコメントを発表した。

へー。
あらためて見ると、いろいろ歴史は変わる。
これはさまざまなところで言われているが、中曽根康弘首相の参拝が最初に外交問題化した後、
中国と日本の間では、「総理、官房長官外務大臣は参拝しない。他の閣僚は、まあ黙認する」との密約を行った…との情報がある。

2010年10月の毎日新聞より



◇日中「紳士協定」うやむや

 靖国問題の発端は二つある。1978年のA級戦犯合祀と、85年の中曽根康弘首相(当時)による公式参拝だ。中曽根氏は85年5月、「陰の指南役」と言われた四元義隆氏を密使として極秘に訪中させた。

 同席者によると、会談した胡耀邦総書記(同)は渡されたふくさから中曽根氏の手紙を取り出した。夏の靖国参拝を事前に知らせる配慮だったが、終戦記念日の8月15日に公式参拝した中曽根氏に、中国は「軍国主義への回帰」と強く反発した。

 この後、「首相、官房長官、外相は参拝しない」との中国側がいう紳士協定ができたとされる。中国の王毅外相は駐日大使だった2005年4月、自民党本部での講演で、「日本の顔である首相、官房長官、外相は(靖国に)行かないという君子(紳士)協定があった」と述べ、01年の就任以降、毎年参拝していた小泉純一郎首相(当時)に自制を求めた。この際、小泉氏は協定の存在を否定した。
 一方、91〜92年に宮沢喜一内閣で官房長官を務めた加藤紘一氏は「80年代後半、中国側から『日本を代表する首相、官房長官と外相には靖国に行っていただきたくない。これだけは守ってください』と言われたと聞いている。日本側もそれに配慮した」と証言する。


まあ、その後に橋本龍太郎首相や小泉純一郎首相らが、参拝を8/15も含めて行った。
そのことで、他の閣僚は黙認するというこの密約は無効になったのかもしれないし、そもそも「黙認」だったはずだから、公には一応反対を表明する…といったこともコミなのかもしれない

皇室の「勅使」には触れない、了解があるのかどうか。

ところで。

勅使参向の有無など皇室とのつながりで神社の格決まると識者│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20151222_369111.html

…(伊勢神宮の)他にも勅使を迎える神社が16社ある。勅使は天皇からの供え物を献じ、ご祭文を読み上げる。皇居ではその時間帯、天皇が「お慎み」になる。これらの神社を勅祭社と呼ぶ。特別の待遇をうけるので一般の神社より重い地位と見られる。それぞれ古い由緒や皇室との縁が深い神社ばかりだ。
16社中、宇佐神宮香椎宮は10年ごと、鹿島神宮香取神宮は6年ごと、それら以外は毎年、勅使が差遣され、戦没者を祀る靖国神社だけは春秋2度の大祭に勅使を迎える。


この「勅使」については、中韓からの批判は、ないのか。
少なくとも、私の知る限りでは無い。

それは、憲法上、皇室が神社に勅使を派遣するのは、政治家のつかさどる「国政」と別の活動であるということを理解しているからだろうか?
だとしたら、立派なものだ。

それとも、皇室への批判が、李明博韓国大統領の末期に、天皇訪韓と謝罪に関する発言があった時のように、日本からの反発がまったく別種レベルの大規模かつ、広範なものになりかねないから自重しているだろうか?

それとも、勅使参向自体は問題ないとの評価をしているからだろうか?

あるいは、単にいままで現実として大きなイッシュ―になっていなかったからだけで、聞かれれば「もちろん反対である」「勅使が靖国を訪れたことは大変遺憾である」との見解が表明されるのだろうか??



専門家ならぬ我が身で、それは現在わからない。

ただ、今回、丸川氏や高市氏といった、まあなんちゅうか「その他大勢」的な閣僚の参拝に対して、明確な反対、否定の反応が出たというニュースを見て、あれやこれやと考えをめぐらしていたら、上のような話を考え付いたのでね。


今現在、中韓が皇室の「靖国への勅使」に何の見解も表明していないのなら、それが偶然か故意かに関係なく「政治的芸術」だなー…という感慨もいだく。
その一方で、「中国、韓国の外国記者向け報道官会見で、上のような質問を、どこの国の一記者だけでも直接尋ねたら…どんなことになってしまうのだろう?」とも、思ってしまうのですよ。上のいくつかの可能性のうち、どれが真実となるのだろう。



まあ、思っただけ。 とうぶん、この「靖国勅使」という事実が、外交的なイッシュ―になることはないだろう。
はてな的なイッシュ―になるかどうかは、しらん。

勅使の様子が動画になっている。