教えてもらったんだが
【小ネタ】「朝日新聞 土曜版be」にて沢木耕太郎さんがご自身初の時代小説「暦のしずく」連載を始められましたが、主人公である馬場文耕の文章は弊社刊〈叢書江戸文庫〉『馬場文耕集』https://t.co/Mh1w8soxMo によるとのこと。この謎の人物のこれからが気になります。 pic.twitter.com/wnM1S2T8ou
— 国書刊行会 (@KokushoKankokai) October 18, 2022
驚異的な地獄耳と歯に衣着せぬ毒舌で武家や将軍家奥向の内実を暴露、遂に幕政批判の科で処刑された講釈師馬場文耕の著作集。「世間御旗本容気」「近代公実厳秘録」「当時珍説要秘録」「明君享保録」を収録。
連載小説 暦のしずく
沢木耕太郎さんの連載小説「暦のしずく」(挿絵・茂本ヒデキチさん)は江戸中期を舞台に、歴史に埋もれた講釈師・馬場文耕を主軸に据えた物語。沢木さんが初めて手がける時代小説です。
暦のしずく:1 序章・獄門〈一〉 沢木耕太郎
去年の秋、落語の柳家小三治と歌舞伎の中村吉右衛門の死亡記事を立てつづけに新聞で見て、はて、と思った。柳家小三治と中村吉右衛門は共に「人間国宝」で、我が国は貴重な「国宝」を二つ、いや二人失ったことになる・・・[続きを読む]2022年10月01日 03時30分
暦のしずく:2 序章・獄門〈二〉 沢木耕太郎
江戸中期の宝暦年間、南町奉行土屋越前守(えちぜんのかみ)の判決により、獄門に処せられた芸人がいた。長い日本の芸能史において、ただひとりだけ芸によって死刑に処せられ、歴史に埋もれた芸人の名を、馬場文耕(・・・[続きを読む]
暦のしずく:3 序章・獄門〈三〉 沢木耕太郎
《あらすじ》江戸中期の宝暦年間、獄門に処せられた芸人がいた。長い日本の芸能史において、ただひとりだけ芸によって死刑に処せられ、歴史に埋もれた芸人の名を、馬場文耕(ばばぶんこう)という。彼についての同時・・・[続きを読む]暦のしずく 沢木耕太郎が馬場文耕を描く
へー、そんなやついたんだ…しかし名前をまったく聞いたこと無いな、何ものだろう??…と思ったら、その教えてくれた人のいうには、このブログに記述があるんだそうな(笑)?
えっ?…ここだった。
からの情報メモ。
ここに載っていた、枝葉だけど興味深い人物、として記録していた。
この時「さすがにウィキペに、この項目ないだろう」と思って探したらあったんだっけ。
じぶん、江戸時代当たりの講談・読み物をみて「えっ、よくこんなテーマで弾圧されなかったなぁ」とか思うんだけど
・弾圧は、実際されてた。
・しかし科学捜査も近代警察も無いなかではそうそう取り締まりも完璧にはできない
・あっともあっちで「ただのお話」の取り締まりに割くソースはそんなにない。
・勧善懲悪的な扱いならまあいいか、ともなる
・しょせん、下賤のものの言う事よ / 民に悪く言われるのは上に立つ者の不徳 ………とか、それなりの意識もある
こういうのの絡み合いで、弾圧が強くなったり弱くなったり、なんでしょうね。
それにしても、でも、はっきりと「権力批判の・言論によって・処刑された」人物となれば、ひとつのアイコンとなり得よう。こういう人にスポットを当てて、時代小説に初めて挑戦する、となれば面白いわな。
あー、そういう視点で「手鎖心中」とか書いてた井上ひさし、「戯作者銘々伝」という作品で取り上げてたんだ。
ともあれ、開始情報。
暦のしずく、先週から第一章✨
— すなお (@sunao8791) November 5, 2022
文耕さん、動き出した笑#朝日新聞#沢木耕太郎 pic.twitter.com/gGLBfYLilg