【創作系譜論】
前の記事から続きますが、BSスカパー!というチャンネル
http://www.bs-sptv.com/
では、映画の予告編ばっかり放送する「ニュー・シネマ・トレイラーズ」
http://www.bs-sptv.com/program/160/
というのをやってた。そこで今、たまたま見たのは
という、作品。上映中。主演はアンソニー・ホプキンス。
公式サイトを見てみよう。
http://kidnapping.asmik-ace.co.jp/
1983年、オランダ・アムステルダム。大ビール企業「ハイネケン」の経営者、フレディ・ハイネケンが何者かに誘拐された。世界屈指の大富豪の誘拐は世間を驚かせ、警察も巨大組織による犯行を疑う。しかし誘拐したのは、犯罪経験のない幼なじみの5人の若者だった・・・。
大胆不敵な計画を実行し、史上最高額(当時)の身代金を要求する犯人グループ。すべては上手くいくはずだった。ところが、人質であるハイネケンの傲慢な言動に、5人は翻弄され、歯車が狂いだしてゆく。駆け引き、誤算、落とし穴。誘拐された大富豪と、誘拐した若者たち。追い詰め、追い詰められる男たちが支払う“誘拐の代償”とは――?!
人生には二通りある
大金を持つか 大勢の友人を持つかだ
両方はありえない
と、人質が誘拐犯に向かって言うってのはどういう状況なんだ(笑)
これは一応、実話が元になっているけれども、たしかに人質とか捕虜として拘禁する対象は、無力な子供のほか、金持ちや権力者、名士や君主などの指導者も対象になりますよね。彼らに知性や人間的な迫力や魅力があって、粗暴な犯罪集団、テロリストがついに感化される…というのは、あながち根も葉もない妄想、というわけでもないかもしれない。
コメント欄で出てきたが、東大安田講堂陥落へつながる林健太郎氏の監禁事件/・
歴史家bot @historian_bot
https://twitter.com/historian_bot/status/463917391101956096
東大全体の封鎖解除には賛成だが、私個人の救出のための出動は無用。只今、学生を教育中(林健太郎、学園紛争に際して)
ま、その半面の描かれ方としては、「誘拐集団が実は気のいい、話の分かる人間味のある連中」という前提が必要になるんですけどね。
リアルの事件で、人質と犯人の関係が深まるのは「ストックホルム症候群」などの故などもあってきれいごとではないけど、おとぎ話としての人質ものはまた別だ。
そこからバリエーションはいろいろあって、
・誘拐集団がついには部下になって正道に帰る(人質が王子で、その部下になるとかね…)
・なんか人質のほうが、逆に犯罪計画に乗り気になって陣頭指揮を執り、人質が「ボス」になる(一番有名なのは、「大誘拐」でしょうか。「銀魂」で真撰組の土方が宝くじが当たる回もこのネタでしたな)

- 作者:天藤 真
- 発売日: 2000/07/21
- メディア: 文庫
・掃除や食事などの生活面を取りしきり「お母さん」的存在になる(お馴染み「ラピュタ」…もうあの時点では空賊とは和解済みか。)
http://youpouch.com/2012/10/01/83969/
皆さん、あのシチューを覚えていますか? 汚れまくった台所を任されたシータが、台所を掃除して、最初に作っていたメニューです。もう、勝手に命名しちゃおう。「ラピュタシチュー」と呼びましょう! ラピュタシチューがあまりにもおいしそうなので、いろいろ調べて作ってみましたよ!
で、この初出というか古いものをさぐると、ちょうど半世紀前に、「オバQ」でも扱っていたりします。
http://d.hatena.ne.jp/hardmelon/20090725/p1
ゆうかい魔に気をつけろ!:なぜか誘拐魔が藤子両氏。どう見ても善人。迷惑オバケのQちゃんの迷惑っぷりが功を奏する。
- 作者:藤子・F・不二雄
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: コミック
「キテレツ大百科」でも「エスパー魔美」でもこの種のネタはやってるから、藤子・F・不二雄先生の好きな定番だったんだろう。
追記 パーマンにもあった
興味深いまとめですね!ありがとうございます。たしかにF先生はこのパターンがお好きなようで、私が特に印象深い話は『パーマン』の「がん子誘拐事件」です。がん子ちゃん持ち前のおてんばを発揮して誘拐犯を振りまわすのが面白いです。
— 稲垣高広(仮面次郎/koikesan) (@kamenjiro) 2017年8月1日
ただ、黎明期トキワ荘のレジェンドたちは、海外の面白い映画や小説の名翻案家でもあったしね…根拠をもって示せるわけではないが、これが元祖とはやっぱり言えない気もする。オー・ヘンリーの作品とかにありそうな。
(人質とはちょっと違うが、気のいい強盗団を描いた「荒野の王子様」という作品がある)
http://blog.goo.ne.jp/s-matsu2/e/98f68e12a2b0842da3ca2f49cda3c8fe
- 作者:O・ヘンリ
- 発売日: 1969/04/14
- メディア: 文庫
「荒野の王子様」
まだ子供なのに石工宿泊所に働きに出されてつらい思いをしているレナが母親に向けて手紙を出す。郵便配達が途中で強盗の一団に襲われる。強盗は偶然レナの手紙を見つけ、それを読む。仕事がつらいので自殺するという内容の手紙だった。強盗団は……(略)
【追記】あとで教えてもらったのだが、やはりオー・ヘンリーにはずばりの作品があり、これが「元祖」の最有力候補の気配…?

赤い酋長の身代金 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 8)
- 作者:オー ヘンリー
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
かなりずれはあるが「本来ならしおらしくしてる筈の被監禁側が、才覚によって活躍し、大きな顔をし始める」という意味なら「居残り佐平次」もそうだしね。
人質が「動じない」「怖がらない」という部分では、既に「椿三十郎」の家老の奥方がいた。
彼女は、救出側の三十郎に対して「そなたは、人を斬り過ぎます」と叱り、自分を誘拐した側の心配をしているのだから、萌芽があるともいえる。
『椿三十郎』で入江たか子扮する家老の奥方が荒々しい三十郎を諭すセリフがある。
「あなたは少しギラギラし過ぎてますね。鞘(さや)に入っていない抜き身みたいに。でも本当にいい刀はちゃんと鞘に入ってるものですよ」
三十郎の男臭さと血なまぐさい殺陣がこの映画のひとつのトーンになっているなかで、それとは違った、穏やかで柔らかな空気を送り込んでくるもう一方の重要なトーンをおもに入江たか子が荷なっていた。上のセリフを彼女は、嫌味の欠片も感じさせない、まるで柔らかな優しい光で包み込むように発している。
そんなこんなで、
『人質・捕虜が、我がまま、(悪)知恵、品位、優しさで監禁側を感化し、いつしか誘拐犯たちは、人質の手下や仲間に…というパターンは何が元祖?』
元祖はともかく、皆さんのご存知の作品を教えてください。年表的なものを作れれば幸いなので、発表年が分かれば、なおありがたい。
オバQのように、ギャグマンガやドラマの中の1エピソードとしても出てくると思います。
今回も、同趣旨の質問を「人力検索はてな」で並行して行いました。
人質・捕虜が、(悪)知恵や品位で監禁側を感化し、上に立つ…というパターンの例を教えてください。
http://q.hatena.ne.jp/1434929793
例として挙げられたのひとつ「ミセス・ハドソン人質事件」。これ、宮崎駿演出らしいですね
http://www.nicovideo.jp/watch/1316208105
(有料)
【第二部】頂いた情報を一覧にまとめます
年代 | 書、逸話の内容 | 参考資料 |
---|---|---|
紀元前78年 | (実話)ユリウス・カエサル、海賊の捕虜となる。「俺の価値はそんなもんじゃない」と自ら身代金額を吊り上げる。 | こちら |
1221年 | (実話)「承久の乱」の敗残兵をかくまったとして明恵上人が鎌倉に連行されるが、時の執権・北条泰時がその徳に感化され弟子になる | こちら |
1787年 | (実話)オホーツクに漂着していた大黒屋光太夫が、保護してくれたロシア人を迎える筈の船が逆に難破したために指導的立場となり、船を再建する | (おろしや国酔夢譚) |
1812-1813年 | (実話)「ゴローニン事件」の関連でロシアに船が拿捕された高田屋嘉兵衛が日露外交を調整、問題を解決に導く。※1979年、司馬遼太郎が小説「菜の花の沖」で嘉兵衛を描く | wikipedia:高田屋嘉兵衛 |
江戸末期〜明治? | 落語「居残り佐平次」 | |
1862年 | ビクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」 | ※本題から離れた、ジャンバルジャンを善に導く司教の、以前の逸話として『山賊に誘拐されたが、逆に寄付を受けて帰還した』という話が登場する |
1909年 | モーリス・ルブラン「奇巌城」 | ※ただし同作では、人質が「主導権」というほどでなく「恋の対象」になる。に留まる。その種の作品も多いので、それを系譜とするかは解釈次第か。 |
1910年 | オー・ヘンリー 「赤い酋長の身代金」(※この作品が、基本的に後の作品の「原型」であると思われる) | wikipedia:赤い酋長の身代金 |
以下は、同コンセプトの作品集 | ||
1929年 | 小津安二郎・映画「突貫小僧」 | wikipedia:突貫小僧 |
1952年 | 映画「人生模様」(原題「O. Henry's Full House」〜オーヘンリーを原作にしたオムニバス映画。「赤い酋長の身代金」がうち一本として映像化) | こちら |
1954年 | ジェイムズ・マッコネル「お祖母ちゃんと宇宙海賊」 | こちら |
1957年 | 「幕末太陽傳」(「居残り佐平次」の映画化) | wikipedia:幕末太陽傳 |
1960年代? | 関谷ひさし『スーパーおじょうさん』 | 推理作家・芦辺拓氏のツイート |
1960年代以降 | 藤子・F・不二雄作品(オバQ、キテレツ大百科、エスパー魔美、パーマンなどで確認できる) | こちら |
1968年 | (実話)東大闘争・林健太郎監禁事件 | こちら |
1969年 | 絵本「すてきな三にんぐみ」 | こちら |
1972年(訳) | 野田昌宏訳「お祖母ちゃんと宇宙海賊」 | こちら |
1972年 | 星新一「発火点」(「さまざまな迷路」収録。72年はこの単行本の年) | AA劇場で |
1974年 | ジョン・クリアリー「法王の身代金」 | こちら |
1974年 | 小林信彦「怪人オヨヨ大統領」 | こちら |
1974年 | (実話)「ハースト家長女誘拐事件」 | こちら |
1976年 | 喜劇 大誘拐・前田陽一監督 | こちら |
1970−80年代 | 手塚治虫「ブラック・ジャック」(「身の代金」ほかいくつか?) | こちら |
1978年(映画1991年) | 天藤真「大誘拐」のちに岡本喜八監督が映画化 | wikipedia:大誘拐 |
1981年 | 一条ゆかり「有閑倶楽部」(特に第四話) | wikipedia:有閑倶楽部 |
1984年 | TV『名探偵ホームズ』第4話「ミセス・ハドソン人質事件」宮崎駿演出 | こちら |
1987年 | 工藤かずや・浦沢直樹「パイナップルARMY」(「キッドナップ・ラプソディー」前後編、6巻収録) | 民間軍事援助組織〔CMA〕 |
1996,97年 | (実話)在ペルー日本大使公邸占拠事件(一部の現象として「ゲリラは徐々に人質に感化されていた」との証言があとから出てきた) | wikipedia:在ペルー日本大使公邸占拠事件 |
1999年 | 映画「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」 | |
2000年 | 映画「グリーン・ディスティニー」 | |
2001年(映画2010年) | 荻原浩「誘拐ラプソディー」 | wikipedia:誘拐ラプソディー |
2007年 | Q.E.D「ベネチアン迷宮」 | Q.E.D感想ブログ |
2008年 | 幸村誠「ヴィンランド・サガ」 | 6巻におけるクヌート王子の覚醒。正式にはアシュラッドは王子を「保護」していたのだが、その緊張関係は人質同然であり、また最後は追跡側まで配下につけるのだから、この一種であろう。のちにアニメ化も |
2013年 | 空知英秋「銀魂」(第451訓「人間五十年下天のうちをくらぶれば夢モヒカンの如くなり」、2015年TVアニメ化) | こちらとこちら |
2017年 | はくり「幸色のワンルーム」(2018年ドラマ化) | こちら |
追記 推理作家・芦辺拓氏のツイートとやり取りより
https://twitter.com/ashibetaku
芦辺拓 @ashibetaku
零細探偵小説家です。仕事はhttp://bit.ly/jfXjYy またの名を森江春策Pと申しまして、ニコマス動画、ラブライブ!、AGC38など、どこでも平均年齢を押し上げてます。
少し前に「誘拐・拉致された側が逆に主導権を握って云々」というパターンのルーツを求む、というのがあったと思うけど、日本に知られた作例の最も古い一つがO・ヘンリの「赤い酋長の身代金」なのはまちがいないとして、ジェイムズ・マッコネルの「お祖母ちゃんと宇宙海賊」は外してほしくないところ。
ジェイムズ・マッコネルの「お祖母ちゃんと宇宙海賊」、野田昌宏氏のスペースオペラ傑作選で読んだんだけど、1954年の作品なんだね。ということは、むしろ洗練された40-50年代SFにしゃれたストーリーをのっけたものだと思う。天藤真氏『大誘拐』で最初に思い出したのがこの作品だった。
だけど『大誘拐』を読んでもパクリだとかは感じなかった。「人質になったおばあちゃんが、ダメな犯人を叱咤して事件をスケールアップさせる」はどう料理するかのパターンで、そんなこと言ったら異世界で現代知識駆使してチート物語は、全部『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』の盗作ってことに
野村弘明 @officeshambleau 7 時間7 時間前
https://twitter.com/officeshambleau/status/615410588634603520
@ashibetaku 早川で出ていたモノが、創元から再刊されて今の読者も読めるようになったのはいいのですが、キャプテン・フューチャーも創元から再刊だった事を考えると、早川はこれでいいのかと思ったり。私は早川の初刊時に読みました。
芦辺拓 @ashibetaku
『太陽系無宿』と合本で創元で出てたんですね。アチャー RT @officeshambleau: @ashibetaku 創元から再刊されて今の読者も読めるようになったのはいいのですが、キャプテン・フューチャーも創元から再刊だった事を考えると//私は早川の初刊時に読みました。
オー・ヘンリーのでは「人質を返したければ金よこせ」でしたね。RT @sutohKADAA_SYA: @ashibetaku 冗句だと、「身代金を払わなければ、人質を送り返すぞ!」ですね(^^;
結局あの映画見られなかったので、わからないんですが、天藤作品も喜劇大誘拐も『お祖母ちゃんと宇宙海賊』がネタ元ってことないですかね。RT @ishikawasei1: @ashibetaku ミヤコ蝶々映画の『喜劇大誘拐』も、その黄金パターンの一画であった、ということなんですね!
https://twitter.com/ashibetaku/status/633133093553999873
芦辺 拓
@ashibetaku
遅ればせに一件追加。関谷ひさし『スーパーおじょうさん』(1960年代?)→人質・捕虜が、わがまま〔略〕というパターンは何が元祖?【創作系譜論】 見えない道場本舗
追加情報 大西巷一氏語る
以前「誘拐された人質がでかい顔をして、主導権を取るパターン」を一覧にしたhttps://t.co/INJIw6KHFC
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年7月31日
ことあるけど、昔の騎士が捕虜を取った時、捕虜側が大威張りなこともあったみたいだね。大西巷一氏@kouichi_ohnishiの『乙女戦争』より。
これも影響? pic.twitter.com/APBmKAPGzi
フランス王ジャン2世は、ポワティエの戦い(1356年)でイングランド軍の捕虜となってロンドンに連行されるも、国王に相応しく貴賓扱いで監禁も拘束もされず、狩猟に舞踏会にと遊興三昧の豪奢な生活を送ったとか。これが当時の常識だったようです。 https://t.co/5e6wVcfMWV
— 大西巷一@『乙女戦争』⑩巻7/12発売! (@kouichi_ohnishi) 2017年8月1日
追加情報 漫画家・森田崇氏のツイートとやり取りより
しかしルパン三世を例に出す人はどちらの論者にもボチボチ現れているけど、アルセーヌ・ルパンや奇巌城を例に出す人はまだいないな…ニアミス加減ではこっちのほうがシャレにならんと思うけど(とうとう書いてしまった)
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
おお、誘拐物たくさんありますなあ。僕は例によって藤子先生のはよく覚えています。パーマンありましたね(笑)。誘拐犯のおじちゃんと仲良くなるの、他にはブラック・ジャックにもあったような。 https://t.co/y4CYU7w3An
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
いや
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月25日
そもそもでいえば
犯罪のためある人を拉致誘拐軟禁したけど
とても紳士的に扱って
その人質たちとは仲良くなったよ
人によっては恋愛関係に発展したよ…というコンセプトの大もとの大もとは、よく考えたらそのリストのオー・ヘンリー以前に某怪盗じゃねえか(笑)!https://t.co/ScS3JqRw4x
そうですよ、なんで『奇巌城』みんなあげないの?(笑)
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
あの地下室は幸色のワンルームでしょう(笑)。僕真っ先に連想しましたよ(笑)。
まああの地下室はまだ誘拐以前だし誘拐は○○だし(ネタバレw)、ネタとしてはイコールじゃないですけどね(笑)。ただ中盤の状態では完全に「好きになったから誘拐しました。彼女も不幸だったんで癒やしたい。彼女がOKしてくれるまで探さないでね」というロイヤルストレートフラッシュw
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
『奇巌城』もニアミスだけど、そういや『金髪婦人』の宝くじ事件もニアミスだったなあw https://t.co/VaEk7u7pDx
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
[asin:B079VXZYZM:detail]
[asin:B079Y2TWGK:detail]
『幸色〜』は少女漫画的文脈の作品で若い女の子の心に響いていたそうだけど、そういう意味ではアルセーヌ・ルパンのロマンティックさは通じるところありますからね。犯罪者との共依存&破滅的関係のロマンは、『金髪婦人』にも『奇巌城』にもありますよね。
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
著者再編集版の奇巌城編ももう少しで出すのでお待ちを!
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年5月27日
とにかくイレギュラーな(しかし先につながる)予定に忙殺されておりまして、ここに来て牛歩になってしまってすみません。まさに来月中には上中下3冊出せるように頑張ります。その時は大々的にお知らせいたしますので、お待ちいただけると!
ブラック・ジャックを画像つきでドーゾ
ブラック・ジャックに誘拐ネタは複数あるんですが、「仲良くなる」のは『身代金』ってやつですね。 pic.twitter.com/Cul2i1cZog
— 森田崇@怪盗ルパン伝アバンチュリエkindle版配信中 (@TAK_MORITA) 2018年6月25日
ピノコが人質に取られる「誘拐」
— 夢みる私立OZM=Z新党'46.inc☆ (@ozmarionette) 2018年6月25日
誘拐犯を整形する「鬼子母神の息子」
というエピソードも…… pic.twitter.com/qpfH6KlL67