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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

岩波新書「マヤ文明」を読んでのメモ/上野の「インカ文明展」は24日まで

自分のツイートをまとめた。

マヤ文明――密林に栄えた石器文化 (岩波新書)

マヤ文明――密林に栄えた石器文化 (岩波新書)

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ1/「マヤとアステカとインカは、とにかく時代も場所も違うから。室町時代の日本と中国の長江文明アンコールワットのクメール文明より違うから。マチュピチュマヤ文明じゃなくてアンデス文明だから」
posted at 08:14:09

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ2/「マヤ文明を突然消滅した謎の文化、と誤解する人もいるが、スペインの侵略まで盛衰を繰り返しつつ発展していた。いまも「マヤ文化」が現在進行形だ/ただ「マヤ民族」は存在しない。言葉もバラバラ。それでも共通文化はある。
posted at 08:16:17

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ3/いまだに高校世界史では「半乾燥のの大河が流れる地域から文明が生まれた」という概念を紹介しているが、マヤの例があるよね。マヤは灌漑事業を発展はさせなかった」/「世界四大文明は1952年の高校世界史で初登場した。せめて六大文明に」
posted at 08:18:46

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ4/「マヤは石器のみで鉄器はないが、不自由は無かった。究極の石器文明」/「車輪を知らないとの俗説があるが、車輪つきのおもちゃ、土偶は発見されてる。大型家畜がいないから馬車的な実用車輪が無い、という話」/「マヤは20進法。足の指も数えた」
posted at 08:22:15

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ5/「政治的な統一はない。これはインカ王朝とも違う。しかし遠距離交換ネットワークによる文化共有はある」/「ジャガーの毛皮が王権の象徴」/「ピラミッドはエジプトの名前で、こっちのマヤ文字ではウィッツ(山)という。山岳信仰が起源か」
posted at 08:25:51

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ6/「マヤでは13がラッキー数字。天上界も13の層からなる」(マヤ暦のことも詳しいが、ブームで解説サイトもいろいろあるから省略しよう。)/「マヤ文字は”漢字かな混じり”。一字で一つの意味がある字と、音節を示す字が混じってる」
posted at 08:30:07

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ7/「マヤには碑文だけで1万以上残っている。20世紀半ばまで、暦や天文学、宗教関連の文字しか欧米の学者のほうが読めなかったのよ。だから逆に『マヤは天文学と暦を最高に重んじる神秘的文明・・・』というイメージがついちゃったのだ」
posted at 08:32:37

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ8/「今はマヤ文字解読が進歩したぜい。王の事跡や戦争の記録なども判明の真っ最中」/「おいマスコミ、あんたら『神秘の文明』のほうが都合がいいから、知ってて知らないふりしてるやろ?」/東京ディズニーシークリスタルスカルの魔宮』もたいがいだ」
posted at 08:35:41

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ9/「マヤ研究の進歩の一つに、1970年代から石器を顕微鏡で見て『何に使ったか』を調べる方法が導入されたことがある。不肖私もその第一人者」「石像の置かれた石の場所、武器が増えた時期、骨から栄養状態を分析・・・しても歴史がわかる」
posted at 08:38:59

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ10/「マヤの王様は、儀礼の時に自分の血を流す義務があった。絶対権力者というより儀礼に縛られた」「戦争で王が捕虜になった例は多数」/70年代、金星の動きに対応しマヤ王は戦争した、という仮説(スターウォーズ仮説)があったが今は否定されてる」
posted at 08:42:18

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ11/「農業は豆とカボチャととうもろこしが主。この三つはそれぞれの弱点を補った。窒素供給や日光の遮断など」/「マヤは『ミルクの香り無き文明』とも言われる。これは環太平洋地域にそれがある、と」
posted at 08:51:58

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ12/「アグアテカという遺跡には、戦勝記念の碑がある。捕虜にした敵王の上に誇らしげに立つ王。アグアテカ王朝の第三代王。西暦735年、アグアテカ=セイバル戦争というのがあったらしい」
posted at 08:54:37

岩波新書 「マヤ文明」(青山和夫)からメモ13/「そしてマヤは16世紀、グリハルバ、アルバラード、モンテホらのスペイン人侵略者によって攻撃、支配されていく。伝説によるとキチェ・マヤ人戦士テクン・ウマンは、ケツアル鳥の羽に身を飾り、鳥に変身してアルバラードと闘うも戦死したという。」
posted at 08:57:58

これでおしまい。最初に「マヤとインカは別物!」と念押ししておいてなんだが、上野のインカ文明展は6月24日まで。  
posted at 09:00:46

このツイートの前、速報的にid:koikesanのブログコメント欄で報告、
そこから先方でhttp://d.hatena.ne.jp/koikesan/20120522 という記事を書いていただいたのですが、現在の研究で「マヤでは球技をやって、その勝者側が喜んで名誉としてのいけにえになった」というのは現在、否定されているんだそうな。

そこでも触れているけど、実は本題のテーマでは「いけにえが名誉というけど、そんなことはないよね、いけにえの人も死ぬのはこわいよね」というテーマでF氏は描いているんですなあ。芸術家の直感は、ある意味学者を超える。
一方で、SF的に「いけにえを名誉と考える」世界を想像して「ミノタウロスの皿」を描いているのだから、本当にSF的想像力というものは・・・

先生はとにかく中米・南米の巨石文明が好きで、そもそもTPぼんはこの時、運動神経が鈍いのに南米のピラミッド遺跡に登って転落死した「タラ子タラ夫」さんを助ける為にマヤに向かっていたのだ。
自分が持っている文庫だと2巻だが、今は「全集」を購入したほうがいいだろうね。

藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 3

藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 3

どの巻にこのマヤ文明の回があるかは分からない。

上野のインカ文明展、いよいよ24日まで

マヤ文明とは別物ねんで。 わかってるねんで。

http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2011/inka/index.html
インカ帝国とはどのような文明だったのか。その全貌を紹介する大規模な展覧会は、日本では開催されたことがありませんでした。なぜ鉄器も車輪も持つことのなかった人々が、多数の巨大建築物を擁するのか。「太陽の王」とはどのような存在だったのか。考古学・人類学・歴史学など各分野の最新研究をもとに、その全貌にせまる展覧会です。

「銃・病原菌・鉄」の再度のブームと合わせてとか、あるいはミル・マスカラスファンとか、まあいろいろ見にいけや

2012年3月10日(土)〜6月24日(日)

開館時間・休館日
[開館時間] 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
[休館日] 毎週月曜日

それこそ北岡vs菊野の試合を後楽園で見に行ける人で、そのために15日(金曜)を休みにしたという人があれば、この催しも推薦したい。敗者を「生贄」とする残酷さと緊張感は、ある意味共通する。うまいこといったな。