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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「日本史ではなぜ『身代金』が発達しなかったか?」などに関する考察(togetter)

これは当方がまとめたものです。中心になっているのは作家「地雷魚」氏のツイートです。

源平合戦と中世考〜「平家勝利のIF」「あの時代のチート武士」「なぜ日本史は『身代金』が無いか」など【地雷魚氏を中心に】 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/801946

上のまとめの紹介文にも記したけど、自分も、世界史で「君主が敵国の捕虜となったが、身代金を払い解放された」との記述をを読むたび「えー、殺されないの?」と思ってました。小説『越天の空』などで知られる作家・地雷魚@Jiraygyo氏のツイートでその話題が出ていたのですが、読んでみるとそこから話が縦横無尽に飛躍しており、そのテーマだけに絞り込めなかったんだよね。
その枝葉も面白いんで(笑)。


自分が「身代金」のネタに限って、コメント欄に寄せた言葉を編集、再録。


ムハンマドの時代のアラブでも身代金は一般的だったみたいですね。
目先のカネに目がくらんで、また戦場で合間見えたら危険な敵を解放することも多かったらしく、コーランでは戒めているそうで。

http://www.linca.info/alladin/cDraw.php?bk=1&ref=1227&hd=14&len=1&bks=-1
『その地で完全に勝利を収めるまでは、捕虜を捕えることは、使徒にとって相応しくない(※ちゃんと相手を壊滅させろ)。あなたがたは(※身代金でウハウハという)現世のはかない幸福を望むが、アッラーは(あなたがたのため)来世を望まれる。アッラーは偉力ならびなく英明であられる。 』

ちょっとやな話ですが、2004年に日本人を拘束して殺害したテロ集団はこの一節を引用し、「日本政府から数百万ドルを提示されたが、それにも関わらず処刑を行う。いかに我々のジハードの信念が固いかを観よ(要約)」と。

メソポタミアの地に於けるジハードの基地団のライオンが、日本人捕虜Kを屠る(ママ)」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081130/p3

世界の東から西へ、北から南へ、ジハードの基地団がアッラーのためのジハードに関して堅固であることを知らしめるために、解放の代償に日本政府が提示した数百万ドルにもかかわらず(殺害を行う)。
日本を待ち受ける災厄からもし無事であろうと願うなら、単純に十字軍との同盟軍をイラクの地から引き揚げ、イラクの地獄から兵を引けばいい。さもなければ、十字軍とその同盟軍とその他の背教者・離教者たちは、ジハードの戦士たちの海に耳まで浸かることになる。

アッラーは偉大なり。アッラーこそ全能であり、人間は何も知らない。
アッラー以外に神はなし。ムハンマドは神の使徒なり。

メソポタミアの地に於けるジハードの基地団 ヒジュラ歴1425年9月19日、西暦2004年11月2日

イスラーム世界の論じ方

イスラーム世界の論じ方

gryphonjapan @gryphonjapan 1日前
孔明の、孟獲に対する「七縦七擒」の時もそう思ったんですけど、身代金などでの敵将解放の中には「あいつがトップである限り余裕で勝てるから、ずっとその地位にいてほしい。あいつの息子とか弟は名将、賢君だから、下手にこいつ殺して奴らが指揮し始めたら厄介だ」ってパターンもあるような気がする(笑)。その国の部下からしたら「あー、殿が戦死して若が王になってくれればいいのに…えっ、戻ってきちゃうのか、あの殿!やっぱりなあ…」みたいな。
 
王レベルの身代金の支払いは国家財政にもかなりダメージが大きいから、下手に捕虜となった敵王を処刑し、その後継者と戦争を続けるよりは、身代金を相手国からむしりとったほうが、その後の安全保障という面でも確実だった、という面もあったようで。