イスラーム過激思想の持ち主?との説もある男にユダヤ人学校が襲撃され、全土が震撼したフランスにて今この映画が上映されているというのはひとつの救いだ。
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2012/03/no_1292.html
、フランスの映画監督がある歴史的事実を映画にして、話題になり始めている。LUOMMESLIBRES(自由の人とでも訳すのだろうか)というのがその映画のタイトルだ。
映画の内容は、フランスがドイツに占領された第二次世界大戦の頃、アルジェリアから渡ってきた14歳のユダヤ人少年サリム・ハラリを、パリの大モスクのイマームが、ナチの追及からかくまったという話だ。
イマームのベン・ガブリ師はこの少年を、ユダヤ人ではなくムスリムだとするために、彼の先祖の墓まで作ったという話だ。その後、この少年は著名な歌手になるが、彼はエルサレムのコンサートで『アラブ人・アラブの国よ永遠なれ!!』と叫んだというのだ。
この映画がきっかけで、多くのイスラエル人歴史学者たちがコメントしているが、総じて高い評価をこのベン・ガブリ師に向けている。ヤド・バシム・ホロコースト記念館の責任者は『ヤド・バシム・ホロコースト記念館には24000人のユダヤを助けた人たちのリストがあるが、パリの大モスクのイマームについては記録がない、調べてみる。』と語った
同時に、今発売中の「歴史街道」はオトポールでユダヤ人を救出したとされる樋口季一郎の特集をしている。こちらもあわせて、この機会に知ってほしいl。
「日本はナチスドイツの属国にあらず。ヒトラーのお先棒を担いで弱い者いじめすることが、正しいことですか」。昭和十三年(一九三八)、一説に二万人ともいわれる凍死寸前のユダヤ人難民の命を救った陸軍軍人がいました。
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樋口季一郎です。杉原千畝のビザ発給の二年前のことでした。
樋口はまた、米艦隊に包囲され、玉砕必至のキスカ島守備隊六千人の無血脱出を成功させ、さらに終戦後に北方に侵攻するソ連軍への「断乎反撃」を命じ、北海道占領の野望を砕いて、日本軍最後の勝利をもたらしています。
これら三つの「奇跡」をもたらしたのは、常に人道に立脚した樋口の決断でした。
たとえ地位を失おうと、人として正しい道を貫いた樋口の信念を描きます。
関連基本書

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