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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

続「デモ人数・主催者発表と警察発表」〜「駅人数調査」はヒットも、以後は使えず…では「混雑度マップ」は?次デモの時に注目を

【大群衆学】

恒例議論の先取り。デモの人数、主催者発表と警察発表について過去記事やら資料やら…すでに「正解」はあるのだ、誰も実行しないだけで(挑発)。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150831/p2

には、おおくのご反響あり、ありがとうございました。
実はこの記事にもアクセスが多いので、最新情報をどんどん捕捉していってるからそことダブるのですが、一応別立てで報告するね。


駅乗降数の調査は奇蹟のヒットだったが、以後は使えず(その是非も論ずべし)

すでにリンク先の過去記事にも補足しているけど

『デモの参加者、12万人がねつ造なのか、3万人がねつ造なのか調べてみた』
http://amba.to/1Q5xFkD

国会正門前に行くために利用する駅を各駅事務室に直接問い合わせてデータを伺いました(こちらの身分をオープンにして)。

結果は以下の通り…

この記事に、こうブクマをつけました。

gryphon この数字をJRやメトロが公開してくれるとは思わなかった。これが前例となり常に公開されればもっと効果が大。/しかし携帯電話のデータを使えばより正確、と宣伝もしておく http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150831/p2


そう、「大群衆学」に以前から興味のあった当方は、もちのロン、駅の乗降者についても興味はあったの…だが、これは公開してくれない、とあきらめてたのですな。
だからその情報が出てきて驚いた。

だが、残念ながら…そのブログの、次の記事2本でも触れられているし

桜田門駅の変』⇒ http://amba.to/1JM6RAC
 
『4駅のデータ』⇒ http://amba.to/1Xefgaf

『スクープする気もないのにスクープに』⇒ http://amba.to/1NZ8bGy

この件を後追いで取材した某所によると、メトロのスタンスとしては、本来は「降りた客の数などの情報は基本的に公開していない」のであり、「教えた駅の担当者のほうがミスだった」ということらしいのだ。

まぁ、これは聞いたほうが悪い訳ではないし、しばしばこういう、不思議な「隙」をつく形で情報が漏れたり、真実が明らかになるものだ。(ベルリンの壁崩壊の直接的原因のひとつは、東ドイツの担当者の連絡不備で「今後自由通行に進む方針」を「いますぐ壁を開放する」と勘違いしたことにある)


また、そもそもメトロその他の機関が、この情報を非公開にする理由や必然性も、今後は大いに問うべきだろう。歴史上の貴重な資料であり、政治集会のみならず、多くのイベントや団体、芸能人などの人気の客観バロメーターにもなるだろうし、そこから多くのビジネス戦略が生まれる。また、災害時の危機管理を考える際も、この情報をオープンデータにして、「大群衆学」を進歩させれば、非公開の時より効果的であろうと断言できると思う。

メトロが純然たる営利企業なら「企業秘密」「有用だからこそ公開しない」というのも分かるが、そこの運営会社は
・株主 政府(53.4%)、東京都(46.6%)
である。そこの情報なら究極的には、少なくとも半分は国民、あと半分は都民の所有物である。

今後、都議会などのイッシューとして「メトロの乗降者数はオープンデータにすべきではないか?」というのを、論じてほしい。そういうアジェンダ・セッティングをお願いしたい。

もちろん、たとえば自分とかは「大群衆学」の興味に基づき、そのたびに質問しまくる気満々なのだが(笑)、自分や今回のたがや亮氏、あるいは https://twitter.com/aisatuthu_/status/639036324951949312 を書いている「挨拶回り中」氏@aisatuthu_ のような質問がウザいというなら、逆にリアルタイムで…あるいは1日ごとに、その数字を自動的に集計して更新されるようなページを作ればいいのではないか。貴重な資料として、ある程度のコストをかけてもそういう情報を公開する仕組みづくりには、株主(=国民、俺ふくむ)の理解も得られるだろう

まとめると

・周辺地下鉄駅の降り客数を調べることができたたがや氏の調査はGJ、大ヒット。
・だが、メトロのスタンスは「本来は非公開情報、今回、各駅が公開したことがミスだった」
・そのスタンス自体の是非を、今後は問うべき。特にメトロは半分公共施設である。駅の乗降数という情報も、究極的には公のものではないか?
・だが、とりあえず実際問題として、この手法は今後は使えるものではない(なくなった)

という一件です…

その後の追記

この、たがや氏が聞いた数字の信頼性について、あとから否定的な取材結果を述べた人がいました。経済評論家の渡邉哲也氏。

https://twitter.com/daitojimari/
渡邉哲也@daitojimari 9月3日
東京メトロ広報部 基本的に乗降客数は非公開 警察や消防など行政の求めに応じ必要があると判断すれば開示 山本太郎議員からの求めで国会資料用ということだったので各駅の職員が答えてしまった。このような形で公表され困っている。 駅の構造上、数字のダブルカウントなども発生する。
渡邉哲也 @daitojimari 9月3日
東京メトロ広報部広報課 山本太郎議員の名前で 国会の内部資料用にほしいとの事だったので、各駅の職員がだしたデータがこのような形で公表され困っている。駅の構造上ダブルカウント発生し分析にも主観的要素が多く、数字に関してはまったく保証できるものではない。 今後は取り扱いを徹底する
渡邉哲也 @daitojimari 9月3日
東京メトロは、株式会社ですので、営業判断として開示するしないを自由に決めることが出来る。しかし、公益性を考え行政機関などには協力するというだけの話 T @alicesonderland: 何に基づいて公表したらいけない、山本議員に渡したらいけないと言うんでしょうね⁉
渡邉哲也 @daitojimari 9月4日
公益に反するのではなく、使用目的とその利用方法において公益性がないということでは?RT @alicesonderland: さっそくのメッセージありがとうございます.そうしますと今回の山本議員への情報提供は公益に反すると判断されたのですね.
渡邉哲也 @daitojimari 9月4日
想定目的外利用であり、駅ごとの確認であったため、渡した数字にダブルカウントなど正確性が担保できない物がある。また、分析方法にも恣意的な解釈が含まれており、東京メトロとして保証できるものではないという話でしょう。、@alicesonderland
渡邉哲也 @daitojimari 9月4日
要は 東京メトロ側の使用目的確認があまく、各駅ごと(駅の構造上、バブルカウントが発生する)への調査であったため、これを会社として保証できないという話 また、分析方法にも恣意的解釈が含まれ、使用目的を知っていれば渡さなかったということ @alicesonderland

……そして続く。

「混雑度マップ」この分析に使える?次回のデモのときに注目してみよう!

そんな話題を議論している記事についた、このブクマ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/264592137/comment/jbase
id:jbase
混雑度マップでは、30000人ぐらいだった。ちなみに長渕の富士山の時が80,000人ほど。混雑度マップはいいぞー。最近精度が悪くなった気がするが、こういう時の誤差は1割ないと思う。


jbaseのコメント

しらんぞナニソレ。

ということで調べると……

http://lab.its-mo.com/
http://lab.its-mo.com/densitymap/
http://lab.its-mo.com/service/densitymap.html

なにもんだ これ? てきか みかたか?
正体は??

この画像は意味がないな(笑)


再度調べると…
・・・・・・・・・・・・なんと、その正体はゼンリン!!!真打ち登場!!!

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清水 辰彦
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ふむう、ゼンリンなら、あるいは……

(この項目、続くというか、いったん留保)

【独自情報】ゼンリンに聞いてみた!「混雑度マップ、デモ人数の調査に使えますか?」

直接、ゼンリンに電話して聞いてみました。
回答は、個人向けサービスの担当者であるT様から頂きました。ありがとうございます。
こちらの独断で、箇条書きで要約してお伝えします

・まず、わが社(ゼンリン)でやっているのは個人向けサービスと法人などから依頼を受けたサービス(ビジネス)でいろいろ違います。
 
・うち個人向けとして行っているのは、「実験的に公開」という位置づけで行っている「いつもNAVI」です
http://lab.its-mo.com/
 
・このサービスの中で、公式ページから今はリンクを張っていない(後述)ですが「混雑度マップ」というのがあります。(※あちらから提示されてきました)
http://lab.its-mo.com/densitymap/
http://lab.its-mo.com/service/densitymap.html

・これが、そちら(Gryphon)の質問された「<30日の国会周辺>など特定した日時、場所における人数把握」のサービスには一番近いと思います。
 
・携帯のGPSを使って人数を把握しています。
  
GPSがない携帯電話は、たしか現行の混雑度マップでは把握してないと思います。技術的に、やろうと思えばできるらしいですが、私も専門家ではないのでちょっと正確にはわかりません。
 
・いまから、8月30日など、過去に遡って数字をチェックすることはこのサービスではできないと思います。
 
・公式ページからリンクがない理由ですが、あのページ全体が「実験」の位置づけなので、どのサービスも、続くかもしれないし、すぐ消えるかもしれないんです。混雑度マップのリンクがなくなったのは…続かない可能性が、たしかにあるかもしれません。
 
・ただいま現在は、混雑度マップはリンクは張ってないものの、一般向けサービスとして自由に使えます。
http://lab.its-mo.com/densitymap/
  
このあと、特定の日の国会周辺の人数の把握は、普通に可能だと思いますよ
 
・どこまで精度が高いか、正確度はどれくらいかは、ちょっと私はいえませんが。
 
・団体や企業が正式にわが社と契約して、こういう場所の人数を把握することはできるか、ですか? 技術的な面は先述の通りですが、団体や法人での利用となると、ちょっとビジネスの話になりますので(笑)、その担当でないと。

ありがとうございました!!
結論としてゼンリンの技術を使った「混雑度マップ」は、特定の場所の人数を把握する手段として十分使える、という見解で正しいようです。

今後、デモが続くようなら皆さんでチェックを!!
この数字を持ち出さないような人は「大群衆学」のモグリ!!
(※そんな学問は私の脳内にしかない)