INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「モテと遺伝と国民性」…NHK番組、さりげなく「タブー中のタブー」に触れてるんだが!


オリンピック前に放送された、NHKの「視点・論点」。はてなブックマークが600以上ついてるから、すっごく話題になったと言えるが、実はそんなもんじゃない大問題を・・・タブー破りの「不都合な真実」を論じた、勇敢な?一大問題番組であった。
読んだときから驚きはあったが、論じる時間が無かった。今論じ始めよう。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/125618.html

視点・論点 「黒人選手は本当に"速く""強い"のか」
2012年07月05日 (木)
 
武蔵大学教授 川島浩平
 
「黒人の身体能力は生まれつき優れている」私達の多くは、そう考えています。
実際、オリンピックの陸上競技などでは、「黒人」選手が圧倒していようにみえます。
1984年のロサンゼルスオリンピックから、2008年の北京オリンピックまでの、過去7大会の男子100M決勝で、スタートラインに立った56人は、すべて「黒人」です。
現在30歳未満の人は、オリンピックの100M決勝に、「黒人」以外の選手が出場するのを、まったく見たことがないことになります。
では、「黒人の身体能力は生まれつき優れている」、そう考えて、本当にいいのでしょうか。

うん、実はこの論点だけで「タブー中のタブー」に触れているといってもいいです。
以前も紹介しましたが

黒人アスリートはなぜ強いのか?―その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る

黒人アスリートはなぜ強いのか?―その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る

アメリカのスポーツと人種

アメリカのスポーツと人種

ちゅう、一連の本がある。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070206/p2
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100213/p1
で紹介したが、上の本にこういう書評が書かれた。

本書は、黒人選手が運動能力が高いことを遺伝論・進化論の観点から科学的に実証した、説得力の高いものである。
しかし、本書の真のテーマは、「なぜこの問題がこれまでタブー視されてきたか」である。それは、Taboo-why black athletes dominate sportsand why we are afraid to talk about it という原題から明らかだ。
つまり、「運動能力に人種間の差があるなら、知能にも差があるのではないか」という問に発展するからタブーなのである。


端的に問題点というか、論争の立場を二手に分けて分かりやすくした文章があるので、その論文をやはり過去記事から再引用する。(A)(B)に分けた太字部分が重要な、議論に値する2点で、小さくしたくだりはいわば不純物だ。その不純物によって、いつも磁場が狂わされてしまうわけだが・・・
http://webg.musashi.ac.jp/~kokoharu/text.htm>>

(A)人種間には遺伝的に規定された運動能力の優劣が存在するとする、「遺伝派」とでも称すべき先天主義者がいる。遺伝的なアドバンテージゆえ、黒人は瞬発力や鋭い反射を必要とする種目で圧倒的に有利である、それゆえ国際大会でのメダル独占やベスト記録の保持が可能である、非黒人はいくら努力しても遠く及ばない
 
等の主張がこの立場からなされている。それはまた、しばしば人種間の知能差論争と連結して、極端な人種像の形成に力を貸してきた。曰く、黒人は生まれつきのアスリートだが、知能的に劣っていると。
 
(B)そしてもう一方に、運動能力の発達は、知能同様、社会・文化的環境の力によって促されるとする、「環境派」とでも称すべき後天主義者がいる。曰く、アメリカ黒人のスポーツでの傑出は、長年の人種差別が他分野での成功機会を著しく制限してきた結果に過ぎない、差別が撤廃されれば、黒人の才能は多方面に分散され、スポーツでの傑出も目立たなくなるだろうと・・

あくまで学問的・科学的に議論しようという視点で見れば、A説、B説ともあり得るように見えるのだが、やはり中間部分の”不純物”による邪魔は大きい。
あ、あと「黒人」の中にも多様性があり、地域ごとに違うことは大前提ね。


で、とにかく今年7月、NHK「視点・論点」において武蔵大学教授 川島浩平氏はこのやばい領域を論じた、と。それは立派だ。
だが、その内容がまた衝撃的なんですわ・・・

ケニア国内でも、首都ナイロビ周辺や、北東地方、海岸地方からは、優秀な選手がまったく生まれていません。
西部の高原地帯にも、地域差があります。とくに、ナンディという民族が、22.9という圧倒的な優位を示していることが、わかります。
では、なぜナンディは、強いのでしょうか。

ふむふむ。

最近の研究は、遠い昔からイギリスが植民地支配を行った19世紀、20世紀になるまで、ナンディの間で広くみられたといわれる経済的な習慣に注目します。この習慣とは、他の民族を襲撃して、経済的資源の要である牛を奪うというものです。
ナンディによる牛の強奪は、夜間に、少数で、ひそかにかつすみやかに行われました。
少数の男性からなる一団は、夜通し、目指す牛の群れを求めて移動しました。その距離は、160キロを超えることもありました。
一団は、牛を手に入れると、迅速に、追手に気づかれる前に、帰途につかなければならず、成功者は、家で待つ人びとに称えられ、英雄として迎え入れられました。
当然、恵まれた条件で、伴侶を得る機会を与えられ、子孫を残す確率が高くなります。
こうした長距離走の習慣が、幾世代にわたって繰り返されるなかで、ナンディを人並みはずれた走力と、心肺機能の持ち主に鍛え上げてきたのでは、というわけです。

まてまてまてーい!!お待ちなせい!!
いや、科学に基づいた主張なら、それを止めるすべはござんせんが。
しかし、あまりにもあっさりとタブー破りをしてるからさあ・・・おなじく破るんなら、もっと派手にパーッと破りましょうよ。
というわけで。
「みなさーん! 武蔵大学の川島浩平教授が、タブー中のタブーに触れた発言をしてまあああす!」
と大声でさけんで、まずはギャラリーを集めよう。
集まってきたかね。

牛泥棒が例だと、へんな偏見も出てしまうかもなので、も少し一般化しよう。

・ある国、ある民族、ある文化圏では「○○する人がカコイイ」という文化がある。
その人、モテる。
子どもがたくさんうまれる。
・世代を重ねると、その民は、○○に優れた特性を持つ人が遺伝子レベルで(も)多くなる。

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 !!!!!!  まさに「不都合な真実」!!!!

じゃあ、そこから考えを発展させていくと・・・
「(遺伝子レベルの)民族性・国民性は存在する」
「XX人は(遺伝子レベルで)○○の傾向がある、と言っていい」
ってことになるじゃん!!
ヘタリア」最新刊発売!!(意味不明)

ヘタリア 5 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)

ヘタリア 5 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)

いや、国という国境だとその区分はあいまいになるのはケニアの通りで、もっと狭い範囲の部族とか”文化圏”の問題になるかもしれないが・・・
つまり「秘密のケンミンSHOW」は正しかった、ということになるのか!!(なにがだ)


それぐらい、川島教授の紹介する、アフリカのある村での
「足が速いは牛泥棒牛泥棒はモテる→モテるは子孫が多い→その集団は遺伝子レベルで足が速い」という数え歌じみた議論は、インパクトある話なんですよ。 でしょ??

そんな議論が成立するなら、だ。・・・あー、固有名詞は黒塗り。

「■■人は稲作を重んじてたから、こつこつ田植えして水田の草取りする人が『ええ若者だ』と評価されモテた。だから■■人はまじめで丁寧だが、冒険心が無い」
「■■人は流浪の民なので、商売や金融、法律で身を立てるしかなく、その才能がある人がモテた。だから■■人は商売がうまいが、小ずるくて油断ならない」

「■■人は数学を重んじ、発達させてきたので計算の速いひとがモテた。だから■■人は数学の才能があるが、浮世離れして・・・」

ふん、どれもこれも、ひとくくりで言ったときには「ポリティカルにコレクトではない」と、かつては怒られそうなしろものだ。
だけど「文化的な価値観は、子孫の数に影響していくから固有の民族性が(遺伝子レベルで)生まれるんですー!武蔵大のえらい先生がそう言ってたんですーー!」と言い返せば、PCをたてに民族性のステレオタイプ化を批判する言説はぐぬぬ、と。

川島先生のいう「その優れた性質を持つ集団の中でも、歩いて通学していた子が優れているなど才能が・・・」とかは枝葉よ。文化的価値観による「モテ」が、子孫の遺伝子レベルでの特徴づけをするということが「ある」か「ない」かが問題で、「ある」ということは大大大発見なのである。


そもそも論でいうなら「こういうふうに、何かの選別によって生まれる子どもの傾向に差が出るとして、それが遺伝的特性になるのは何百万年もかかるんだろ?」と私は思ってきた(というかそういう反論を読んだ)のだが・・・でもよく考えると、犬、馬、牛といった家畜も麦、米といった植物も、人類の歴史数千年、数百年レベルで見た目がまるで違うぐらいには改良されているんだよな・・・
そうすると、まさにタブー中のタブー、である「人間の品種改良」的思想につながっていて・・・いま、政策としてこういうアレなことをアレしているのはシンガポールぐらいだが・・・
http://d.hatena.ne.jp/yositeru/20061110/p1 から孫引き

1983年8月14日の夜、私はナショナル・デー大会の演説で爆弾発言を行った。国内最大の視聴率を誇る二つのテレビ局が実況中継する中で、大卒男性が自分と同じ優秀な子供が欲しいなら教育レベルの低い女性を妻に選ぶのは愚かなことだと言ったのである。予想したとおり、演説の結果はハチの巣をつつく騒ぎとなった。・・・
(略)・・・スピーチを私に決心させたのは机の上に置かれた80年の国勢調査の分析レポートである。内容は深刻だった。それは我が国の優秀な女性たちが結婚せず、次世代に自分の子孫を残さないことを示していた。男性が自分と同程度の教育を受けた女性と結婚したがらないのが原因だった・・・
(略)人格形成のおよそ80パーセントは天性のもので、20パーセントは養育の結果と・・・

そう、アジアにおいて1人あたりGDPで日本を抜きさったシンガポール、その国を長年率いてきたリーは、はっきりと「優生学の徒」だったのです。それを隠してもいません。




朝日新聞記者で「愛川欽也パックイン」の常連だった田岡俊次氏が、「子ども手当には所得制限を設ける」という福祉政策後退にカンゼンと反対した発言。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091101#p4
私はね、(子ども手当支給の)所得制限は猛反対でね、なぜかって言ったらね、そうやると、やっぱりこれどう言うかな、ちょっとこう差別的かもしれないけども、やっぱ優秀なね人たちのね、血を残したいわけです。そうするとね、貧しい階層の人たちに子どもが増えて、それで豊かな人たちは子どもを作らないというのはまずいわけです。

Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ 。
しかし、政策によってある特性を持つ人の子どもが増える、減るなんてのは大問題もいいところだが、これが「モテ」という人民の自由投票、自由市場によって行われるならやむなし、だにゃー。


そうそう、セレトニン遺伝子がどうこうって話もあったっけ。
https://twitter.com/tebasakitoriri (2012年8月4日)

8月4日 須賀原洋行 ‏@tebasakitoriri
(>RT)日本人選手の多くが勝負弱いのは遺伝子的にセロトニンの出方がアフリカ系や白人とは違うから(先天的に「不安遺伝子」を持っている人が多い)。日本のスポーツ科学はこれをコントロールする技術を研究、開発してはどうか。

須賀原洋行 ‏@tebasakitoriri
セロトニントランスポーター遺伝子(不安遺伝子)】3種の型があってSS型 > SL型 > LL型の順番でより不安を感じやすい。日本はLL型保有者が3%と世界で最も少ない。傾向としてはアフリカ > 欧米 > アジアの順番でLL型が減る〜ということらしい。日本人の97%がビビリ体質か

「ヤバい経済学」があいかわらずヤヴァい

リー・クアンユーの記事から関連リンクがとんでいました。
http://d.hatena.ne.jp/yositeru/20070223

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]

「90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ?」→「70年代に中絶が合法化されたから」 取り締まりの強化や警官の増員など、他の関係ありそうなポイントも実は犯罪現象にほとんど相関がなかった。むしろ、70年代に中絶が合法化されたことで、望まれない子(犯罪に走る可能性が高い)が減ったことが大きく相関している。彼らが十代後半、つまり犯罪を発生させる可能性が高い年齢になった90年代、そういう子が減っていたので犯罪が減った、という話です。ううむ。著者も、誰かの不幸が社会の幸福につながっているという話はあまり気持ちのいいものではないが、と書きつつ、しかしデータはそうなっているというスタンスでこのトピックを綴って・・・

(((( ;゚ρ゚)))アワワワワ
【追記註】著者自身は中絶と犯罪減少の理由付けを、その家庭の経済的、教育的問題として分析しています。このへんなどに多少詳しいです
http://blog.camuispaceworks.com/?eid=31


「レイプは生物学的に考えれば適応行動」と主張したランディ・ソーンヒル教授こそ「真実への殉教者」「真の勝者」だったのか?

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100220/p4
もとは2009年ニューズウィークですよ、と念押ししておく(とばっちりがいやだから)。

Why Do We Rape, Kill and Sleep Around?
The fault, dear Darwin, lies not in our ancestors, but in ourselves.
Published Jun 20, 2009
From the magazine issue dated Jun 29, 2009

(上のリンク先での翻訳)
 この春ニュー・メキシコ大学に集まった科学者の間ではレイプの話題でもちきりだった。出席していた教授の一人、生物学者のランディ・ソーンヒルが、共同著者の一人として、『レイプの博物学:性の強制の生物学的基盤』を出版したばかりであったからであり、その本はレイプが(進化生物学の言葉で言えば)一つの適応であって、その形質が遺伝子によってコード化され、その遺伝子を所有するものにはアドバンテージが与えられる、と主張しているからであった。10 万年前の更新世末期にさかのぼってみると、レイプ遺伝子をもっている男性は、レイプ遺伝子をもっていない男性に対して、繁殖の点でも進化の点でも優位性をもって・・・

工エエェェェΣ(´Д`*))))


でも、避妊や中絶技術の未発達な時代、その犯罪は「生殖」に直結する行為だから、「足が速いは牛泥棒牛泥棒はモテる、モテるは・・・」のパターンより、1段階か2段階すっとばしてるわな。
少なくとも、川島教授の紹介する「牛泥棒理論」が学問的な議論に値するなら、「レイプは進化生物学の立場から見れば適応」というソーンヒルの理論も学問的な議論をされても問題は無い、てか既に学問的議論がされている。

人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす

人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす

<なぜ人はレイプをするのか。進化生物学が解き明かすレイプ分析が、この地上からレイプ犯罪を撲滅する>
本来、愛の到達点であるべき「性行為」を、暴力的に、あるいは抵抗できない支配的状況下で強いる「レイプ」は決して許されるべきではない。このような非道な行為をどうすれば防ぐことができるのか。レイプは男の「業」なのか、永遠になくならないものなのか。
 著者たちのレイプに対する進化論的研究がこの問題の根本的解決の道を指し示している。レイプの原因の間違った捉えかたが、いかにこの犯罪行為を助長し、さまざまな防止活動を妨げてきたか。レイプに対するはじめての科学的研究の成果がここに明らかにされる。
 子育ての労が少ない男は、繁殖のために多数の相手に関心を向けることになった。こうした男のセクシャリティの進化が、レイプの根本的要因だと著者はいう。
 レイプは動物界に広く存在する。しかし人間の場合、この根本要因を科学的に見極めることで、はじめてレイプ予防の道も開かれるのである。
米国でフェミニストとの間に大論争を巻き起こした問題の書。
長谷川眞理子氏(総合研究大学院大学教授)が本書を推薦(解説文担当)


これは前の記事からの再引用だが、

人類学者のキム・ヒルによる反論・反証があるのだが、この論法がまたなんちゅうか。
・・・もし被害者の夫や他の親戚がレイプ犯を殺すならば、レイプをすることで適応ポイントは失われる。また、もし母親がレイプによって生まれた子供の養育を拒んだり、レイプ犯として知られる(小さい狩猟採集の部族では、レイプやレイプ犯は皆が知っていることである)ために、レイプ犯が食料を見つけるのを他者が手助けしてくれる可能性は低くなるならば、レイプ犯は適応ポイントを失う。
親や親戚に犯人は殺されたり、それで生まれた子供は養育を放棄されるから進化上、そういう性質はマイナス
・・・うーむ反論まで「良識に反する仮説」のカテゴリーに入るとは思わなかった。

(((;゚Д゚)))アリエナイ!!!
おれ、たしかこれを読んだとき、まさに今回の最初の話題につながるんだが「レイプに『刑』を与え、子どもを差別するような制度、文化が人間社会に出来たのって1000年単位だろ?ならば遺伝子に影響するはずなかんべ?」と思ったのね。
だが今回の「牛泥棒理論」がアリならこの「レイプ遺伝子は、レイプ犯への復讐・刑罰、子どもへの差別と迫害によって、生存に優位な遺伝子とはならない」という理論もありなんかなーーー、って。
おかしいよね(ダブルミーニング)。

あ、さらに思い出した。「あの本」は?

たしか数年前だったか、1、2年ほど前だったか・・・
はてなホットエントリ」でそれなりの話題になっていたはずだが、ある国について論じた、ある漫画の話。(固有名詞をあげる気にもならん)


こういう、ある本の主張が、そのホットエントリの記事では批判的に言及されていた。

・XX国は性犯罪の発生率が高い
・これはこういう可能性がある。
・長年、性犯罪が発生したら、性犯罪の結果の子どもが生まれる
・ゆえに遺伝的に受け継がれる

批判的なブログの内容紹介経由で知った話(また、多少こちらの記憶があいまい)だから、ちょっと違うかもしれないけど、やはり自分は「何を超非科学的なオカルト話を。どうしょうもないダメ本だな」と思った。
ただ、その根拠にしたのが「国の歴史が数千年で、性犯罪が多いというのが何かの社会的理由があったとしてその環境ができたのは数百年単位。それで遺伝子的に影響が出るわけ無いだろ!!!」というのが脳内門前払いの理由だった。

しかし・・・最初の「牛泥棒理論」が学問的な主張として成立する、ということを認めるなら、これを脳内門前払いした司法判断の根拠もゆらぎ、”再審請求”をだされたら論理的には・・・うーーーーーん、やっぱり何かがおかしい。
だから「不都合な真実」なのだ

背理法」的に、何かが違っていると思う。でも・・・どこダ?

飛ぶ矢が止まっていることはないし、アキレスは亀を追い抜くし、白馬だって馬だ。
 
上の「牛泥棒理論」「レイプは生物学的適応理論」「レイプ犯はぶっ殺されるから遺伝子的に不利よ理論」「高学歴同士で結婚しなさいよ理論」「ある国の性犯罪率が高いのは、理論」・・・・・・このへんはとりあえず、「常識的におかしいんじゃないかなあ」、と思わせるものが多い(説同士が対立しているものもあるけどさ)。

どのへんまでが、こういうのの常習犯である竹内久美子さん的な”放言ギャグ本”でなく、エビデンスをそろえてしっかりした論文も書かれた「理論」というまでではなくても「仮説」としての体裁を備えているのかも分からない。
(そもそも川島教授紹介の「牛泥棒理論」って、ちゃんと論文あるのかね?あるよねさすがに・・・)

にしても、「保留」したほうがいい気はする。
それが科学的真実、事実を阻害する可能性はあるけども。
論文をまとめた科学者が「常識的に違うとか感覚でものをいってるおあにいさんとは、おあにいさんのできがちがうんでえ」とおこるかもしれない。
 
どこかが違っているとしたらどこが違うのか。これは専門家を待つ、しかないのかねえ。
というようなもやもやした結論に。

【おまけ】プロレス衰退の理由が、科学的に証明された!!

最近の研究は、20世紀、21世紀になるまで、日本で広くみられたといわれる文化的な習慣に注目します。プロレスファンは、家で待つ人びとに称えられず、英雄として迎え入れられませんでした。当然、恵まれた条件で、伴侶を得る機会を与えられず、子孫を残す確率が低く・・・

(´Д`|||)・・・・・・

クレムリン(1) (モーニング KC)

クレムリン(1) (モーニング KC)