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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

スコットランド独立投票雑感

・自分が世界史を学んで「うーんなんか不自然に感じるなあ。日本史ではあまり聞かないなあ」と思ったベスト3が

1:敵の王様を捕らえても身代金で解放する
2:王様が死ぬと、兄弟の王子で別の国に分割して国を相続。
3:逆に、その兄弟が死ぬと相続で2国が1国になる。一人が複数の王を兼ねて連合王国ができる

…でした。もちろん、その三つとも日本だって事例はあることはあるらしいのですけど、少なくとも規模は小さいマイナー事例ですよね。
 
投票が迫ったスコットランドも「連合王国」としてのイギリスをかたちづくる一国ですが、天皇琉球王を兼ねる、とかじゃよくも悪くもなかった。
そういう国家の体制というのがおもしろい。

・逆に、フランスは憲法で「今のフランスは不可分の一体性がある」としているそうだ

フランスは、不可分の、非宗教的、民主的かつ社会的な共和国である
http://www.ambafrance-jp.org/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF

でも憲法で書けば、そのまま独立できないってのもへんな感じだね。
コルシカとかぜんぜん独立を住民投票で問う資格があると思うのだが。


twitterでのやりとり

スコットランド住民投票は明後日か。「民意によって、国から離脱する権利はあるか」というのは法律の枠組みや歴史的経緯も違うけど、南北戦争研究家としてのOGAWA Kandai氏 @grossherzigkeit も思うことがいろいろあるのではないかな。
 
OGAWA Kandai ‏@grossherzigkeit 9月16日
@gryphonjapan イギリス支配国の独立運動については、このロバート・E・チルダースの言葉に尽きますね。
https://twitter.com/Irish_Rebels_ja/status/511458361833832448
アイルランド革命家bot ‏@Irish_Rebels_ja
リンカーンは、奴隷制を廃絶するために戦った。あなたはそれを維持するために戦っている。」-エルスカイン・チルダーズ:ロイド・ジョージ首相がアイルランド独立運動を、合衆国から離反しようとした南部諸州に例えたことに答えて

 
・なんにせよ、チェコスロバキアじゃないけれども、銃弾でなく投票によって独立の有無を決める、ということが素晴らしいことであるのは間違いない。それはまず、評価されるべきだ。
 
・日本でもこの言質はとれた。 

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140917X429.html
沖縄独立「世論高まれば検討」=現実味は否定―山口担当相
時事通信2014年9月17日(水)18:01
 山口俊一沖縄担当相は17日、報道各社のインタビューで、英国からの独立の賛否を問うスコットランド住民投票に関連し、沖縄県民の一部にある日本からの独立論について見解を問われ、「もっと沖縄の世論としてあれば、(政府も)ちょっと検討しないといけないが、今のところそういう話は聞いていない」と述べた。

 沖縄独立に関し、山口氏は「今のところ現実味は全くない」と指摘し、住民投票の可能性も「全く想定していない」と述べた。ただ、沖縄県は中国が領有権を主張する尖閣諸島を抱えており、山口氏の発言は内外に波紋を広げる可能性もある。 

・女王陛下の大御心は。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140916/t10014617051000.html
「将来を慎重に考えて」 英女王が異例発言
9月16日 5時54分
 
イギリス北部のスコットランド独立の賛否を問う住民投票を前に、エリザベス女王が「人々は将来のことを慎重に考えてほしい」という発言をし、ふだんは政治的な問題には関わらない女王による異例の発言として注目されています。

(略)、「人々は将来のことをとても慎重に考えてほしいと思います」と発言しました。
エリザベス女王は中立の立場を取らなければならないため、政治的な問題に関する発言をするのは極めて異例で、15日付のイギリスの新聞各紙は「女王がスコットランド独立の議論に介入した」などと伝えています。このうち、有力紙デーリーテレグラフは「女王は独立に反対であるというサインだ」と伝えるなど、王室の政治的な中立性を損ねることなく反対派の支持を暗に表明する発言だという受け止めが広がっています。

「王は自分の死刑執行書にもサインするものだ」という立憲君主の伝統的には、やはり間違いだと思うが、最近「陛下はリベラルであらせられる。タカ派の首相はお嫌いであらせられるはずだ」というのに期待しまくっているどこかの国の進歩的な人々も、もって他山の石とすべし(爆笑)