【創作系譜論】
異世界召喚・転移・転生ファンタジーの歴史
http://www.bookoffonline.co.jp/files/lnovel/pickup/pickup_isekai-history.html
なんでこんなもんが古書店のサイトにあるのかわからん（笑）…が、そもそもブックオフは公式サイトの中に特集コーナーがたくさんあり、そこで読み物記事がたくさん載っている、ということを初めて知った。興味を持ってもらえれば、ウチの店で古書を買ってくれる、という発想なら、それはそれでもっともかもしれんが。
http://www.bookoffonline.co.jp/
ブックオフのサイトは比較的行ってるが、ポイント登録だけだった。
さてこの年表、非常に評判になっておりまス。
古事記から最新ラノベまで240作品以上を網羅 超本格的「異世界ファンタジー年表」、ブックオフが公開 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/23/news122.html
楽しんでかいているのだろうな、たぶん趣味と実益の合致だ（笑）。年表なんて、そうでもないとわりにあわんよ。
専門のライターでなく店員さんが書いてたらさらに楽しいのだが。
物語、ストーリーの「はじめて」分析の楽しさ。年表はその「集大成」
自分はこのブログで、主に設定や、ストーリーや、キャラクターの「はじめて物語」をいろいろ思い出したように考察していた。かなり最近になってつけ始めたタグで、古いものは検索不可能だけど「創作論」のタグをクリックしてもらったり「日曜民俗学」という造語で検索してもらうといろいろと出てくるとおもう。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%2A%5B%C1%CF%BA%EE%CF%C0%5D
（例） 日曜民俗学。特撮ヒーロー番組、「悪の組織で内紛・乗っ取りが発生！」の系譜は？
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121212/p5
日本漫画における「美人・ハンサム」の描き方が、今のようになった経緯の仮説（日曜民俗学）
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131013/p6
コメント欄やブクマでもけっこう食いつきがいい話題で（笑）、創作の中の設定が生まれて定着する過程を探すというメタな趣味や興味はけっこう幅広いものなのだろうと思う。
そこで「年表」があると。
はじまりであり、おわりである。キリストか。
年表によって、こういう設定やキャラクターの「はじめて物語」は一目瞭然になる。
その一方で、年表をもとに新しいアイデアでそういう分析を「始める」こともできる。
そういう点で、上の年表が賞賛され、話題になるのもむべなるかな、ですね。
また、これが
「異世界召喚・転移・転生ファンタジー年表」
と、偉く範囲を絞っているのもさすが。これがたぶん「ファンタジー年表」みたいなものだと（そういうものも価値があるけど）、あまりに広く、網羅的になりすぎてしまって、逆に深くは考察できなくなるだろう。
自分としては、「時間旅行・タイムスリップ・タイムパラドックス」のエポックメーキングや設定の「はじめて物語」をまとめた年表や、悪役のキャラクター造形を追った「悪役年表」を読んでみたいところです。
「年表」は作るも読むも面白いよ！！という過去の記事
「年表」に花束を！「大タモリ年表」（てれびのスキマ）水道橋博士「課外授業ようこそ先輩」…
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140314/p6
そうだ、五月だよ！！水道橋博士が年表作りを子どもたちに指導する「課外授業用こそ先輩」は。
５月２日だった！！
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/lineup.html
2014年5月2日 （金） 午後7時25分
「見つけた！意外な自分」 水道橋博士 （漫才師）
水道橋博士の故郷は倉敷市。今回の授業で、博士は自分年表を作ろうと提案。ただし、その年表自分以外の人も書き込むことができる。どんな自分史が飛び出してくるだろうか。
（略）
2014年5月16日 （金） 午後7時25分
「魔物に変身してみよう（仮）」 デーモン閣下 （タレント）
悪魔の年齢で１０万５２歳をむかえるというデーモン閣下。子どもの頃、東京中野の緑野小学校で学んでいたそうだ。今回は魔物に変身する極意を閣下が子どもたちに授ける。
下のはあんまり関係ないが（笑）
