浅羽通明「ナショナリズム」(現在はちくま新書)が文庫化。

- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/05/08
- メディア: 文庫
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新書が文庫になる、という。自分は持っているから別にいいのだが、未読の方はこの機会に。とてもわかりやすいし、副題にあるように本の話題からつながっていくブックガイド的なところもありますよ。
新書版の紹介から
近代国家日本は、いつ何のために、創られたのか。「新しい歴史教科書をつくる会」、自衛隊の海外派兵、テポドンや国際テロの脅威…。否応もなくナショナリズムを自覚せざるをえない時代状況の中にある我々が、もっとも根源的なところから問題を捉えなおすために、日本ナショナリズムの起源と諸相を十冊のテキストを手がかりとして網羅。「思想史」をいまここで使える道具箱へと変貌させる野心作。
姉妹編に「アナーキズム」もあり。
大正ロマン香る革命家の伝説。破滅と頽廃に縁どられたテロリスト列伝。祝祭としての群集蜂起。生命流の爆発。相互扶助と自由連合のユートピア。唯一者を生きる矜持。戦士たちの共同体。あまりの純粋さと単純さゆえに、多くの若者たちを魅了してきた思想史上の異色、アナーキズム。そこにかいま見える近代の臨界とは何か。十冊のテキストをステップとして大胆に講釈される、根源的に考え生きるためのレッスン。
- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 新書
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戦争技術の歴史。
twitterのTLで拾った情報。
dragoner @dragoner_JP
近世編から続きが出なくてヒヤヒヤしてた、「戦闘技術の歴史」、ようやっとナポレオン時代編が出るで! →ヨーロッパで覇権争いが繰り広げられたフランス革命からワーテルローの戦いまでの時代における戦略や戦闘技術を詳しく分析。ナポレオンをはじめ、ウェリントン公やネルソン卿といった偉大な指揮官はどのような戦いをしたのか。歩兵の役割や陣形から騎兵の活躍、指揮系統の発展、火砲と攻囲戦の進化、ナイルやトラファルガーなどの海戦まで。ナポレオンがその名を馳せた1792~1815年の戦争のすべてがわかる好評シリーズ第4弾。
- 作者: ロバート・B・ブルース,イアン・ディッキー,ケヴィン・キーリー,マイケル・F・パヴコヴィック,フレデリック・C・シュネイ,淺野明,野下祥子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: 単行本
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ぼくの感想
@gryphonjapan
「ものすごく面白い本だ、まあ高いから俺は買わないけどみんな買うだろう」と思ってたなあ・・・・・
ちょっと既刊本を、立ち読みしたことがあったんです。
まさに「ドリフターズ」や「まおゆう」の元のもとになるような本、とでもいいますか。
「ヒストリエ」「ナポレオン獅子の時代」「軍靴のバルツァー」のもとでもあるか。
既刊本をこの機会に再検証・・・
銃のない時代、古代の兵士たちはどのような戦略や戦術、武器や防具を用いて戦っていたのか。数々の勝利を収めたギリシアのファランクス、ローマのレギオといった軍隊はいったい何が優れていたのか。当時の主要な戦いをカラーイラストで詳説するほか、特徴的な武具や装備品、兵器を豊富な図版で紹介。歩兵や騎兵の役割から、部隊の配置や統率、攻囲戦や海戦における戦術まで、遙かなる時代の戦いの軌跡が眼前によみがえる格好の案内書。
- 作者: サイモン・アングリム,天野淑子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2008/08/21
- メディア: 単行本
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中世において騎士はどのような活躍をしたのか。ギリシア火やあぶみの開発が戦況に与えた影響とは。ビザンツ帝国の盛衰から百年戦争まで火器が広く利用される前の戦闘の姿とは。騎兵や歩兵の活躍、新兵器の開発、海戦の全容など、中世にさまざまな進化・発展を遂げた戦闘のすべてを読み解くシリーズ第2巻。十字軍、ノルマン人、イスラーム勢力、ヴァイキングの隆盛、ヘースティングズ、バノックバーン、アジャンクールの戦いの詳細、各地の戦略地図ほか、当時の様子を伝えるイラスト・図版を多数収録。
- 作者: マシュー・ベネット,ジム・ブラッドベリー,ケリー・デヴリース,イアン・ディッキー,フィリス・G・ジェスティス,淺野明,野下祥子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2009/10/22
- メディア: 単行本
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近世(1500~1763年)の戦争や戦術、兵器や装備を豊富な図版やカラーイラストで活写。重騎兵の時代が終わりを告げ、大規模な常備軍が生まれた時代。歩兵の躍進から「槍と銃」戦術の改良と発展、火器の進歩や戦闘における指揮系統、攻囲戦や海戦の様子も詳説。ブレニムの戦いでのマールバラ公、グスタヴ・アドルフのスウェーデン軍やフリードリヒ大王のプロイセン軍がとった戦略とは? 近世の戦争のすべてがわかる好評シリーズ第3弾。
- 作者: クリステル・ヨルゲンセン,マイケル・F・パヴコヴィック,ロブ・S・ライス,フレデリック・C・シュネイ,クリス・L・スコット,淺野明,竹内喜,徳永優子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/10/19
- メディア: 単行本
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気になるお値段は・・・ぶほっ。おたかいものだな?
今回の4巻、ナポレオン時代は・・・自分的には「技術の進歩で戦争が変わり、それによって国家が、社会が変わった」というのが一番はっきりした時代に見える。
石原莞爾は「戦争は決戦戦争と持久戦争の時代を相互に繰り返して進化する。アレクサンダー大王は決戦戦争の天才、フリードリッヒ大王は持久戦争の天才。そしてナポレオンがふたたび決戦戦争の時代を生み出した」とか・・・どこまでほんとかハッタリか分からない軍事史観をもとに、「世界最終戦争」という議論をし・・・またこの思想だかオカルト的予言自体が、昭和史を動かした。

- 作者: 石原莞爾
- 出版社/メーカー: 毎日ワンズ
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 単行本
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蔵書と撮影コマの整理管理がいいかげんなだけで、ほんとはもっとたくさんあるねんで?
イメージじゃなくてちゃんと軍事解説も入ったものだけ集めて、youtubeにあとでしたいな。