http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000058072.html
抗日戦争勝利70年の記念行事に参加するため北京を訪れている村山富市元総理大臣が体調を崩し、入院したことが分かりました。村山元総理は1日に北京入りし、3日に開かれた軍事パレードを観閲する予定でした。しかし、2日の晩餐会(ばんさんかい)に出席した後、体調を崩し、その後、市内の病院に入院したということです。関係者は「風邪気味だったし、暑いなかで色々な行事に参加したことが影響したようだ。肺炎になりかけたが、今はだいぶ回復した」と話しています。村山元総理は4日に退院し、日本に帰国する予定です。
あー、卒寿をこえての海外、くれぐれもお大事に…もう本日退院ということで、何よりでした。
だが、無事が確認されたところで、あえて可能性の低い邪推をさせてもらえば……、平和主義を本当に心の底から信じる村山氏は、中国の今回の式典や軍事パレードに内心嫌悪感があり、敢えて”体調不良”としてその場を欠席……
……はないか。
でも、実際のところ、それに出席するよりはしないほうが、そういう問いをされずに済んだという点ではよかったのではないかしら。
そういえば、当時を知っている人は知っているけど、突然のサプライズ総理就任の直後に、いきなりナポリでサミットに出席することになったのだけど、そこでも腹痛で倒れてしまい、ちょっとほろ苦い外交デビューになったんですよね、村山翁は。
たまたま今、村山富市回顧録を読んでいるのだが…
ナポリに着いたときは特に体調が悪いわけでもなく普通だったんじゃ…(略)入り口にボーイさんが飲み物を持って立っていたんだ。みんなそれをとっていくので、ぼくも何も気にしないで手にした。
それが桃のジュースかなんかで、甘くて冷たくておいしかったのでついぐいぐいと飲んだ
(略)
丸いテーブルを各国首脳が囲むようにして座った。ところが座ったとたんにお腹の調子がおかしくなった。「ああ、これはイカンな」と思った。会合中に変なことになったらみっともないから、ちょっと用を足してこようというんで席を立った。用を足して戻ったんだけど、またおかしい。これは駄目だと思って…
- 作者: 薬師寺克行
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/05/24
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当時、「イタリア料理のオリーブオイルはやっぱりお年寄りにはきついんだ」というへんな”風評被害”が立ったけど、オイルでなく桃のジュースでした。
「90超えたら、神のうち」と正直思うようになった。言論的評価はともかく、その種の人たちの行動は自由に放置したっていいのでは。
村山翁をはじめ
野中広務
中曽根康弘
奥野誠亮
李登輝
カーター
父ブッシュ
言論人でいうと
瀬戸内寂聴
むのたけじ
水木しげる……フハッ
中には100歳越えの人もいます。カムイ伝に、「百歳ばばあ」というのが一回だけ出てきて、強烈な印象を残す。
http://music.geocities.jp/rusticana06/ture7.html
登場する女性で一番インパクトがあるのが・・・
100歳を越えた老婆「千本ババア」・・・
徹底した差別政策の江戸時代にあって、100歳を過ぎた者は
身分の束縛から解放される・・・という不文律があったらしい・・・城方の武士たちと一揆の農民がにらみあい膠着状態となったとき・・
突如村の女たちをひきつれて「千本ババア」登場・・・
並みいる武士たちを杖でかき分けながら・・・
「家老を出せ!」とさけぶ・・
なにせ封建社会の身分を超越した立場だから、だれもさからえない・・・
家老・・・(少年時代、鷹狩りの時「こえだめ」に落ちたのを
千本ババアに助けられた・・・という弱みがある・・)
がしぶしぶ出てくると・・・
とらえられた農民の代表者たちを解放しなければ、村中の女はカマで自害する・・と
家老を脅しにかかる・・・・
(養蚕の盛んな時期、女性の人手がなければ藩は大損害・・・)
「あの夕日が沈むまで待ってやる・・・日が沈むのははやいもんじゃ ヒヒッ・・」
これで形勢は一気に農民側有利にかたむく・・・
これ、本当にそういう制度(不文律)があったのかしら?と疑っているんだけど(年貢の免除とかは会津藩などにあったそうだ)、創作だとしたら逆に、実によくできた創作だと思うなりよ。
なんとなく、実感としてもそうだろうと思う。
だから、もちろん言論としてその責任を問うたり、善悪の判断をすることはあるだろうけど、行きたいとなったら行かせる、言いたいことはいわせる、でいいんじゃないか…と思うのですよ。めちゃ投げやりだけど。
しかしまあ、そうするとあと数年で「渡部昇一」もその神のうちに入ってきちゃいそうで、ナンなんだけれどもな。
あと2年で秋山ちえ子。実は永六輔もそろそろかな?と思ったら、彼はすごく若かった…ラジオだから、声で判断しちゃうからな。
「村山富市回顧録」の内容を紹介したいと思ったのだが、時間ない。
今回は「90すぎたら神のうち」という提案だけして切り上げます。