ノーベル医学生理学賞の話。あるいはこの前のこの記事の関連。
ノーベル賞に絡んで、ネアンデルタール人が現生人類と交配した可能性がわかった途端、単に過去の劣った人類扱いから「何かすごく優れた面があったのかもしれない」と手のひらを返したように評価が変わった、という我々のどうしようもない自己中心さが書かれた本を読んだ記憶があるけど何だったっけ。
— Atsushi Oshio / 小塩真司 (@oshio_at) October 3, 2022
ネアンデルタール人がそれまで外集団扱いだったのが、遺伝子に共通性があって交配していたかもしれないとわかった途端に内集団扱いになるというのは、社会心理学の実験に使えそう
— Atsushi Oshio / 小塩真司 (@oshio_at) 2022年10月3日
この本でした。
— Atsushi Oshio / 小塩真司 (@oshio_at) 2022年10月3日
「一世紀以上にわたって,「ネアンデルタール」という言葉は低い知能と同義語だった。ところが,ものの10年間に,現代のヨーロッパ人との遺伝的関連が疑われ,それが裏付けられた途端にすべてが変わったのだ」
科学の人種主義とたたかうhttps://t.co/mDa8hn0iFt
「白人は非白人より優れている」
「ユダヤ人は賢い」
「黒人は高血圧になりやすい」
――人種科学の〈嘘〉を暴く!各紙でBook of the Year
フィナンシャル・タイムズ/ガーディアン/サンデイ・タイムズ ほか多数「人種の差異〔……〕について、現代の科学的な証拠は実際には何を語れるのか、そして私たちの違いは何を意味するのだろうか? 私は遺伝学や医学の文献を読み、科学的見解の歴史を調べ、こうした分野の一流の研究者たちにインタビュー をした。そこから明らかになったのは、生物学ではこの問題に答えがでない、少なくとも完全にはでないということだった。人種の意味について理解する鍵は、むしろ権力について理解することにある。」(本書「序章」より)
いかにも、ありそうな…