タイ情報を伝える日本語サイトなんてものもあるのね。
http://www.newsclip.be/news/politics/
http://www.newsclip.be/news/2011704_031337.html
タイ】3日に投開票されたタイ下院選は、タクシン元首相派の野党プアタイ(タイのため)党が過半数を制し、中小政党を取り込み連立政権を樹立する見通しとなった。タイでは2006年の軍事クーデターと2008年の司法判断で、選挙で選ばれたタクシン派政権が2度覆された。タイ国民はこうした経験から、国の実権を握り、民意を軽視する反タクシン派特権階級への反発を強めており、今回の選挙結果は国民が特権階級に「NO」を突きつけたといえそうだ・・・(略)
ピシット政権は発足の経緯からして、特権階級・軍の後押しを受けていることが明らかだった。(略)タクシン派潰しの強引な司法判断や不敬罪による投獄が相次ぎ、不敬罪容疑で遮断されたウェブサイトは6万ページ近くに上る。経済政策は玄人筋の評価が高かったが、物価上昇を抑え込むことが出来ず…(略)
アピシット首相、コーン財務相らアピシット政権幹部の多くは留学経験が豊富な国を代表するエリートだ。一方のタクシン派は「汚職体質」「反王室」というレッテルをはられている。それでもタクシン派が選挙で勝利したのは、「汚職」でも民主主義を失うよりはまし、という民意が働いたといえそうだ。
一度、昭和40年代の田中角栄や昭和天皇などをプレイヤーに、いまのタイ王国の現状を見立ててみたことがある。
今読んでみても、理解の一助になると思うのでよろしければ。
■王あれば、叛徒あり。タイ王国に挑んだ”角栄型革命家”は
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090417/p6
…うそかまことか分からないがどこかで確実に流布されていた噂を思い出す。それは「昭和天皇は、田中角栄のことが大嫌いだった(略)」・・・農村・低所得地域に”ばらまき”を行い、その支持を基に既成勢力に挑む。だが勝ち進み、頂点に手が届く際に、その向こう側に”王家”が・・・(略)
ひとつのシミュレーション小説だが、70年代末期、ロッキード疑惑を引きずりながら、政治的混乱に乗じて総理大臣再任の目が出てきた角栄だったが、栗栖統合幕僚長率いる自衛隊がクーデタを発動し・・・(略)だが、農村を中心に爆発的な「角栄支持デモ」が発生、徐々に暴徒化し、赤軍や全共闘の残党とも共闘・・・