本来個人的には「イブニングの客寄せパンダ」とか「イブニングの曙太郎」とか呼んでいるヤング島耕作だが、今の回はちょっとおもしろい。
ある時代の、世界の文化を左右する大戦争がVHS対ベータマックス、だったが、そのゆくえを決めたのはこの「アダルトビデオが見られるか、見られないか」だったという説は以前もどこかできいたことがある。
しかしNHKとかが「電子立国」やなんかで真面目に振り返るときは、この話題にはまったく触れない・・・という、まさに”不都合な真実”だ(笑)。(いや、さすがに触れていたかな?自分はどこかで知っていたのだが、この番組や書籍かな・・・)
NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 DVD- BOX 全6枚セット
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: DVD
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今回の話で、「録画テープって高いよね。1本5000円もするのよ」「録画時間がベータは1時間、VHSは2時間」「映画のビデオは1万円」という話もあり、本当に隔世の感がある。
同時に、こういう記録媒体など、外部の制約によって文化は影響されていくのだなあ、とあらためて思った。今、まだビデオテープが1本5000円だったら、あらゆる大衆文化は形を変えているでしょうな・・・。
そして、「自由で猥雑な荒野」をどう認証なり黙認していくことが文化を育てるのか、という大きな参考、前例になるかもしれない。VHS勝利のかげに「アダルトビデオ黙認」があったのなら、それはたとえばパロディ同人誌やマッド音楽、マッド動画・・・・と、コンテンツ産業(たとえば電子書籍)の活性化、普及に大きな参考となるかもしれない・・・、という話。