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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

安倍晋三の「靖国、春に参拝」は自らのリークだった(論座ブログより)

先ほど、数日前の空きスペースを利用して今月の「論座」の目次を資料として転載したのだが、このときに編集長あとがきの転載だかオリジナルのサイト用文章だか、とにかくそれがネットで読めることに気付いた。
そして今月号に興味深いくだりが。

http://opendoors.asahi.com/ronza/editor/index.shtml

・・・・・・安倍晋三官房長官は今年4月15日早朝、ひそかに靖国神社を参拝していました。その事実が表に出たのは8月になってからでした。参拝の事実を知っている人は極めて限られていたのですから、なぜ漏れたのか、誰が漏らしたのかが話題になりました。そんな経緯を、安倍氏の側近といわれる議員が教えてくれました。
「8月初め、安倍さんから突然、小泉首相の参拝の前に事実をリークしようと思うがどうだろうか」と相談を受けたというのです。安倍さんがそう考えた理由が面白いのです。参拝の事実が表に出て騒がれても、15日に小泉首相が参拝すれば、そっちのほうが注目されて自分の参拝はすぐ話題にならなくなるだろうというのです。
さらに、首相就任後に参拝の事実が表面化するよりも就任前に表面化した方が、まだ中国や韓国の首脳との会談の可能性も出てくるとみていたのだそうです。意外と計算高い人なんですね。

リークというのはどこまでもリークであって、普通はその理由やネタ元が分かるのはまれだ。
非常に珍しいことなのだが、これは単体のニュースとはならないのだろうか。

そういえば、アメリカ政府を揺るがした「CIA身元リーク事件」は、二転三転するうちに日本の友人として知られたリチャード・アーミテージが最初のネタ元だったと分かった。彼は非常に好もしい人物で、しかも当時の政府内では穏健派にして現在は職を離れた身。
それにそもそも、機密情報を握っているというより、最初は他愛ない噂話として話しただけだったらしい(ややこしい話だが「CIAで勤務している」と話すのは別に問題ないが、「工作員」の場合は駄目らしい。そしてその工作員だという事実をアーミテージは知らなかったそうだ)との結論だったそうな。(ちょっとこのへん詳しく追ってないので違うかもしれない)


http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060908AT2M0800M08092006.html

CIA工作員の身元漏洩、アーミテージ氏が認める
 【ワシントン=加藤秀央】米中央情報局(CIA)工作員の実名を漏洩(ろうえい)したとされていたアーミテージ米元国務副長官が、7日までに情報を著名コラムニストに明かしたことを認めた。元副長官が同問題を巡り発言するのは初めて。同日放送の米CBSのインタビューで答えた。

 アーミテージ氏によると、コラムニストのノバック氏の質問に対し、ブッシュ政権を批判した元外交官の妻がCIAで働いていることを明らかにしたという。ただ、妻が工作員だったことは知らなかったと述べた。


んで、結構深刻な問題になっているのが「じゃあチェイニー周辺が、意図的にリークしたとかいう話は何だったの?」という検証。まあ、被害にあった本人たちはそう確信していたんだそうだしね。あとは「副大統領、原因は閣下の人相です」「誤射はよくあることです、ねえ閣下」ともいえないしな(笑)。
まあ叩いて埃がまったく出ないのかとかいう話もあるし、なんか後味悪いまま幕がひかれそう。