http://www.afpbb.com/articles/-/3094016
【7月15日 AFP】(更新、写真追加)フランス南部ニース(Nice)で14日、革命記念日(Bastille Day)の花火見物に訪れていた人々の列にトラックが突っ込み、検察当局によると少なくとも70人が死亡した。検察はテロ対策捜査官が捜査に当たることを明らかにした。フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領はこの日、昨年11月のパリ(Paris)同時襲撃事件を受け同国で続いている非常事態宣言を、今月26日をもって解除する方針を明らかにしたばかりだった。事件を受けて大統領はプライベートで訪れていた南部アビニョン(F Avignon)から急きょパリに戻った。
現場では銃撃の音を聞いたという目撃者証言があるが、当局は確認していない。
(略)
こんなトラック突っ込んで来たらひとたまりもない…… pic.twitter.com/QOyaMCsvnu
— むいむい@2日目ヤ47a (@SCSI6161) 2016年7月14日
何ともいたましく、お悔やみとともにテロへの怒り、もし背後に何かの使嗾者があるなら、あの豚たちへの軽蔑も表明したい。
しかし、やはり思うのは、テロと防ぐと言っても、トラックでテロをやるのは、やはり防ぎようがない。厳重な警備や警察も「どうせ自分は死ぬ(殉教する)」という前提なら、多くの措置や予防策が無効になると思うのだ。
それは、wikipedia:東海道新幹線火災事件ともつながる話である。
あれがほんのわずかの被害でしかなかったのは、本当にラッキーでした。
だからといって、たとえばイスラム国(ダーイシュ)の豚たちに全面降伏し、「味方」になるのは文明社会のとるべき道ではない。
まあ、やはり生物の本能?に反する面もあるので、「自分が死ぬことを前提とした戦闘員」を要請するのはイデオロギーでは今は難しくなりつつある(数十年前はそうでもないだろうが)。
死後の世界を保証する「宗教」のほうが、現在ではおそらくそういう死兵はつくりやすい。
これは一般論としてそうであろう。
そして、自分の死を覚悟した人はある意味、相当なところまで「無敵の超人」になるのだ
困った時代だが、たとえば人を何十人もひき殺せる規模の重量や馬力があるトラックだからこそ、現社会の物流を支えられるのだろう。
そのジレンマはどうしようもない。