http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2013/01/no_1531.html
・・・宗教の壁を乗り越えて、結婚することをレバノンの大統領が、率先して国民に訴えたのだ。
現在のレバノンの法律では、宗教が異なる者同士の結婚は、認められていない。例えば、イスラム教徒の男性とキリスト教徒の女性が、どんなに愛し合っていても、結婚することが認められないのだ。
(略)
・・・それなりの抜け道がある。レバノンに近いキプロスに行けば、宗教の異なる者同士の結婚が認められ、正式に結婚することが出来るのだ。・・・(略)つまり、異教徒間の結婚禁止は、あくまでも建前上のもののようだ。
そうした現状を馬鹿げていると思ったのであろう。レバノンのミシェ−ル・スレイマーン大統領はツイッターを通じて、異教徒間の結婚を認めよう、とレバノン国民に呼びかけた。・・・
世俗国家の観点からすれば…最も控えめに言っても「国際的に一般的」な話である。
ただ、<宗教的正義>から見れば・・・最も控えめに言っても、少なくとも、教義に反すると見なす人がいることは間違いない。
地雷原に、大統領は足を踏み入れているかもしれない。