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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

関東大震災を目撃した画家・堅山南風の《大震災実写図巻》が無料展示中(半蔵門ミュージアム)

…7月19日(水)から11月5日(日)まで、特集展示「堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春」を開催いたします。


1923年の関東大震災から100年の節目をむかえる本年、堅山南風《大震災実写図巻》を展示します。巣鴨で被災した南風は浅草や上野に出向いて、被害状況や復興に至る様子を描き留め、のちに31枚の絵を3巻に仕立てました。その描写から、当時の人々の苦悩・悲哀や助け合いの様相が伝わります。

あわせて、南風と同時代の画家による作品12点を初公開……

堅山南風の関東大震災

……震災の惨状を描いた画家もいました。彼らの代表的な作品として鹿子木孟郎(1874~1941)《大正十二年九月一日》、西村五雲(1877~1938)《関東大震災絵巻》、平塚運一(1895~1997)《東京震災跡風景》シリーズなどが知られていますが、今回展示する堅山南風(1887~1980)の《大震災実写図巻》も、そのひとつです。

巣鴨の自宅で被災した南風は、浅草や上野に出向いて、被害状況や復興に至る様子を描き留め、のちに31枚の絵を3巻に仕立てました。当時の人々の苦悩・悲哀や助け合いの様相が伝わってきます。序文に「かかる非常の時に吾等を慰め且つ精神上の苦痛より救玉ふは大慈悲の観世音菩薩である」と述べ、巻末に観音菩薩を描いて終えています。

www.artagenda.jp

なんでも、横山大観の弟子だった南風は、巣鴨の自宅から師匠をの安否を確認するために徒歩で上野に向かい、浅草の惨状などもスケッチしたのだといいます。上に紹介した、凌雲閣の倒壊は、当然直接は見てないだろうから証言を聞いて脳内で再現した絵なのだろうけど。

他に、これは直接見ただろう野宿の民衆や、尋ね人の紙を多数張り付けられた上野公園の西郷隆盛像とか…11月5日まで。


で、
おいら、この施設を知らなかったけど

東京メトロ半蔵門線
半蔵門駅』下車 4番出口(地上1階)左すぐ
東京メトロ有楽町線
麹町駅』下車 3番出口から徒歩5分
JR
四ツ谷駅』下車 徒歩15分
駐車場および駐輪場はございません
お車でのお越しはご遠慮ください

住所
〒102-0082 東京都千代田区一番町25

電話番号
03-3263-1752

ご利用案内
開館時間 最新の開館情報はこちら
休館日 毎週月曜日・火曜日(月曜日・火曜日が、祝日や振替休日にあたる場合も休館)
年末年始
※その他、臨時休館あり
入館料 無料
www.hanzomonmuseum.jp


館の主催者は…

半蔵門ミュージアムは、真如苑所蔵する仏教美術品を一般に公開するために設立した文化施設です。

地下1階の展示空間では、運慶作と推定されている大日如来坐像(重要文化財)や、ガンダーラ仏伝浮彫を常設し、仏像や仏画、経典などを定期的に入れ替えながら展示します。
www.hanzomonmuseum.jp