小学館ビッグコミックオリジナル連載漫画「テツぼん」について簡単に箇条書き紹介
・鉄オタ、鉄っちゃんのボンボン(ただフリーターとして生活は質素だった)が、急逝した父親の跡をついで二世議員に
・本人は国会議員の自覚があまりないが、それが無欲、無私、公平・・・・などの美質になっている。
・そして鉄オタのセンスや知識が、そのまま斬新な運輸行政へのアイデアとなり、連戦連勝!!長老議員にも大物財界人にも一目置かれる存在に。
・ついでに美人の異母妹が秘書役を務め、反対政党の美人議員がよきライバルとして親しくしてくれる。
という、オタク的ファンタジーとしてはハーレクイン・ロマンスがご都合主義にいい夢を見せてくれるのと同様な感じで、実によく出来ている・・・といってもいい気がします(笑)。
●国会議員の父親の急死をきっかけに政界入りした、元・フリーターで鉄道オタクの仙露鉄男が、その熱き鉄道魂でニッポン改革する(?)、鉄ヲタポリティカル・コメディー第1集! 鉄ヲタ歴40年の原作者による書き下ろしコラムも3本収録。
- 作者: 永松潔,高橋遠州
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/27
- メディア: コミック
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あるいは美味しんぼが「何でも料理で解決」のように「なんでも電車で解決」のファンタジーといってもいい。
まあそれはそれでいろいろ面白いのですが、今回紹介したいのはちょっと細かいトリビア。
韓国の国会議員が日本に視察に来て主人公のテツぼんこと仙露議員が案内。どうも発言のいちいちが韓国の鉄道を自慢しているように聞こえ、ちょっと微妙な雰囲気が漂うが、実は「大韓ナショナリスト」としてではなく「韓国鉄オタ」としていろいろ薀蓄を傾けているだけで、最後は「万国のテツよ、団結せよ!!」というインターナショナル的連帯を示す・・・・という話だった。
今の反日嫌韓な、ポイズンな世の中ではちょっと勇気がいる話だったかな?
しかし、その中であるアイデアが、日本に先んじて採用された、という話が紹介された。
わかりる?上の画像見える?
つまり・・・
こっちのほうがわかりにくいかな(笑)。
座席数は同じで、このように真ん中に座席をおいて背中合わせに座る席だと、向かい側と視線を合わせなくて済むし、とくにスカートの女性などは向かい側の目を気にしなくて済む、ということだそうだ。
ふーむ、対面式は対面式でのメリットもありそうな気もするけど、とりあえずコロンブスの卵的に面白い発想のデザインだ、ということで紹介しておきます。作中では「日本でも以前から提案されていたけど、韓国はいいと思ったものを取り入れるスピードが速い。さっそく既に実現されてますよ」と韓国議員が自慢する・・・という展開でした。
ブクマより
id:sukekyo
羽田空港からのモノレールってこれじゃない?
id:mitimasu
既出だけど東京モノレールの一部座席で実装済み。背中合わせポニテ少女二人の髪が絡まる→百合展開を希望 20
id:kokumaijp
東京モノレールは背中合わせ座席にさらに窓際にも座席があるのよね