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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

朝日新聞の天声人語が「中曽根外交」を評価する時代

天声人語」は当日だけサイトに一般公開され、それ以降は会員のみ。
http://www.asahi.com/paper/column.html
ここの「2014年4月23日」の記事ね。オバマ訪日に際しての後半部分。

きょう来日するオバマ大統領と安倍首相との対面はどんな展開になるだろう。
(略)
 ロン・ヤスの親密さは無理としても、オバマ氏の表情や言葉に注目しよう。
 去年暮れの首相の靖国参拝以来、日米間は冷え込んだ。
(略)
 刺さったトゲを首脳会談で抜けるかどうか。
 中曽根外交の評価は様々だろう。
 安倍氏同様、愛国者である。
 ただ、米英中心の世界の潮流からはずれないといった中曽根氏の外交原則は、
いま応用できなくはない。

 ナショナリズム一辺倒では外交は立ちゆかない。

へー。
いや、自分は戦後上位の長期政権だった中曽根政権の、「当時の朝日の論調」をかろうじて覚えているのよ。事後的に、この時代に出た書籍も読んだしね。
朝日ジャーナルの編集長が筑紫哲也氏だった時期とも重なっている。

「その当時」、中曽根外交を同紙、朝日グループがどう評していたかは例示する必要とかもあるまい。
まあ、大批判を浴びていましたよ。
その当時の評価が間違いだったのですか、それはなんでですか、と今更たずねるのも不毛ではありましょう。
外交政策の評価は、30年ほど経って初めて定まる…いや、定まるかどうかもわからんですな。


なんにせよ。朝日の表看板である天声人語で、「中曽根外交」がこれだけ好意的に評価された、ということを民俗学的記念碑として残しておこうと思いました。

中曽根康弘が語る戦後日本外交

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自省録

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