今月号のアフタヌーン
http://afternoon.moae.jp/magazine/afternoon
【読み切り】
『冬の海』環縁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/24
- メディア: 雑誌
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が掲載されていた。
これがかなりの衝撃作品というか、いまの風潮の中では大きな政治的、法哲学的意味を持つ作品でしてね…そしてこれ、当ブログでは何度もそのテーマを語ってきたので、紹介せざるを得ない。
ただ。
それを語るためには、完全なオチという訳じゃないが、構成上、かなり後半になって明かされる内容を触れざるを得ない。
故に、以降はその部分にも触れるネタバレとなります。
ご判断の上、読む読まないを決めてください
≪注意≫
以降は2015年12月号のアフタヌーンに掲載された読み切り漫画」「冬の海」のネタバレになります。ご了承の上お読みください。
・漫画として当然、完全に「・・・すべきだ」と明言しているわけじゃないのだが、この作品では完全に「同性愛や同性結婚の問題は、近親間の恋愛や結婚の問題と同一構造である」という描きかたをしているんですよね。
そうでないとテーマ的に成立しない。
追記 掲載雑誌の店頭販売終了にともない、思想的検討の必要上から、肝心の部分の画像を追加します
これは、大体ふつーに考えを進めていけば、論理的に当然そんな結論に至る可能性が高いと思うのですが、政治状況的にあまり大っぴらには語られない問題です。私がソクブンするところでは、フランスはリヨンのカソリック大司教が発言し、社会的な問題になったし、アメリカであるスポーツ選手がそう発言したら、契約している興業団体が謝罪させたり…なんてことが実際にあったそうです。
そんなテーマが、日本の大手漫画雑誌で正面からテーマとして描かれている!!!
のであります。
こりゃあ驚いた、驚いた。
そして当ブログ的には、それを紹介せざるを得ない。
同性結婚と近親結婚(付け加えるとさらに「複数結婚」)の論理的類似性の問題を、たぶん日本で一番語ってきたブログだろうからね(笑)
以下、過去の記事を。
自分が「冬の海」を問題作だと紹介し、同時に「予言は当たったなあ」と微笑するの資格が、些かはあるのだという証にもなりましょう。
……と思ったけど、ちょっといま、ふだん使ってるPCじゃなくて代用のPCなので、コピーアンドペースととかの使い勝手が悪い。
なので、このブログ内の
「近親」
の検索結果を。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%B6%E1%BF%C6
とくにこの問題の思考実験をしてる以外では気にならないテーマなので(笑)ほぼ100%、過不足ないリンク集になっているでしょう。
自画自賛すると、しょうしょう面白いと思いますよ
漫画情報「弟の夫」の最新作も必見
最新号では、新しい登場人物が主人公たちと関わり、大きな広がりが生まれます。こういうことはいかにもありそうな話です。
そのひとつ前の号ですが、東京五輪を前に問題がくすぶる「タトゥーをした人の入店禁止」問題も描かれました。