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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

池内恵氏の新刊『「アラブの春」とは何だったのか』が出ます

中東の大混乱をもたらした「アラブの春」の政治・社会変動の、
どこが分かれ道だったのか?

中東世界全体に影響をあたえた革命のもたらしたものは何だったのか。アラブ諸国一円に急速に伝播した政治・社会変動を比較政治と国際政治のあわせて12の視点から分析。

【主要目次】
はじめに 本書の構成
第1章 アラブの春の政治変動 概要
第2章 アラブの春で試される政治学諸仮説
第3章 若者と情報
第4章 社会運動と闘争の政治 デモと伝播のメカニズム
第5章 政権の崩壊と持続 その軌跡と分岐点
第6章 共和制・世襲・終身大統領制の崩壊
第7章 アラブ君主制は倒れないのか?
第8章 介入の地域/国際政治
第9章 体制と体制の間 移行期政治の困難
第10章 イスラーム主義の勃興と挫折、ジハード主義の台頭
第11章 国家の逆襲 セキュリティ国家化
第12章 国家の崩壊、グローバル・ジハードの出現 国際秩序の再構成
エピローグ アラブの春は何をもたらしたのか 今後何をもたらすのか
著者について
池内 恵(いけうち・さとし)
1973年東京生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授。専門は中東地域研究とイスラーム政治思想。著書に『イスラーム国の衝撃』(文春新書、2015年)、『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年、大佛次郎論壇賞)、『書物の運命』(文藝春秋、2006年、毎日書評賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2008年、サントリー学芸賞)など。